浅野忠信主演『幼な子われらに生まれ』21年越しの映画化に原作者・重松清からコメント到着

直木賞作家・重松清の同名小説を浅野忠信主演で映画化した『幼な子われらに生まれ』が8月26日(土)より公開される。この度、原作者の重松清から映画化を喜ぶコメントが到着した。

幼な子われらに生まれ

本作は、44歳の信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって不器用な大人たちが成長していくヒューマンドラマ。重松清の傑作小説を、夫婦別姓、同性婚など、家族のあり方を問うと同時に、つぎはぎだらけのパッチワークのような家族の中で、成長していく大人たちをリアリティあふれるタッチで、かつ優しく見守るように描いた作品だ。

バツイチ子持ちで再婚した中年サラリーマンの主人公・信を浅野忠信が、二度目の妻・奈苗を田中麗奈がそれぞれ演じるほか、宮藤官九郎、寺島しのぶ、南沙良らが共演する。監督を『繕い裁つ人』『少女』の三島有紀子が務める。

幼な子われらに生まれ

幼な子われらに生まれ』の映画化は重松にとって、長い歳月をかけて温め続けてきたものだった。原作小説が出版されたのは1996年、夏。刊行してほどなく、脚本家の荒井晴彦に「よかったぞ」と褒められ、「映画にしたい」と言われたときのことを、重松は「うれしかった、ほんとうに」と振り返る。しかし、企画が動きだしては止まり、盛り上がりかけては萎む、というのを何度も繰り返し、その中で重松は、自分に出来ることは、何度か別口から来た「テレビドラマに」というオファーを「この作品は荒井さんに差し上げたから」と断ることだけだったと振り返る。

そして21年もの歳月が流れ、荒井晴彦と三島有紀子監督の手によって『幼な子われらに生まれ』の映画化がついに実現。「難産のすえに子どもがうまれたようなものだ」と本作の映画化について重松は語る。重松自身、この物語を執筆していた頃に二人目の子どもを授かっているので「父」になる覚悟を自分自身に問いながら物語を綴ったという。21年の歳月を噛みしめながら観た本作の試写会で、「いま、映画にしてもらって、ほんとうによかった。原作が刊行された1996年よりも、ずっとリアルに、2017年の現実と響き合っている。21年の歳月が育ててくれた。それが原作者としてなによりうれしい。最高の勲章です」と、いま、本作が映画になることに大きな意味があると述べた。これから“公開”へ向けて日々成長していく本作に対し、「小さな、けれど確かな産声が、観てくださる人たちの胸に響くことを願い、祈っている。三島監督はじめ、スタッフ、キャストのみなさんありがとうございました」と本作への思いを語った。

映画『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国公開

【CREDIT】
出演:浅野忠信 田中麗奈/水澤紳吾 池田成志 南沙良 鎌田らい樹 新井美羽/宮藤官九郎 寺島しのぶ
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫刊)
監督:三島有紀子 脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:Osanago-movie.com

(C) 2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

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