クラシック音楽の余韻
殺人事件の犯人を追うミステリーかと思いきや、メインテーマはそこではない。 1990年代、社会主義から経済的に資本主義を取り入れだした時代の、不安うずまく暗い雰囲気が全編から伝わる。 曇天、雨、殺人、そこにからむクラシック音楽。 エンターテイメント映画としてとても楽しめた。 バランスの良さに、中国映画では有名な監督かと思いきや、まさかの初監督作品。 これからの作品にも期待。
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監督は本作で長編デビューを果たすドン・ユエ。刑事に憧れるあまり狂気の際まで踏み込む主人公をTVドラマ 「項羽と劉邦」のドアン・イーホン、物語の行方を左右するヒロインは、『修羅の剣士』のジャン・イーイェンが務める。1997年。中国の小さな町の古い国営製鋼所で保安部の警備員をしているユィ・グオウェ イ(ドアン・イーホン)は、近所で起きている若い女性の連続殺人事件の捜査に、刑事気取りで首を突っ込み始める。警部から捜査情報を手に入れたユィは、自ら犯人を捕まえようと奔走し、死体が発見される度に事件に執着していく。ある日、恋人のイェンズ(ジャン・イーェン)が犠牲者に似ていることを知ったユィの行動によって、事態は思わぬ方向に進んでいく......。
殺人事件の犯人を追うミステリーかと思いきや、メインテーマはそこではない。 1990年代、社会主義から経済的に資本主義を取り入れだした時代の、不安うずまく暗い雰囲気が全編から伝わる。 曇天、雨、殺人、そこにからむクラシック音楽。 エンターテイメント映画としてとても楽しめた。 バランスの良さに、中国映画では有名な監督かと思いきや、まさかの初監督作品。 これからの作品にも期待。
フィルムノワール的な雰囲気を醸しつつ。 物語の大半を占める過去パートは、終始重く暗い印象。モヤモヤとした閉塞感が続く印象。 主人公ユィにとって、あの時何が起こっていたんだろう。
武蔵野館にて見ました。 中国映画が増えていました。
素人が首を突っ込むととんでもない事になるんだぞと言う事を暗示している作品なのかと感じました。 後味がとても悪かったです。
2017年の東京国際映画祭で鑑賞し、良かったので新宿で公開初日に再度鑑賞。普通の男がじわじわ狂気じみていく様子に引き込まれる。発展途上の中国のホコリっぽさや降り続く雨がいい感じ。
久々の(「グレート・ウォール」以来?)中国映画。だが、このジャンルのは初めて。いやぁ、スリリングでした。香港返還間際の、まだ劇的な経済発展前の閉鎖的環境、Hopelessな人達とやるせない気持ちが相まって鑑賞後どんよりしてしまった。もう一回観てあれこれ確認したい。 作中ずっと雨が降っているが、ドライヤーで乾かすシーンが唯一幸福感に包まれていたような気がする…。
昨年の東京国際映画祭で注目されていた作品.初監督作品で作品の内容だと評価を受けるのも納得、鑑賞しているとまん中にズッシリ重い石のような物が置かれているような印象を受け話が進んでいくのと一緒に観ている人間がスクリーンの中の主人公になり探偵になっているような気分になるストーリーはよくありそうな感じはするのだが様々な視点で深読みして解釈できるように創られているような気がした俳優の目の表情など注目 雨とカッパ姿、妖艶な雰囲気ハラハラ最後は?となった.
1997年中国/香港返還と不況が人々の不安を煽る中、小さな街で起きる連続殺人事件。 独自捜査する工場警備の男は闇に魅せられ、事件に執着する。 強すぎる正義は視野を狭め、陽が射す方向を見誤る。 身の程を知るための喪失。嵐は罪をも隠す。