『新宿スワンⅡ』綾野剛、観客からの“記者並み”の質問に感心、久保田悠来「剛は海みたいな存在」

映画『新宿スワンⅡ横浜凱旋舞台挨拶が1月29日、神奈川横浜ブルク13にて行われ、綾野剛、久保田悠来が登壇した。

新宿スワン

和久井健原作の「新宿スワン」は、新宿歌舞伎町を舞台に新人スカウトマンの成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた人気コミックス。原作の「横浜王国編」にあたるストーリーが描かれる新章では、スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦が、勢力拡大を目論む社長・山城の命により、幹部の関玄介と共に横浜へと送り込まれる。主人公・白鳥龍彦を前作に引き続きを綾野剛が演じるほか、浅野忠信、広瀬アリス、椎名桔平、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、山田優、豊原功補、上地雄輔、高橋メアリージュン、要潤らが共演する。前作に引き続き園子温が監督を務める。

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26日(木)に行われた本作の原点である新宿での大ヒット御礼舞台挨拶を皮切りに、主演の綾野が全国7都市を巡る、全国行脚舞台挨拶がスタート。新宿から福岡、広島、兵庫、大阪、愛知、静岡と日本各地計7都市を巡り、この日は物語の終着点でもある横浜へ凱旋。綾野は「前作が愛されたからこそ『Ⅱ』が届けられたと思います。同い年35歳の久保田くんといっしょに舞台挨拶できて、また横浜に戻ってこられて、うれしいです」と挨拶。

トークは観客から質問を募りながら展開。「横浜での撮影で、楽しかったこと、大変だったことはありますか?」という質問に、綾野は「迷惑をかけてしまうので仕方ないのですが、ロケってだいたい嫌がられるんです。でも横浜はとても寛容的だったのを覚えています。港町だから受け入れ態勢が整っているのかな?ノビノビと撮影をさせていただきました」とコメント。

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「もし女優さんだったとしたら、広瀬アリスさん演じるマユミ、山田優さん演じる涼子ママなど本作でどのキャラを演じたいですか?」との声に、久保田は「(コンテストシーンでキャバ嬢が歌う)「津軽海峡冬景色」を歌ってみたいです(笑)」と笑顔。綾野は「龍彦が『うまいな』っていうヤツね。あれ、台本にはなかったんですが、自然と出てきてしまって、それが使われてました(笑)」と裏話を明かした。さらに同じ質問に綾野は「俺は、一回ぐらいは小栗(旬)の妻(山田優)になってみたい(笑)。地に足がついていて、『Ⅱ』では今まで以上に優しくて、本物の女ですね!」と答えていた。

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続けて、「『Ⅰ』での山田孝之さん演じる秀吉と、『Ⅱ』での浅野忠信さん演じる滝とのバトルシーン、心境の違いはありましたか?」という質問に、綾野は「記者並みのちゃんとした質問が来た(笑)」とツッコミ。「孝之に関しては公私ともに仲良くしているので、顔を見ていなくてもどんな芝居をしているかわかるんです。実は孝之には別の役でオファーしていたんですが、本人が『剛とぶつかる秀吉がいい』と選んでくれました。浅野さんは世界で戦っている方なので、その差を感じながらも、一生懸命向き合って、何かを盗み取りたい、そう思う連続でした」と真摯に答えていた。

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そんな綾野扮する龍彦と熱い絆で結ばれていた本作のキーパーソン、洋介を演じる久保田。「剛は海みたいな存在。芝居でなんでも返してくれる。寄せては返す波、しかも泳がせてもくれる。でも、気を抜くと溺れてしまうんです」と評すると、綾野は「うまいな~」と照れ笑いを見せていた。

映画『新宿スワンⅡ』は大ヒット公開中

【CREDIT】
プロデューサー:山本又一朗 脚本:水島力也
監督:園子温 原作:和久井健『新宿スワン』(講談社「ヤンマガKCスペシャル」所載)
キャスト:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、久保田悠来、上地雄輔、広瀬アリス、高橋メアリージュン、桐山漣、中野裕太/中野英雄、笹野高史、要潤、神尾佑、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎/椎名桔平
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

©2017「新宿スワンⅡ」製作委員会

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