人種差別
黒人に対する人種差別はやはり根強い。 アメリカではアジア人もしかり。仕方がないのかもしれない。
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アカデミー賞®作品賞受賞作である『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督がメガホンを取った本作。主演を務めるのはオーディションで抜擢したキキ・レイン。さらには『栄光のランナー/1936ベルリン』のステファン・ジェームスを迎えて1970年代NYハーレムに生きる若い二人の愛と信念を描く。1970年代、ニューヨーク。幼い頃から共に育ち、強い絆で結ばれた19歳のティッシュと22歳の恋人ファニーは互いに運命の相手を見出し幸せな日々を送っていた。そんなある日、ファニーが無実の罪で逮捕されてしまう。二人の愛を守るため、彼女とその家族はファニーを助け出そうと奔走するが、そこには様々な困難が立ちはだかる……。
黒人に対する人種差別はやはり根強い。 アメリカではアジア人もしかり。仕方がないのかもしれない。
辛い現実を映す映像の美しさ。
『ビール・ストリートの恋人たち』、鑑賞。 『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督によるドラマ作品。人種差別に立ち向かう黒人男女の純愛をリアルに描いた。 アメリカの黒人作家ジェームズ・ボールドウィンによる『ビール・ストリートに口あらば』を原作とし、今回映画化されるに当たって、改めて邦題がつけられている。 『レイ』でレイ・チャールズの愛人マージー役を演じたことでも印象を残したレジーナ・キングは、本作でアカデミー助演女優賞に輝いている。特にレイプされたという女性から話を聞くシーンの歯がゆさ加減がたまらなかった。 『トランスポーター イグニション』での主演、今年は『アリータ:バトル・エンジェル』でのザパン役と活躍中のエド・スクラインは実際に登場する時間こそ短いが、嫌いな白人警官ランキングでもトップクラスの印象を残している。 また、全編を通して黒人音楽ジャズが非常に効果的に流れているが、その音楽を手がけたニコラス・ブリテルは、近年多くの話題作を手がけており、今後映画音楽の中枢を担う逸材だ。 後味は決してよくないものの、リアル志向ゆえのメッセージ性を強く感じた。
試写にて。 前作「ムーンライト」は鑑賞済み。前作同様美しい映像と音楽が素晴らしい。が、相変わらずテーマは軽くない。ファニーとティッシュの若い2人の恋愛を丁寧に描きつつ周りの人物と絡めてその当時の黒人差別の酷さを浮き彫りにしていく。その演出は流石としか言い様がない。 幸せを噛み締めつつ少しずつ前に進もうとする2人の様子が美しければ美しいほど容赦ない現実、冤罪で捕まったファニーを助けたくても為す術もない様子に心が痛む。原作は未読だが、1970年代の様子をある程度再現しているのだなと思うと言葉も出ない。ここまでとは。 それと、演出が美しいのは良いが何度も繰り返されると感動も薄れてしまう…気も。またスポットをあてる人物を絞りすぎな気も感じなくはないかな。
普段恋愛の映画なんて観ないのだが、なんだか無性に観たくなり前売り券買いました。 なんて言うか…考え方が子供過ぎて、オジさんにはやっぱり辛い映画になってしまいました。 もっと恋愛に夢を持っていた頃に観ていたら、楽しめたかもしれません。
「1970年代のアメリカの白人は、黒人に対してこんなに酷くてクソな差別をやっていた」という訴えが前面に。 テーマはすごく大事だけど、無実の罪で逮捕されるというつらいところから始まって、つらいまま続く。 白人クソ警官さえいなければ、こんなに幸せな日々だったのに…という回想が時折インサートされ、つらさ倍増し。 ストレスからの解放をずーーーっと待ってて、解放されない。 これ、観てるこちらがつらい。 あ、アカデミー賞で助演女優賞をとった主人公の母親役、レジーナ・キングの演技は素晴らしかったです。
白人社会の不条理をよ見せてくれているけど、最近とくにこんなテーマの映画が多くなったと思う。いまだ過去のこととして清算できない隣国の映画のようにならなければいいが。
どの場面も絵画の様に美しくて胸を打つのだけれど、そこから滲み出る静かな怒りは言葉少なに多くを語っていて。ときおり主人公たちが見せる「小さな幸福」な場面ほど泣けてきて仕方なくて。「わたしはあなたの二グロではない」をもう一度観よう。
ティッシュとファニー❤️ とても魅力的な二人! 無垢で純粋で、 満ち溢れた愛情と、 例えようのない、 清廉な生き方。 素晴らしいと感じた。 更に、 幼い頃から 愛しあってた二人。 この二人の子供時代の 回想シーン、 入浴シーンでは、 全く違和感のない、 ティッシュとファニーが 確かにそこにいたこと。 胸を打たれた。 やがて、 ファニーは無実の罪で投獄される。 ティッシュは孤独の中、 愛ある自分の家族に護られ、 一粒ダネの男の子を産み落とす。 この子が又、 本当にファニーに瓜二つ。 ここで又感動。 比較的、 洋画には少ないが、 似ていない子役などが 出てきてがっかりすることなど 多々あるなか、 この辺りも秀逸だった。 最後に思いきって、 恥ずかしながら、 ティッシュとファニーの ロストバージンの場面は 自分の若かりし頃と、 シチュエーションが 本当に酷似していて、 ティッシュと自分が オーバーラップして思わず泣いた。 懐かしくもあり、 恥ずかしくもあり、 恋をしていた…、 あの若かりし頃と 言うか、 まだあどけなさの残る少女であった 私自身を回想して泣けた。
