爆発した女の嫉妬が“狂気”へと変貌する…サイコ・ラブストーリー『地獄愛』場面写真

『変態村』から10年<ベルギー闇の3部作>第2弾にあたる、実在の殺人鬼カップルをモデルに愛の奈落を描いた問題作『地獄愛』が7月1日(土)より公開される。この度、主人公グロリアの狂気じみた喜怒哀楽が垣間見える場面写真が公開となった。

地獄愛

本作は、オースティン・ファンタスティック映画祭2014にて最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞の4冠を果たし、ベルギーのアカデミー賞といわれるマグリット映画賞2016では最優秀撮影賞ほか3部門を受賞した狂気のラブストーリー映画。監督を、カンヌをはじめヨーロッパ全土を震撼させたサイコ・キラー映画『変態村』でデビューを飾ったファブリス・ドゥ・ヴェルツが務める。

ベルギーのアルデンヌ地方を舞台とした狂気の愛を描く3部作として、『変態村』に続きローラン・リュカを主演にヴェルツ監督初の長編作品から10年経って撮影された『地獄愛』。1940年代に約20人の女性を殺害、後に電気椅子で処刑された実在の殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスの事件を基に作られた。人間が必ず心の奥に抱いている狂気的な部分を、男女2人が激しく愛し合うさまに表現して描かれている。

訳ありカップルの殺人巡業というホラー映画の側面に、ラブストーリーとしての要素を加えたのは、嫉妬に狂うグロリア役のロラ・ドゥエニャスが魅せる数々の鬼気迫る表情。出会った瞬間深い恋に落ち、詐欺師の男に現金を手渡す際のうっとりとした表情から、男の裏切りに激怒し殺人を犯した後の興奮冷めやらぬ表情まで、せわしなく変化するキャラクターの喜怒哀楽を表現している。グロリア役を中々見つけることのできなかった監督の前に「あなたが求めている女優はまさに私よ。もう探さなくていいわ、100%で演じきるから」と現れたドゥエニャスが『地獄愛』を女の嫉妬が渦巻く共感必至のラブストーリーに磨き上げた。

映画『地獄愛』は7月1日(土)より新宿武蔵野館他にて全国順次公開

【CREDIT】
監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演:ロラ・ドゥエニャス、ローラン・リュカ、エレーナ・ノゲラ
配給・宣伝:アンプラグド
公式サイト:http://2killersinlove.com/ R15+

(C)Panique / Radar Films / Savage Film / Versus Production / One Eyed – 2014

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