欧州版ゾディアック?
この映画を観て、改めて「ゾディアック」は良く出来ていると思った。これ以上言うと断定的批判と思われるので控えます。
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10月12日の夜、女子大学生クララが突然焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアン(バスティアン・ブイヨン)とベテラン刑事のマルソー(ブーリ・ランネール)。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない……。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、事件の闇へと飲み込まれてしまう。彼はまだ知らなかった。この事件が、未解決事件として自分自身を蝕んでいく。
© 2022 - Haut et Court - Versus Production -Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
この映画を観て、改めて「ゾディアック」は良く出来ていると思った。これ以上言うと断定的批判と思われるので控えます。
未解決事件物だからモヤモヤは仕方ないけど 途中から何とも言えない感じになり眠けが 登場人物も魅力にかけた。
実際の事件に基づくフィクション あらかじめ「未解決」と分かっている殺人事件の捜査が描かれるのですが観客だけに真犯人が明かされることも仄めかされることもなく淡々とぐるぐると巡ります 答えが見つからなくて同じ場所をハムスターのようにぐるぐるしているように感じられたとしても、でもそれは無駄なことじゃない 黒猫 男と女 仕事と生活 黙殺よりも印刷 やるべきこと/やらざるを得ないこと
仏警察が捜査する殺人事件は年間800件以上。 そのうち未解決事件は約20%。 これはそのうちの1件だ。 と始まる本作は原作がノンフィクションだと知らず、 てっきり女子大生の焼身殺人事件を追う推理モノだと思っていたが、どうやら違う。 事件が迷宮入りする謎が観たかったのに、本作が描きたかったのは違う。 冒頭に円形トラックを自転車で疾走する男。 事件を追う刑事。その苦悩。 (未解決事件約20%の内訳を調べたくなったが私の能力では インターネット上ですぐには判らず。 本作の舞台は地方都市とのことだが、2010年代後半フランスは20%も未解決事件があるのに防犯カメラやドライブレコーダーも無縁なほど、牧歌的なのだろうか。 『女の子だから殺された』というセリフはジェンダーロールの呪縛だろうか。 男はヤリ◯ンでも殺されず女は淫乱だといけないという呪縛? おフランスにもそんな古風な考えが2010年代女子大生にあるの? そのくせ判事は中年女性で『男と女の溝』から公平な視点を提案する流れ。) それでも事件が解決しない。 問題提起なのか欲求の主張ばかりで何を描きたいの? 本作冒頭で被害者のなまえを言って犯人は火をつけた。 その事実は被害者と犯人しか知らない事なのでノンフィクションでもわかり得ない。 映画脚本がそう設定したのは無差別殺人(通り魔事件)ではなく顔見知りの犯行。 そうしたのなら映画として結論をハッキリしてほしい。 (近頃のおフランス映画は『落下の解剖学』といいハッキリさせない『はぐらかし映画』が評価される風潮なのか。 観ながらアレコレ文句ばかり自分に増えていった。) 終盤まではぐらかす演出に、一応モヤモヤしながらも惹きつけられはした。 円形トラックを周るだけの男は同僚の刑事の助言を聞き、 自然の中を走れるようになった。 登り坂。 その顔は微笑みにも見えるが安堵や開放には見られない。 映画の画面(フレーム)は彼を正面から捉えて終わる。 彼を開放しない。 彼をフレームから開放させないのだ。 苦悩や哀しみから開放させない。
未解決事件に挑みながら、心を蝕まれていく刑事の姿を描いた作品。 未解決なんだからスッキリしないのは仕方がないとして、容疑者がみんな被害者と性的関係のあった似たり寄ったりのゲスい男達。 で、あのラスト。 「お疲れ····私」という感想のみ。
フランスの警察事情の分かるチョット変わった映画でした。 最初は男所帯で捜査が始まりますが、あやしい人が出て来て決め手に欠き中々犯人が見つからず。 数年後に女性の検事や新人が参加しますがやはり解決せずに終わります。 え!とは思いましたが、最初に未解決事件の一つと確か言ったハズだと思い出しすと何で解決しなかったのかと考えると先走った勝手な行動等が思い出され未解決になる理由は色々あるのかと思いました。 あとお墓の録画のシーンが気になりましたが、あそこまでやるのですかね?
「私は確信する」「落下の解剖学」で知った自由心証主義のフランス裁判。本作では、その前段となるフランス警察の捜査過程と、真相の闇に取り込まれていく刑事たちがリアルに描かれていて面白かった。男世界の組織による弊害も伝えて、風光明媚な山麓の町を舞台にした未解決事件が綴られる。グルノーブルと言えば「白い恋人たち」のメロディーが思い浮かぶが、かえって悲しい。
終わったときに、あれ?犯人は誰?と思ってしまいましたが、未解決事件の映画でした。 興味深い視点で描いた作品ですが、都度都度、どこに焦点をしぼっているのか、ふわっとしてしまい、物足りなさが残った。
容疑者たちの目星をつけて尋問するあたりから眠気に襲われて、頑張って時々目を覚ましましたが気がつけばラストシーン。正直つまらなかった。劇場でお金を払って観る価値はないかな。
フランスだったら仕事よりプライベートを重視していて、残業代とかきちんとして、そもそも、残業しないとか、イメージだった。どうやら、残業代はないし、みんな結婚失敗しているし。オフィスの机、狭いけど個室っぽいとか、共有スペースには小さいけどソファがあったり、日本より居心地良さそう。マルソーは奥さんが浮気して離婚の危機で寝泊まりしているが、さすがにそれは、ということでヨアンが自分の家に呼ぶ。独身の部屋は日本だと1LDK、広くはない。ヨアンは家でも事件の資料を見ている。フランスの刑事さんも仕事漬けなのか。、と驚く。少なくとも、この映画の描き方はフランス人に嘘っぽいと思われていないだろうから、日本人の私はフランス人に相当、偏見持って見ていたということ。 ところで、容疑者の男がそろってキモい。それぞれ、タイプが違うキモさ。この人たち、役者だよね、本人は本当はまともなんだよね、と言い聞かせるほどキモさがリアル。 被害者が複数の人と性的関係を持っていたことが分かってくると、フランスでも偏見があることとか、全然おしゃれじゃないダイナーとかも含めて、イメージしていたフランスぽくないところにおもしろさを感じて、見てよかった。