ウディ・アレンらしい
妄想じゃないじゃない!
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『ミッドナイト・イン・パリ』『ブルージャスミン』のウディ・アレンが、『her/世 界でひとつの彼女』のホアキン・フェニックスを主演に人生の不条理を独特の哲学で描いたダーク・コメディ。共演には『マジック・イン・ムーン ライト』から続投となるエマ・ストーン。夏の日差しがきらめくアメリカ東部の大学に赴任してきた哲学科 教授のエイブ(ホアキン・フェニックス)は、真っ暗闇の中を生きていた。人生の意味を見失 った彼は、慢性的に孤独な無気力人間になってしまったのだ。ある日、迷惑な悪徳判事の噂を耳にしたエイブは、自らの手でその 判事を殺すという完全犯罪に夢中になっていく。かくして“奇妙 な目的”を発見した途端、あら不思議、エイブの毎日は鮮やかに 彩られ、身も心も絶好調に一変する。一方、エイブに好意を抱く 教え子ジル(エマ・ストーン)は、彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いていると はつゆ知らず、燃え上がる恋心を抑えられなくなり......。
妄想じゃないじゃない!
教授との二股も、殺人妄想も実行も ウディ・アレンらしく 軽い笑いとちょっと間の抜けたテンポで良いんじゃないかな。
陰鬱でいつも1人何かをうだうだと考えてそうな哲学教授、エイブ=ホアキン・フェニックス。あんな人が突然目の前に現れたら興味を持たずにはいられないだろうな。そしてその人物が、あることをきっかけにサイコパス全開に生きる喜びを取り戻し、道徳に背いた行動を犯してしまう。そこで今まで惹かれ惹かれてきた人がわからなくなり心がどんどん離れていく気持ちにもすごく感情移入できる構成でした。とんでもない事件を起こしてしまうのに、対象者のリサーチ時のホアキンがすごく楽しそうだった。わくわくしてしまったところで自分も共犯者だけど‥まさかの展開だったなあ。過去作品のアレに似てると思うことも度々ありつつ、ジャズマンのウディ・アレンの選曲センスあってこその演出は大好物。
エマストーンの目が大きすぎて怖いしホアキンフェニックスのお腹が出すぎで気になるし、だけどエレベーターに落っこちるシーンはアッとなった。 そのうち教授は死ぬんだろうなって中盤あたりから思っていたけどまさかあんな間抜けな死に方するなんて。もっと身体鍛えとけよ 、と思うくらいには余裕を持って楽しめる映画であった。 教授と生徒の恋愛を劇的に描かないのがさすがだよなあ。 描きたくなりがちなのに。 哲学なんてのめり込むもんじゃないよ。
人の猜疑心をコミカルに描いていてテンポが良い。 人が猜疑心を持ち始めるとーーの哀しくておかしさがこみ上げてくる
人生の悲哀を語るでもなく 溜息つくほどの美しさを描くでもなく それでいて絶望を嘆くでもなく まぁ、「ウッディ・アレンらしい!」と通っぽく言うのもアリだけど、なんていうかお金の余った高名監督の魔が差した趣味に付き合わされる以上でも以下でもない感じ。 辛口ですが。 思えば劇中では1度も笑うようなことがない自分が居ましたな。なんだかカップルで観ても、ちょっと観終わった後に会話の発展性がない感じ。 「エマ・ストーンはやっぱ、感情入ると目が大きくなって、唇も必要以上にトンがるよねぇ」ぐらいが関の山か。