「別人になりたいと思ったことはあるか?」クリステン・スチュワート主演『パーソナル・ショッパー』本編映像

2016年カンヌ国際映画祭で監督賞受賞、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート主演『パーソナル・ショッパー』から本編映像が到着した。

パーソナル・ショッパー

全世界で大ヒットを記録した「トワイライト」シリーズでヒロインを演じたクリステン・スチュワートが、フランスの鬼才オリヴィエ・アサイヤス監督と『アクトレス ~女たちの舞台~』に続き、2度目のタッグを組む本作。忙しいセレブに代わり、服やアクセサリーを買い付けるパーソナル・ショッパーとして働くモウリーンを蝕んでいく“隠された欲望”を描く心理ミステリー。

パーソナル・ショッパー

本編映像には、謎の人物とスチュワート扮するもうリーンの緊迫のやり取りが映し出されている。クライアントの衣装を買い付けるため、パリからロンドンへと向かう道中、差出人不明のメッセージが届く。まるで自分の行動を監視しているかのような口ぶりに不信感を抱きながらも、モウリーンは返信をやめることができない。「別人になりたいと思ったことはあるか?」「怖いものはあるか?」現状に不満を抱くモウリーンの心の内を見透かすかのような質問が続き、ラストに緊張の一瞬が訪れる。

パーソナル・ショッパー

アサイヤス監督は「セリフの代わりに多くのテキストを挿入することで、想像上の会話が生まれ、テンションが生まれる。多少の違いはあれ、誰もがスマホの虜になっていると思う。リサーチしたり、コミュニケートしたり、手段であるべきものが、人支配してしまっている事実は、怖いことだと思う。だから映画の中でもそうしたんだよ」と意図を明かした。脚本段階では容易だろうと思われた本シーン、実は撮影の上ではかなりの苦労を伴ったようで「画面上の内容を撮って、それに反応する役者の演技を撮るのはすごく難しい。もう二度とやりたくない(笑)」と語っている。

映画『パーソナル・ショッパー』は5月12日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開

【CREDIT】
監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:クリステン・スチュワート、ラース・アイディンガー、シグリッド・ブアジズ
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト:personalshopper-movie.com

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