ひと夏の淡い記憶
シャラメ演じるエリオの瞳がすごかった。 瞳の動きだけで哀しみや喜び、嫉妬や快楽が伝わってきてドキドキした。 オリヴァーに何度も「後悔してる?」と聞かれていたけど、きっとエリオはなにひとつ後悔していないはず。 悲しいラストとエンドクレジットですら愛に溢れていたと感じました。 北イタリアの美しい街並み、夏という季節に美しい男性たちの淡い恋の物語。 ただただ美しい映画でした。
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第27回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードにて作品賞・ブレイクスルー俳優賞を受賞した独立系映画。1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。眩しすぎる太陽の中で、激しく恋に落ちるふたり、しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてくる。
シャラメ演じるエリオの瞳がすごかった。 瞳の動きだけで哀しみや喜び、嫉妬や快楽が伝わってきてドキドキした。 オリヴァーに何度も「後悔してる?」と聞かれていたけど、きっとエリオはなにひとつ後悔していないはず。 悲しいラストとエンドクレジットですら愛に溢れていたと感じました。 北イタリアの美しい街並み、夏という季節に美しい男性たちの淡い恋の物語。 ただただ美しい映画でした。
シンプルに美しかったです✨ 写真として成立できるレベルのシーンや、恋による葛藤、幸福、絶望、俳優陣の表情と言葉などとにかく美しかった。 作中は男性2人の恋愛物語ですが、これは普遍的なものであり、恋をする人なら誰にでも当てはまる経験ばかりです。(ここが軸!!) 言葉にできない心の揺らぎ、両思いになったことの幸福、初体験後の恥じらい、別れの絶望など。 こういった経験に男女LGBT関係ない。 主人公は恋愛の中で、言葉で気持ちを表せないことが多く、言葉にできずに心の中でゲイであることの不安や、いけないことをしているのではという葛藤が起きている。 恋での不安 + LGBTの方々の不安を表しており、こういった心の揺らぎは見所の1つであると思います。 また母親の友人の本当に何気ない会話の中に、 "世界は変わる"と何度も言う場面がありました。 その通りだと思います。 昔は受け入れられなかったLGBTの方々も、現代社会では作中の父親のような考え方を持っている人が多いため世界的に受け入れられています。 これからも良い方向へ世界が変わりますように🙏✨ 個人的に1番好きなシーンはラストシーンでした!! 皆さんも好きなシーンありましたか😊?
鑑賞後のまずの印象は、タイトルの通り。 なんだか中途半端で、なんだかいまひとつ。テーマも描写もカメラワークも、そこそこいい。 俳優さんの演技については、とっても素晴らしかった。オリバーもエリオも、エリオの家族たちも、生のきらめきがあり、いきいきとしたリアリティがある。 観てからすこし経ってみて、感覚として残るのは、わたしの中で大きく2つ。 1つは、純粋で繊細でうつくしい恋や愛のきらめきのようなもの。 しかも、それを多感な青年期のできごとの一環とすることで、より脆く感情的な登場人物たちの心の機微が鮮明に伝わってくるような気がする。 同性愛をとりあげながらも(それなのにも関わらず、なのか、だからこそむしろ、なのかはわからないけれども)、というところも、彼らの感情や行動を、純粋なものに感じさせた。 ここまで書いていて思い出すのは、2年前の「ムーンライト」。ここ数年の映画の中でも圧倒的だった。 今回の映画になんとなく既視感がありながらも、いまひとつ物足りなさを感じてしまうのは、この映画の存在も大きいのかもしれない。 もうひとつは、ひと夏の恋、のような淡い甘酸っぱさ、ほろ苦さ、みたいなもの。 ここまで恋と愛を伝え合い育んできたのに、それが実ることはない。 ハッピーエンドの映画がたくさんあるのも事実だけれど、現実はうまくいかないことの方が多くて、きっとわたしたちはそんなやりきれなさや喪失感や悔しさを、消化(もしくは昇華?)しようと時間を経る中で、記憶を美しい物語にしたいのだとおもう。 そしてまたこれも、今回の映画は「月とキャベツ」を越えられない。すこし古い映画だが、このみずみずしさを越える映画は今のところ見つかっていない。
ストーリー、人物、音楽、セリフ、風景。 詩集の物語を読んでいるように、爽やかに、そしてじっとりとした映画でした。 ネタバレになるので、詳しくは言えませんが。 ただの一夏の恋。ではなく、役の裏にある人生や、気持ちの揺れ動きが、お互いに本当の意味での初恋だったのだな。と思いました。 注目して欲しいのはそこだけではなく、劇中で散りばめられている「寓意的な表現」である。 ストーリーとは直接関係ない、物、虫。 「ある意味を、直接には表さず、別の物事に託して表す」表現が散りばめられているのだ。 見た後に考察してしまい、そしてまた見に行きたくなる。そんな一本です。
