救われたいわけではない
ここにいる。 ずっと。 今まで映画で使ってきた感情。 たくさんの映画で扱ってきた感情ではないもの。 もっと人間の奥の感情を提示して見せたと思う。 リーと元妻との会話。カットと声をかけた監督は泣いていたという。
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
マット・デイモンがプロデューサーを務め、『ギャング・オブ・ニューヨーク』のケネス・ロナーガンが監督・脚本を務め『ザ・ブリザード』のケイシー・アフレックを迎えて描く人間ドラマ。ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公が、兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーへと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく……。
© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
ここにいる。 ずっと。 今まで映画で使ってきた感情。 たくさんの映画で扱ってきた感情ではないもの。 もっと人間の奥の感情を提示して見せたと思う。 リーと元妻との会話。カットと声をかけた監督は泣いていたという。
ケイシーアフレックのファンが激増したであろう一作。 ・火の元には気をつけよう ・ケイシーは納得のオスカー俳優 ・パトリック役も助演男優賞ノミネート 大好物俳優ベン・アフレックの弟ということで、なおさら愛着が湧く。 製作陣に名を連ねているマット・デイモンが主演だとまた違った作品になっただろう。 しかしあの繊細で気の短いリーを演じられるのはケイシーなんだろうなあと思う。
淡々としていて暗めの作品だけど、所々笑えるとこもあって良かった。 現実では いくら時間が経っても辛くて向き合えないこともある。どうしようもなく逃げることしかできないときもある。そういう意味で、とてもリアルな映画だった。 リーが着ているTシャツ(バーで殴り合いした後に家のソファで寝てるシーン)にDUGOUTって書いてあるんだけど日本語で 防空壕って意味。 マンチェスター・バイ・ザ・シーはリーにとって辛すぎる場所であり、居たくないところ。安全なところにいたい っていうのが、あのTシャツからも読み取ったんだけど考えすぎかな... リーにとっての"防空壕"が、あのボストンで住み込みで便利屋をしているアパートの地下の部屋な訳で。dugoutって、防空壕の他にも"野球場での選手の控え席。地面より一段低くつくられている"って意味もあって、まさにリーの部屋は地下であり地面より低いから、個人的にはそこも納得しちゃって。
いつかきっと乗り越えてほしい 忘れることは出来ないのは当たり前でも 甥っ子との関係は生きることを諦めないキッカケになりそうで希望を残しているところがいい。
男心の深さが分かるよ。
2017.05.31@新宿武蔵野館
悲劇的過去を持つ男の物語だけど、大袈裟な展開はなく淡々としていていつまでも見ていられる不思議な映画。 見ているうちにケイシー・アフレックの淡々とした表情と自然な演技に引き込まれてしまう。 ライアン・ゴズリングと似た空気感がある。 この作品にも出ているミシェル・ウィリアムズとゴズリングが共演したブルー・バレンタインに作風が似てる気がした。
悲劇は悲劇として起こるけどそれが劇的に救われる訳でもなく結構ずっと辛く、遂にはギブアップする所がとても現実味溢れてて好き。 過去の映像への切り替わり方が絶妙で、リーへの感情移入を増長させた。
楽しそうな海でのシーンと実際の地味で質素なトイレ掃除のシーンを交互に持ってきて、あ、これが家族で離婚でもしたのかな?と思いきやもっと子沢山で子煩悩で、、映画を観進めるうちに主人公の人と性格がわかる。知った気持ちになる。なのに、一気に現実に引き戻される。ふわふわ浮いたものが高くなりすぎないようにいきなり引っ張られる不思議な感覚。そしてあまりにつらい現実を乗り越えるんだ!という映画的方向ではなく、現在の自分を見つめて現実的な選択をしていく。登場人物に悪い人がいないからこそ、この物語は深く重みがある。 私が彼なら同じ選択をするし、人生を諦めない為に導いた兄の気持ちもよくわかる。一言でおさめると「しょうがない」で全てが終わってしまうだろうけど、そこを真摯に受け止めた上で足掻こうとする人間のぶつかりに鳥肌がたった。
サイコーに心痺れる映画でした。 風景も人も😆 すべてまとめてちゃんちゃん❗️っていうお話が多い中 まさに丁寧にリアル拍手👏