とても考えさせられました
ハンディを持った方たちの独り立ちをすることの難しさや、性への目覚めなど日常が赤裸々に描かれており、知りえなかった部分を考えさせられました。 主人公の彼女の想いも、過保護になってしまう母親の思いも、どちらにも共感ができ、苦しくもなりました。 主演の方は一般応募とのことですが、体当りの演技が素晴らしかったです。
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2019年2月に開催されたベルリン国際映画祭のパノラマ部門の最高賞となる観客賞と国際アートシアター連盟(CICAE)賞をW受賞した監督・HIKARIの初長編監督作。自己表現を模索しようともがく中で、様々な人たちと出会い、思いもよらない展開でドラマティックにある一人の女性の成長を描く。主演は、身体に障害を持つ女性たちを日本全国で一般公募し、約100名の応募者の中から監督に見出された佳山明が務める。23歳の貴田ユマ(佳山明)の職業はゴーストライター。彼女は生まれた時にたった37秒間呼吸が止まっていたことが原因で、手足が自由に動かない身体になった。親友の漫画家のゴーストライターとしてほっそり働いており、自分の作品として出せないことへの寂しさや歯がゆさ、そしてシングルマザーでユマに対して過保護になってしまう母・恭子(神野三鈴)との生活にも息苦しさ感じていた。自分にハンディ・キャップがあることをつきつけられる日々の中、独り立ちしたいという一心で、自作の漫画を出版社に持ち込むも、女性編集長に「人生経験がない作家に、いい作品は描けない」と一蹴されてしまう。その瞬間、ユマの中で秘めていた何かが動き始める。これまでの自分の世界から脱するため、夢と直感だけを信じて、道を切り開いていく……。
ハンディを持った方たちの独り立ちをすることの難しさや、性への目覚めなど日常が赤裸々に描かれており、知りえなかった部分を考えさせられました。 主人公の彼女の想いも、過保護になってしまう母親の思いも、どちらにも共感ができ、苦しくもなりました。 主演の方は一般応募とのことですが、体当りの演技が素晴らしかったです。
フィクションなので、ん?と思うストーリーもありますが、生活、自立の問題、性のめざめはどうする、身体が不自由なら精神の自由を諦めるの?などリアルに近いと思う。 コピーにある、自分で制限していた、心の自由はそうだけど結局誰かの手を借りないと行動もできない。母親と喧嘩したお風呂の場面を考えても毎日ずっと生きている限り。お化粧するときこの色じゃ嫌だも言えないという実際の方の話も昔聞いた。知ることは大事だと思う。
お母さん役の役者さん素晴らしいです! あと渡辺まきこさん、カッコいい!
HIKARI監督の才能に敬服。 コロナ禍と公開が重なり、上映舘が伸びなかったのは残念。2月だけで2回観ました。再上映を望む。日本アカデミー賞にノミネートされるべき作品。
新進気鋭監督HIKARIによる、ベルリン国際映画祭で初の二冠を獲得した日米合作ドラマ。 出生時にたった37秒間呼吸が止まったことで脳性麻痺となったユマ。過保護な母親に嫌気が差してきた23歳のユマは、自身が描いたエロ漫画を編集部に持ち込むが、性体験がないことからリアリティのなさを指摘される。これをきっかけに、彼女の人生は大きく変化し始める。 主人公のユマは、オーディションで選ばれた演技初挑戦の佳山明が演じた。 朴訥とした雰囲気と特有の声が作品の「リアリティ」を高めていく。観ていくうちに、ドキュメンタリーにしか見えなくなっていった。 ユマに共感するか、母親に共感するか、いろいろな立場で考えながら観るとさらに興味深い。 タイでの双子の妹との件で涙腺崩壊。「私がこうなってなかったら、お母さんはもっと違う人だったのかもしれない」 この旅は、生き別れた妹と同時に、自分や母親と向き合う機会でもあるのだった。
女性の性欲、障害者の性欲は無いものとされがちです。 今回の主人公は生まれた時から下半身麻痺で車椅子生活の女性。経験はないものの、AVを参考にエロ漫画を執筆しデビューを目指しています。 散々綺麗になるとか彼氏ができるとかそういったありがちなハッピーエンドのフラグを立てるものの一切回収しません。ここに私はぐっときました。 主演女優は実際に車椅子生活をしている佳山明さん。彼女の演技が素晴らしいです。全脱ぎのシーンにも果敢に挑戦されています。最初は脱がせる必要あるの?と思いましたが物語が進んでいくと理由がわかるはずです。
私のいとこも障害を持っており車椅子でした。 子供の頃から一緒に遊んでいましたのであまり人と違うということを意識せず、足が遅いとか、背が低いとかと同じように私は単なる個性として捉えていました。 ただ病気の進行があり、車椅子に乗ることはもちろん、だんだん一緒に遊んでいたゲームもできなくなり、30歳になって旅立ってしまいました。 最後は息をするのも苦しくて、若くして逝ってしまったのをずっとどこかであわれんでいたのですが、人を羨むでもなく、穏やかな笑顔で天国に逝った姿がスクリーンの彼女に重なり、何も考えずに遊んでいたあの頃が蘇り、泣きながら笑っている自分がいました。 特別じゃない人が見る作品です。
一つ一つの言葉の重み、人のリアルな部分が上手く表現されていて最初から最後まで引き込まれて、中盤からずっと涙目でした。渡辺真起子さんステキだったなぁ。
観賞後、『“幸せ”ってこういう時に感じるんだなぁ』と思った。
観ないと損しますよ!!