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ノマドランド ポスター

ノマドランド

3.9 108分 2021/03/26 公開
ドラマGアメリカ
チケット予約

あらすじ

大きな反響を生んだ原作ノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」(ジェシカ・ブルーダー著/春秋社刊)をもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめるロードムービー。ネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)。彼女の選択はキャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことだった。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく……。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
クロエ・ジャオ
キャスト
フランシス・マクドーマンド/デヴィッド・ストラザーン/リンダ・メイ ほか
配給
ディズニー

クチコミ

どするん ネタバレ

絶対的貧困と相対的貧困

- 5年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

淡々と物語は進むが、その中でも多くの葛藤がある。 日本人には文化的に理解しにくいが、だからこそ価値があるのかもしれない。 作中で教え子から「ホームレスなの?」と聞かれ、 「ホームレスじゃない。ハウスレスだよ。」というシーンがある。 ホームレス支援をしていた身からするとまさにこの言葉が本質的に感じた。 今作でも、ファーンは携帯を持ってるし、家に住もうと思えば家にも住める。お金が潤沢にあるわけではないが生活は出来てる。あえて自らあの環境を望んでいる。 でも、夫を失い、街を失い、仕事も失った彼女はどこか空虚な日々を過ごしているように見える。彼女にとっては快適なゲストハウスよりもキャンピングカーがホームなわけで、たまに会うノマドたちが家族なんだと思う。心の穴を補い合っている存在なんだと。 だから、物質的な家はないけど、ホームはある。 誰か人との繋がりを持てていることが重要なんだ。 物や情報にあふれた今の日本を貧困国だと思う人は少ない。 ただ、幸福度ランキングみたいなもので日本が上位に来ないのは相対的貧困国だから。 食べるものがない、飲み水がない、住む場所がない、生活に必要な物資がないといった絶対的貧困ではないが、人との繋がりは希薄になり、目に見えにくい心の貧困に陥っている。 他人事に感じてしまう内容かもしれないけど、 当たり前のように学校に行き、会社に入り、結婚をして病院で死んでいく生活よりもノマドたちの方が己の人生に向き合って懸命に生きてるように感じた。 幸せの尺度は一人ひとり違うけど、 今ある価値観を疑ってみることも 人生を豊かにする一つの方法なのかもしれない。 追記 アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞 おめでとうございます。

だるまん

日本人にはちょっとわからないかも

- 5年前
アメリカの田舎を車中泊で暮らす人達の話だけど、日本人にはちょっと理解できないのかもしれません。 私の父もリタイア後は、愛犬と一緒に車中泊で全国を旅するのが趣味でした家に帰ってきては、ハイエースを改造して楽しんでいました。 日本全国の道の駅… 続きを読む

アメリカの田舎を車中泊で暮らす人達の話だけど、日本人にはちょっと理解できないのかもしれません。 私の父もリタイア後は、愛犬と一緒に車中泊で全国を旅するのが趣味でした家に帰ってきては、ハイエースを改造して楽しんでいました。 日本全国の道の駅で色々な人と出会い、特に北海道で出会った方々とは毎年のように道の駅で再開していたようです。 そんな父も、自宅で心不全で急死して、この後も全国の色々な方が父の携帯に安否確認の連絡を頂き、思い出話をされるので、良い人生だったのだと思っています。 ただ、、、この映画とは似て非なる話だと思います。 アメリカにはこういう生活をされている方々がいるのですね。ただ、ホームレスではない幸せな生活なのかも知れません。 アメリカの社会と、大自然の風景は憧れさえいだきますが、日本人の自分には理解はできないかもしれないかと。へぇー、、とは思うけど、感動とは違います。

usato

根源的な問題 

- 5年前
ドキュメンタリーのようなロードムービー。サブプライムローン問題をベースにした作品は結構あったと思うのだけど、その問題というより、人間の根源的生き方を問うてる作品。 こんな世の中になって、自身の生き方に向き合った人は少なくないと思う。私自身、… 続きを読む

ドキュメンタリーのようなロードムービー。サブプライムローン問題をベースにした作品は結構あったと思うのだけど、その問題というより、人間の根源的生き方を問うてる作品。 こんな世の中になって、自身の生き方に向き合った人は少なくないと思う。私自身、子育てもほぼ終わり、一人暮らしをしているので、他人事には思えなかった。 他人に気を遣って人間関係の中に埋没する事で自分の生を感じていた日々からドロップアウトした身である。このアメリカでの生活には及ばないが、私もきっと、どこにいても、揺るぎない他人のいる空間に気後れしてしまうので、孤独の悲哀の中にいて、その気楽さを手放せないから、この先の人生を模索し続けている。 これからの生き方としての選択肢を提示されてる気がした。ただ、観る人を選ぶので沢山の賞を得たというのは、不思議ではある。

ぱリ

どう生きていくか

- 5年前

発作的に予約した映画 予備知識なしで鑑賞 とてもよかった 先日友人が急逝し 「生きること」について考えている これからどう生きていくか 考えねば

みどり

本当の孤独とは一人でいる事ではない

- 5年前
3/28 109シネマズ湘南  タイトルはお笑い芸人のひろしさんの言葉。 鑑賞中、ずっとこの言葉がリフレインしていました。 主人公ファーンには常に仲間がいて、一人の時も心には旦那さんがいたはず。 劇中は物悲しい空気が常に漂っていましたが… 続きを読む