美しく眩しい北イタリアの避暑地で‥‥ 前半はひたすら ああもどかしい!狂おしい! 主演のエリオとオリヴァーの 感情の押し戻しなんかが すごく丁寧に描かれていて 眼福とともにうずうずします。 ああやってあちこち寄り道して 紛らわせないと、自分を保てない感情を 2人は内包していて、 それが成就されたときの悦びって 観客もきっと同様で。 遅ればせながらの鑑賞でしたが やっぱり美しいという言葉は欠かせない。 その後、期限ある恋愛の 押し寄せるかのような痛みに ひりひりしたけど、 エリオの父親の言葉には あり得ない愛情が詰まっていましたね。 なんとなく、あの役を担うのは 母親役であろうと思うのですが、 あえて父親というところが斬新。 エンドロールのエリオの表情が 穏やかすぎるとは思ったけど (自分に置き換えると物凄くショック)、 彼の成長が見てとれて、 「すべてを決して忘れない」という 言葉の重さと2人の深い絆あってこそ。 果汁したたるアプリコットのシーン、 そのあとのオリヴァーとの戯れと 痛みの分かち合い、大好きなくだりですが アプリコット‥女じゃ無理だ。 女に立ち入りどころのない関係だ。 と思い知らされました。 タイトルの意味の解釈も きっと人それぞれでしょうね。 わたしは“あなたになりたい”、 それくらい愛してる、 の表現であろうと思っています。 この作品、こんな文章じゃ とても言い表せない。 とにかく主演2人の、 とくにティモシー・シャラメの 言動、表情から読み取れるシーンが 本当に切なく苦しいんですよね。 あのシーン、このシーン、と 人と話したくなりますが 話がエキサイトしすぎて 音量が上がらないように気をつけます。
時代のせいもあるのでしょうが、ラストにそんな事が⁉と。 彼らどちらの気持ちも痛いほどわかります。
胸がグッとなる映画でした 予想していたよりもはるかに良かった! ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーの演技が素晴らしい👏 とくにエンディングのティモシーはなんともいえない感じでとても良かった イタリアの風景もすごく綺麗で2人ともマッチしてて素敵でした✨ あの景色は映画館のスクリーンで見るべきだなと思いました! なかなか見終わったあとのこの心情を言葉に表すのは難しいけれど、久しぶりにグッとくる映画でした! 今年見た中で1番良かった!! この感じは見ないとわからないと思うのでぜひ多くの方に見てほしいなと思いました 見終わったあとはゆっくり余韻に浸りたくなったので、夜に見るのがオススメです!!!☺ 見終わったあとからじわじわきます(笑)
何度も観たいと思うけど、もう観たくないとも思わせる作品! 感情を揺さぶられすぎて苦しくなります。 映画の中のすべてが美しいです! 今年観た映画の中で確実にいちばんと言えます!
白人イケメン2人の一夏の淡い恋。好みの問題だけど、いい意味でも悪い意味でもインスタ映え映画感も否めず、ひねくれた私にはあまりにもキレイすぎました。
光がいっぱいの何とも眩しい映画でした。 オリバーは仕掛けたり引いたりと、気持ちの揺れが激しく、オリバーの心が時に見えなくなり不安にかられ膝に顔を埋める姿のエリオを見るのは胸が締めつけられる。 エリオは自分の気持ちに戸惑い、取り扱おうにも未熟で、女の子と付き合ってみたり、オリバーに対して無関心を装うなどの行き当たりばったりな行動を取る場面があり、その率直な行動は、不快さよりも母親目線で見守ってしまった笑 気持ちが通じた後のエリオは、全身全霊で、それこそ心って物理的に触れるんじゃないかと錯覚を覚えるほどの質感で持ってオリバーに明け渡し委ねる。 その姿を見ているのはとても温かい気持ちになる。 しかし、この夏だけの恋。 心も体も無防備に明け渡せる程の相手だ。 別れはまさに伸ばした手を切り落とされたかのような心の痛みを味わう。 もう何も感じたくないと願うエリオ。 それでも父は言う「痛みを葬るな」と。 痛みをなかったことにすることは、心の質量が確実にすり減り、その後の人生を味気ないものにしかねない。 その事に私も今更ながら気付かされた。 誰もが憧れ手に入れたいと思うものがこの映画にはすべて込められており、ずっと幸せでした。 理想の両親、友人に囲まれ、また、イタリアというロケーションに、私もしばし日常を離れ、彼らに身をゆだね、監督のいう普遍的な感情の揺らぎと人生の喜びを体感しました。 今の時点で、今年のベストです。