「名刺ゲーム」岡田将生、堤真一との共演を回顧「リラックスさせてくれる先輩」

「連続ドラマW 名刺ゲーム」第一話完成披露試写会が30日、東京・スペースFS汐留にて行われ、主演の堤真一、共演の岡田将生、原作者の鈴木おさむが出席した。

「名刺ゲーム」岡田将生、堤真一との共演を回顧「リラックスさせてくれる先輩」

エンタメ業界の裏側を描いた鈴木おさむの同名小説を、堤真一×岡田将生のタッグでドラマ化した本作は、世間を賑わす事件・騒動の舞台ともなりうる【テレビ業界/芸能界】の、番組制作の過酷さ・権力者の横暴・売れないタレントの末路といった【闇】に焦点を当てたヒューマン・サスペンス。人気クイズ番組のプロデューサーでヒットメーカーの神田達也役に堤真一、謎の男Xヤクに岡田将生が扮するほか、共演に大友花恋、落合モトキ、柳ゆり菜、河井青葉、夏菜、田口トモロヲが名を連ねる。

名刺ゲーム
「名刺ゲーム」場面写真

エンタメ業界の裏側を舞台にした理由を聞かれた鈴木は「僕が若いころに名刺を置いていかれた経験があって、10年くらい経って自分が名刺をもらう立場になった時に、申し訳ないけど一枚一枚の名前を覚えられなくなっていて、ある時、昔自分がやられた事と同じ事をしてるんじゃないかと思った時があったんですよ。名刺を渡したりもらったりする時間は、イコールじゃないなと思って、もらっている状況に色んなパワーバランスがあるなと思ったので、どこかで物語にしたいなと思った。バラエティをつくっていると表面上面白いことを言わないといけないけれど、その裏にはたくさんの汗とか涙が流れていて。バラエティの裏側をサスペンスに出来たらなと思い、つくりました」と作品が生まれた経緯を語った。

脚本を読んだ印象を聞かれた堤は「準備稿の段階から楽しくて一気に読めたし、出演が決まって読み込んでいくと、(自身が演じた神田について)一生懸命頑張って番組を作っていった結果、一本番組が当たるだけで、こんなに変わってしまう人いるの?と思いました。でも、モデルがいるそうで(笑)」と話し、鈴木が「名前は言えないけど、第一話の脚本を読んでいる時にモデルになった人物の記憶がフラッシュバックしました」と本作に実在のモデルがいるというエピソードを明かした。

名刺ゲーム
「名刺ゲーム」場面写真

今回の撮影で地下室のシーンが続いた事について堤は「最初は圧迫感もあったけど、一週間くらいすると物凄い居心地が良かった」と語り、岡田が「家みたいに檻の中でくつろいでましたよね(笑)でも、2~3ページの長セリフのシーンの前でも堤さんがずっと話しかけてくるから、ずっと聞かなきゃいけなくて、そのストレスをお芝居にぶつけました(笑)ただ、先輩が本当にリラックスさせてくれるので、楽しくお芝居できた」と本作のイメージとは違った和やかな撮影現場を振り返った。

最後に、鈴木が本作を「自分が気づかないところで色んなドラマがあるという事を、皆さんが普段一番目にしていて、正義でもあるバラエティを通して描きたかった。最高のキャストとスタッフで本当に面白くなっているので是非見てください」と熱く語り、岡田も「本当にエッジが効いた作品だと思いますし、自分も一話をみて、本当に人って多面的なんだなと思うところがあったので、最後まで是非色んな方に見てもらいたい」とアピール。

堤が「僕も一話以降を観るのを楽しみにしているし、今回のスタッフとまたいつか一緒にお仕事したいと思える作品になっている。最後の最後、見終わった後に皆さんがどう感じるのか楽しみにしています」と締め、試写会は終了した。

WOWOW「連続ドラマW 名刺ゲーム」は12月2日(土)より毎週土曜よる10時放送スタート

【CREDIT】
原作:鈴木おさむ「名刺ゲーム」(扶桑社文庫)
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/meishi/

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