コンペ部門審査員築いた友情を明かす、トミー・リー・ジョーンズは「素晴らしいリーダー」【第30回東京国際映画祭】

30回東京国際映画祭・コンペティション国際審査員記者会見が3日、都内・EXシアター六本木にて行われ、審査委員長のトミー・リー・ジョーンズと審査委員のレザ・ミルキャリミ、ヴィッキー・チャオ、マルタン・プロヴォ、永瀬正敏が出席した。

第30回東京国際映画祭

15作品の審査を終えて、無事授賞式も終えたジョーンズは「映画を撮り終えた後の打ち上げに参加しているような気分です。また、このように友人を作ることが出来て、一緒に作業させて頂いて、大変嬉しく思っております」と語った。

第30回東京国際映画祭

ジョーンズは、1作品を見るごとに5人で集まってミーティングを行うことを審査員に提案、実行していたらしく、それについて永瀬は「とても素晴らしいアイデアでした。共通認識を持てましたし、様々な映画にそれぞれの意見を言うことも出来ました」と振り返った。

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このアイデアについてジョーンズは「まだ思いや感想が新鮮な状態、第一印象を鮮明に覚えいている状態が大切じゃないかと思いましたし。考えというのは表現しているうちにに成長していく物なので、私たちが意見を交換していく中で、他の意見を聞いて変わったり成長するのは非常に有機的であったと思います」と語った。

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そんなジョーンズのリーダーシップについてチャオは「とても素晴らしいリーダーです。勿論、独自の意見もお持ちなんですけど、常に私たちの意見を尊重してくれていました」と述べ、さらに「実は個人的にファンなんです。ずっと言えませんでしたけど(笑)」と明かした。英語通訳で告白を聞いたジョーンズは、驚きと照れが混ざった表情をみせ、会場の笑いを呼んだ。

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審査中の雰囲気を尋ねられたミルキャリミは「とても穏やかな雰囲気でした。特にトミーは本当にお父さんのように私たちをコントロールしていました。私とトミーはとっても仲が良かったので、現在のイランとアメリカの中とは全く逆です(笑)」と笑いを誘った。

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最後に永瀬は「この出会いを、永遠に大事にしていきたいと思います。この4名は役者として素晴らしい先輩なのは勿論、僕以外は皆さん監督でいらっしゃるので、今後使って頂けるように頑張って勉強していきます」と話すと、ジョーンズも「私も役者で仕事が必要ですので、今後ともよろしくお願いします」と返しては笑いあい、前回の記者会見より深まった仲を見ることができた。

第30回東京国際映画祭は2017年10月25⽇(⽔)〜11⽉3⽇(⾦)にわたって六本⽊ヒルズ、EXシアター六本⽊ほか開催

公式サイト:www.tiff-jp.net

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