☆3.6
役者の演技は大変良かったし、政治や社会問題を描かない無責任なエンタメ業界がようやく取り上げたテーマとして社会的意義があったと思う。 ただ演出はやや安っぽかった。 内調はあんなに暗い部屋ではないと思うし、悪く見せようとする表現が安直に感じられた。普通のオフィスでも田中哲司が十分不穏な空気は作れたしその方が不自然さはなかったと思う。
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東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案に、『デイアンドナイト』の藤井道人監督が権力と対峙する報道メディアの姿を描く。東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母 のもとアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調 査室の官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュー スのコントロール。愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。2人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる。
役者の演技は大変良かったし、政治や社会問題を描かない無責任なエンタメ業界がようやく取り上げたテーマとして社会的意義があったと思う。 ただ演出はやや安っぽかった。 内調はあんなに暗い部屋ではないと思うし、悪く見せようとする表現が安直に感じられた。普通のオフィスでも田中哲司が十分不穏な空気は作れたしその方が不自然さはなかったと思う。
苦しかった。日本国民として自分はただただ無知なのでは、と、恐ろしくなった。 「この国の民主主義は形だけでいいんだ」という言葉がすごく印象的。政治は私たち国民のものなのだから、私たちが耳を澄まして、動かなくては。 松坂桃李さんは、こういう影のある役がよく似合う。善悪の狭間で揺れるかんじがぴったり。
見る前からきっとそうなるって分かってたけど、想像以上のざわざわ感と疲労感 日本の日の当たらない部分を表現する映画はいつもこんな気持ちになる シム・ウンギョンさんの瞳がどこまでも綺麗だった 最後の桃李くんの瞳と対照的すぎてもう
素晴らしいと言えば、とても軽く聴こえてしまうかな。よくここまで切り込んだなと感心せざるを得ない。実際、日本人の女優を使えなかったという裏話もあるようだが、こういう作品が日本から生まれて本当に良かった。パラサイトがアカデミー賞をとった歴史的快挙のこの年に、この作品が日本アカデミー賞をとった。これも歴史的快挙なのではないかと思う。
シム・ウンギョンは間違いなく良い役者だなあという感動とともに、内容は正直ついていけない。
とんでもないモノを観てしまった 誰もがどこかで知っている でも決して肯定派しない 政治、社会の理 その全てが現れているようで 興奮か恐怖か、はたまた歓喜か、 エンドロールが終わってからも ため息と震えがとまらなかった メディアで一切取り上げられなかったのも肯ける 社会に生きる私達はこの作品から目を背けてはいけない
演出のためでしょうか、手持ち撮影風の画面揺れが多く酔ってしまいました。気持ち悪くなって途中で断念。残念。
再上映してくれてるのを知って即、劇場へ。 問題作の定義はよく分からないけど、今作がそうだと思った。 どこかの国とそっくりで、何度も「これってフィクションだよね?」と自分に確認しながら。 主演女優の方が日本アカデミー賞を受賞したのは知ってたけど、どなたかの投稿で、内容が内容だけに主演女優の引き受け手が居なかった為に、日本人ジャーナリストと韓国人とのハーフという設定で、韓国女優のシム・ウンギョンさんに決まったとの事。 少し辿々しい日本語で懸命に取材をする姿や、遺族に心ない質問を投げかける記者に立場を超えて抗議する姿。 その辿々しさがかえってリアルで感情的で心に響いた。 この監督の前作『デイアンドナイト』もインパクトのある作品だった。 人間の側面にあるダークサイドを描いた作品で、こちらでもすっかりヒール役が板についた田中哲司さんの演技は静かで凄みがあって、怖かった。 松坂桃李さんの自分の中の正義感と戦う苦悩の姿は確かな演技力を実証していた。 終盤で郵便物の溜まったポストを開けるシーンでは思わず 「えっ!」と声を上げてしまった。 日本の一国を守る気持ちと、自分の家族を守る気持ちはイコールであって欲しい。 真のジャーナリズムを描いた、ジャーナリスト魂の宿った作品。 劇中のネット討論がとても良かった。 その番組のMCが原作者と知り、そちらも見たくなりました。
映画自体はタイムリーなテーマで面白いが、私には結末がアヤフヤでよくわからんかった。観客に想像させるという手もあるのだろうが、主人公が最後に何を選択したのかは大事なところ。まさかあれだけの重大なことをしでかした人間が、あの程度の脅しでうろたえて怯むなんて結末じゃないでしょうね! 原作があの望月記者なので、正義を貫く映画にはならないか?
非常に現実的な感覚とかぶって見えるね。観ないと損〜