『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』日本版主題歌に吉田兄弟、ビートルズの名曲を三味線でカバー

アメリカ、ポートランドを拠点にストップモーション・アニメーションを制作するスタジオ「ライカ」の最新作『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』が11月18日(土)より公開される。この度、日本語版主題歌を世界的三味線奏者、吉田兄弟が担当することがわかった。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密

コララインとボタンの魔女』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』など高いクオリティーの作品を世に送り出してきたライカの新作は、日本神話を基にした不思議な世界で、主人公の”クボ”が剣と鎧を探し求めて旅に出るストーリー。クボの声をアート・パーキンソンがあてるほか、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズと豪華キャストの参加がわかっている。黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで知られ、次回作に『トランスフォーマー』シリーズ最新作も控えた、トラヴィス・ナイトが監督を務める。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密

本作の舞台が日本であることや、クボが三味線を操る少年ということもあって、スタジオライカから世界的三味線奏者である吉田兄弟にラブコールを送り実現した今回のコラボ。吉田兄弟自身も、スペイン公開時に劇場で観賞し「この映画と何か一緒にやってみたい」と思っていた矢先のオファーだった為、快諾へと至った。

吉田兄弟は 「初めてこの映画のことを聞いたときは『遂に三味線を持った主人公が登場する映画が!』と、本当にとても嬉しかったです。 僕らが三味線を始めた頃には考えもつかなかったことなので。エンドロールで流れる僕らの曲にも是非ご注目ください。映画の力強さに負けないように弾いています!」とコメントを寄せている。

主題歌となる楽曲はビートルズの名曲「While My Guitar Gently Weeps」。本国版では、米女性シンガーのレジーナ・スペクターが歌っているが、日本語吹替え版主題歌では、吉田兄弟の美しい三味線の音色で大胆なカバーにチャレンジしている。収録を振り返って吉田兄弟は「楽曲のアレンジも自分達でも意見を出して話し合って進めていきました。津軽三味線に合う曲とわかっていたので、普段カバーは滅多にやらないけれど、この曲は安心して演奏出来ました。以前から映画の楽曲作りにはとても興味があったので、楽しみながら演奏させてもらいました」と話している。

吉田兄弟 コメント全文


今回の主題歌決定にあたって

初めてこの映画のことを聞いたときは「遂に三味線を持った主人公が登場する映画が!」と、本当にとても嬉しかったです。 僕らが三味線を始めた頃には考えもつかなかったことなので。そして映画を観て、日本の描写が素晴らしいことにも、とても感動しまし た。日本の良さは、日常のあちこちに隠されていると思うのですが、それをしっかりと描いてくれたスタジオライカのクリエーターの方々の日本への気持ちがとても嬉しかった。これから映画を観る方にも、自分の感じる日本の良さをそれぞれ見つけてもらえたらいいなと思います。見所はたくさんありますが、ラストのエンドロールで流れる僕らの曲にも是非ご注目ください。映画の力強さに負けないように弾いています!

収録について

楽曲のアレンジも自分達でも意見を出して話し合って進めていきました。ビートルズのこの楽曲は、以前津軽三味線でカバーしたことがあり、津軽三味線に合う曲とわかっていたので、普段カバーは滅多にやらないけれど、この曲は安心して演奏出来ました。以前から映画の楽曲作りにはとても興味があったので、楽しみながら演奏させてもらいました。本編とともに、より深く日本を感じていただければ嬉しいです。

映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は11月18日(土)より新宿バルト9ほかにて全国公開

【CREDIT】
監督:トラヴィス・ナイト
声の出演:アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ

©2016 TWO STRINGS, LLC. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で