 3/28 109シネマズ湘南  タイトルはお笑い芸人のひろしさんの言葉。 鑑賞中、ずっとこの言葉がリフレインしていました。 主人公ファーンには常に仲間がいて、一人の時も心には旦那さんがいたはず。 劇中は物悲しい空気が常に漂っていましたが、本当の「孤独」ってこういうのじゃないと思わせてくれます。 因みにひろしさん曰く、孤独とは、 「大人数で盛り上がっている話題に入れないとか、パーティーで誰からも話しかけられない状況」 だそうです。

ヒロケン

無題

- 5年前

ノマドライフという言葉が少し前に流行った。何にも捉われず自由に生きるスタイルというイメージだった。おそらく、そう言うイメージを抱いてる人も多いのではないだろうか。現にそういう生活をしている人もいる。 ただ、ここで描かれてるノマドとは、むしろその逆であった。過去に捉われ、すごく荷物が多い人たちだった。 切なく淋しい映画だった。

たませ

自分の人生を生きている人たち

- 5年前
何にも囚われず、生きるために移動をするというノマドの生き方は過酷であるが、とても人間的な生き方であると強く感じさせられた。 ノマドな暮らし方はなかなか出来るものではないが、人間的に生きていくことは可能なのかもしれない。それは、自分の意思で行… 続きを読む

何にも囚われず、生きるために移動をするというノマドの生き方は過酷であるが、とても人間的な生き方であると強く感じさせられた。 ノマドな暮らし方はなかなか出来るものではないが、人間的に生きていくことは可能なのかもしれない。それは、自分の意思で行動をすることなのかもしれない。ノマドランドに登場するノマドたちはみな、自分自身の意思で行動をしている。自分の人生を生きている。改めて、自分の人生を生きようと考えさせられる映画だった。 加えて、空は広いものであるということを何度も感じさせられる映画は今まであまり記憶にない。

蛇鶴八歩

野窓ランド

- 5年前
野原に窓がある。 普通の家の窓ではない。 社会からはみ出して安住することができない移動する窓だ。 ノマドは漢字で「野窓」と書いてもよいと思う。 それぞれにそれぞれの考え方があり生き方があり誰にも否定されることもない。 なりたくないがそうな… 続きを読む

野原に窓がある。 普通の家の窓ではない。 社会からはみ出して安住することができない移動する窓だ。 ノマドは漢字で「野窓」と書いてもよいと思う。 それぞれにそれぞれの考え方があり生き方があり誰にも否定されることもない。 なりたくないがそうならざるを得ない社会のシステムであるのならば話は別だ。 誰もが悲しみや喪失感を抱いて生きている。 高齢者であればある程。 映画はファーンの目線で進む。 映画であるからみんなファーンを見守っている。 観客が寄り添っていける印象で撮影されているように感じた。 実際にはファーンのような人がたくさん誰にも気付かれずひっそりと生きていることも忘れてはいけない。 映画を見終えた後、外に出た。夕方。 夕焼けが広がってた。 砂漠の夕焼けと同じ。 この同じ夕焼けの下に野窓さんたちが誰にも注目されずに生きていると思いを馳せてみる。 小さなことでくよくよしてはいけないと勇気をもらえた。無責任ながら。申し訳なく思うのだが

うちゃ

しんしんと響く

- 5年前

 個人的な意見で恐縮だが、この人が演じるなら必ず見ようと思わせる数少ない役者がフランシス・マクドーマンドだ。  物語はアメリカならではであり、日本の習慣や文化にマッチしないところが感情移入はしにくいが、同じ人間として考えた時静かに心に沁み入る。  人はそれぞれの事情とともに皆頑張って生きていて、世界には美しい自然がたくさんあって。

KZK ネタバレ

自然と共に自由に生きる

- 5年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

色んな賞を受賞、ノミネートされてる作品という事もあって自然と期待値があがってしまってる中での鑑賞となったが楽しむ事はできた。 率直な感想としてはアメリカらしい自由について考えさせられる作品である。 ストーリーとしては中年の女性の主人公のファーンが車中生活を送る。その生活のなかで同じく車中生活を送る仲間と出会い彼らとの会話や 気持ちの変化、各々の価値観なんかを個人的には楽しみながら鑑賞していた。 ただこの作品は中々自分に置き換えたり日本国内に置き換える事は難しい。そのためどこか第三者の視点で見てしまう部分は強くなってしまうが、家を持たず特定の生活拠点をおかず色んな場所を巡って本当の自分の居場所を見つける姿、まさにその姿は自然と共に自由を生きる姿として美しく見えた。 そういった生活を送る事で各々の人物達がそれぞれ別の形の方向に進んでいく姿はまた面白い。 ファーンも家で生活を送る選択肢が終盤に二度チャンスは訪れたにも関わらず最後は車中生活を送り続ける選択をする。まだ彼女の本当の居場所を見つけることはできなかったのだろう。人生は人の数の分だけそれぞれの人生がある事を改めて感じさせられた。

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