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今年のアカデミー賞で脚色賞、助演女優賞、作曲賞の3部門にノミネートされている作品 「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督の作品 前作の雰囲気そのままに 知的で、力強くて、美しい映画だった 1970年代のハーレムで生活するティッシュ(キキ・レイン)とファニー(ステファン・ジェームズ) 幼い頃から友人同士だった彼らは、大人になると愛し合うようになる やがて二人は、将来について考えるようになるが、そんな幸せの絶頂にいる彼らを地獄へ突き落とすような事件が起きてしまう ファニーは22歳、ティッシュは19歳 そんな若い二人に、次から次へと試練がやってくるのだ ファニーは身に覚えのないことで逮捕され、挙げ句の果てに刑務所に収監されてしまう そして、その後間もなくティッシュの妊娠が発覚 それがもしも自分の身に起きたらと考えたら、絶望的な気持ちになってしまう しかし、この映画のティッシュとファニーは、絶望的な状況でも、希望を失わず、常に毅然としている その強さが美しくていい そんな彼らの姿を観ていると とても悲しいことだけど 「人種差別を受けるのは当たり前」で、それは生まれついた運命として受け入れているように見える その上で、たとえ尊厳を傷つけられても、人間としての誇りを最後まで失わずに生きている その強さが美しいのだ ビール・ストリートとは、音楽の街メンフィスのメインストリートの名前だという その通りでは、多くのジャズミュージシャンが生まれてきた ビール・ストリートは、そこで、多くの偉大なる黒人アーティストの誕生を長い間見守ってきたのだ もしも、そんなビール・ストリートが、ティッシュとファニーを観たら、何と声をかけるだろうか 彼らは、どんなに尊厳を傷つけられても屈しない生き方を誇りにするべきだ この映画は、昨年のアカデミー賞で話題になった「スリービルボード」にも、通じるところがある つまり、1970年代も、現代も、人を人種によって判断する差別主義者が存在するということ しかし、そんな人間に負けることなく、誇りを失わずに毅然として生きることの美しさを感じる作品だった 本当に素晴らしい映画なので、ぜひ、多くの人に観て欲しい作品
「ムーンライト」でアカデミー賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督最新作「ビール・ストリートの恋人たち」。既にゴールデン・グローブ賞においてレジーナ・キングが助演女優賞を獲得して話題の作品だ。 70年代のハーレム。家庭内暴力もなく、ドラッグもなく、教育も受けている、黒人家庭が舞台。黒人社会を描く映画というと、バリー・ジェンキンス監督の前作「ムーンライト」もそうだったが、家庭環境も悪く、友人関係も犯罪と隣り合わせであるなど、最下層であることが多いが、そういう意味ではあまり見ない「中流」を描いていて、視点自体が新鮮。 と思ったら、鑑賞後にプレスを読んで知ったのだが、公民権運動であのキング牧師と共に闘った作家ジェイムズ・ボールドウィンの同名小説が原作。バリー・ジェンキンスが映画化を切望し、「ムーンライト」と同時期に脚本を書き上げていたのだが、当時は叶わなかった映画化が、「ムーンライト」の成功が可能にしたのだと言う。 ポスターのイメージ通り、美しい黒人カップル、ティッシュとファニーのつつましくも幸せなロマンスが微笑ましい。22歳と19歳という若いカップルながら、ティッシュがふたりの子供を身ごもり、このまま幸せが続くのかと少々不安に思って見ていると、やはり不幸が彼らを襲う。無実の罪でファニーが逮捕されてしまう。ティッシュは母シャロンと共にファニーの無実を証明するために立ち上がるが… アメリカの司法には詳しくないが、被害者であり、重要証言をした張本人が行方知れずでその証言の信憑性が疑われているというのに、その被害者を探すのも、証言の真偽を正すのも、裁判で訴えられている加害者側が全て自費で行わなければ誰もしないというのが信じられない。 まあ、要するに、黒人は「疑わしくは厳罰」ということなんだが、息子の無実をはらすための金を工面するために、親が犯罪に手を染めるという本末転倒も、黒人社会の不幸の連鎖が哀れでならない。 そして娘の恋人の無実を晴らすために奮闘する母シャロン役のレジーナ・キングの熱演も見逃せない。 「デトロイト」とか「フルートベール駅で」ほど悲惨で過酷なわけではないけれど、真っ当に生きているだけでも不当に扱われ、どこから不幸が降ってくるかわからない。 劇中に「地獄に生きたなら、私たちの子供たちは自由に生きられるかもしれない」なんて言葉があった。この作品は70年代、公民権運動後の世界だが、再び人種的偏見が拡大している現代とも驚くほど通じるものがあるという。 差別や偏見に屈することなく愛を貫くふたりを描いた哀しくも美しいラブストーリー。主演の新人キキ・レインがたいへん魅力的だった。 *ティッシュはデパートで唯一の黒人店員。香水売り場にマネキンのように立たされている。店が如何に先進的かということの宣伝のために雇われているのだそうだが、こういうのを「偽善」というにだろうな。
主人公二人のピュアさ・映像美・ムーディーな音楽が、厳しい世界を生きる恋人達の悲しみを盛り上げます。美しい雰囲気が良い感じの作品。でも物語が問題視するテーマには深ーい闇が感じられます。