『八つ墓村』なのか?
starstarstarstarstar - 4週間前
このレビューはどうしても多少のネタバレを挟まないと書けないので、ある程度承知の上でお読みください。
横溝正史ファン、特に金田一耕助ファン(それも特に多治見要蔵ファンw)としては見逃せない作品がやっと公開に成りましたので(出来はどうであれw… 続きを読む
このレビューはどうしても多少のネタバレを挟まないと書けないので、ある程度承知の上でお読みください。
横溝正史ファン、特に金田一耕助ファン(それも特に多治見要蔵ファンw)としては見逃せない作品がやっと公開に成りましたので(出来はどうであれw)、早速観て来ました。
原作含め過去映像作品を観られた事のある方なら誰でもすぐ判るとは思うのですが、今までの物とは「全くの別物」、骨子だけを残して(骨も結構砕いてるかな)肉は全て真新しいモノに置き換えられています。
換骨奪胎というか、ほぼ革故鼎新(かくこていしん:ほぼ全て作り替える事)をした感じでしょうか。
これをどう見るかによってかなり意見が違ってくるかと思います。
特に渥美版(‘77)や古谷版(‘78)、豊川版(‘96)などが印象に強く残っている方にはそのあまりの違いぶりにかなり驚かれると思います。
その驚きをどう捉えるか?
中には「これは『八つ墓村』ではない!」と憤慨される方も相当数おられるかと思います。
・時代が現代なのはまぁいいとして、辰弥の出生の経緯が初めからはっきりしている事。通り名が「寺田」ですらない。
コレはこの作品(本作の事ではなく『八つ墓村』という作品自体)の肝の一つだと言ってもいい要素だと思うんですが…
・金田一含め各キャラの肉付けが斬新過ぎる。
過去にはスーツ姿などもありましたが、フリフリさんってwしかもレジェンド笹野鈴々音!
・死者が8人ではない。
つまり「八つ墓明神の祟り」になぞらえた、「犯人による」故意的な連続殺人事件ではない。そして死ぬ人が死ななくて死なない人が死ぬ。
・金田一がほぼ推理しない。
そもそも作り自体が「ミステリー」ではなく、「ホラー」寄りの「ファンタジー」(怪奇譚·怪異譚)なので、事件を解決する事に重きを置いていない。
等々々…
これだけ見ても知っている『八つ墓村』ではないと判ると思います。
これを改悪と見るか?
斬新、新鮮と見るか?
『八つ墓村』という作品を全く読んだり観た事がない方なら、こういう怪奇譚だと好意的に思われるかも知れません。
私も全く頭をカラにして、タイトルが同じだけの別作品として観るならば「それなりに」怖い怪奇譚として観る事が出来ました。
若い世代や怖がりの方なら充分怖いホラー作品だったと思います。
ただ、私の様に過去作を観た事がある方には違和感を感じた場面も多かったのではないでしょうか。
しかし、私がこの「作品単体」で観た時、過去の改変だからどうというのではなく、イマイチに思ったモノがいくつかありました。
・折角のホラー仕立てなのにホラーに成り切れていない。
77年版のレイティングが「G」なのも驚きですが(あの時代はユルかった?)、あれだけのショックシーンが一つの見せ場であり売りで成功したのに、今作は新たな客層を取り込むのも狙いでしょうが、どちらかと言うとハイターゲットのリピーターを意識した企画だったと思うので(現に私が観た回の客層は7:3でジジババだった様に感じましたw)、もっと攻めた表現でも良かったかなと思います。
私的には77年版の方が断然怖かったです。
清水監督と言えばホラーですし、皆もそれを期待していたと思うので、せめて15+、欲を言えば18+でも全然良かったのですが。
・劇伴(BGM )の当て方が上手くない。
此処で音楽が欲しい、此処はこのBGMの方が合っている等と思う場面が多々見られました。
比較に出して悪いのですが、同じ日に観た『踊る大捜査線~』は内容はたいした事ないのにw、劇伴(の当て方)が素晴らしく、それだけで引き込まれてしまいます。
そのシーンを盛り上げるのも感情移入させるのも其処に合った音楽だと思います。
映像、音楽が組み合わさって映画ですから。
あ、良かった点も挙げておかないとw
・多治見要蔵は貫禄では流石に77年版に敵いませんが、ビジュアルは良かったです。
狂気具合は越えてたかも。
スタチューでなくアクションフィギュアが出たら即、買うと思いますw
・里村典子の登場。
なかなか映像作品では不遇な扱いを受ける彼女が登場できたのは喜ばしい。
あ、でも代わりに春代が出なかったか…
使い古されたタイトルですので、なんとかそれらを乗り越えようとされていたのは充分伝わります。
ですが、表面をいくら変えようとも骨の部分(テーマ、コンセプト、技術等々)がしっかり作られていないと崩れて醜い(観にくい)モノに成ってしまいます。
どんなに姿形が変わっても、私は「それ」が観たかった。
それが出来ていたならば過去作とは別の位置で後年に残る作品として評価されると思うのですが。
あ、最後に一言。
エンドロール後もちょっと映像あります。
全てを観たい方はお気をつけて。
このシリーズのファンには悪いが
starstarstarstarstar - 4週間前
「仮名手本忠臣蔵」ですかね。あるいは「三国志演義」。何度も語り直してるウチに、違う話になってしまう。という新たな怪奇現象(あるいは都市伝説)が誕生してました。
「探偵が推理もしない」のでミステリーではない。とのご批判もコレだけ焼き直してれ… 続きを読む
「仮名手本忠臣蔵」ですかね。あるいは「三国志演義」。何度も語り直してるウチに、違う話になってしまう。という新たな怪奇現象(あるいは都市伝説)が誕生してました。
「探偵が推理もしない」のでミステリーではない。とのご批判もコレだけ焼き直してれば、最初からこの女が怪しい。と皆わかっているので、、探偵も観客も推理出来ませんて。
あとは誰が演じるかなんだけど堀田真由の起用は、「怪しく見えない犯人」としては良い配役。嘘くさい笑顔の高島政伸、仕事出来なそな小籔刑事も。
注目の金田一耕助には松竹の最後のスター、尾上松也。過去金田一役は、渥美清、西田敏之と、松竹の看板俳優が演じてきただけに「松也でやれるのか?」は松竹の上層部の期待を背負いながらの軽〜い演技。なかなか良かったと思います。
「これじゃホラーじゃないか」とお怒りの諸兄にも、元々「八つ墓村」はミステリーの振りしてるけど、実はシリーズ最大のホラーな物語なのです、、だからの清水監督の登板です。
清水崇という味変を楽しむのが、ド定番のツウと心得ましょう。
ん~
starstarstarstarstar - 3週間前
不気味さが足りない。緊迫感がない。双子ババアがいちいちギャグ。桜のトンネルを走って来る描写は100点。今回の金田一は歴代の中で1番なんもしない。
ただのB級ホラーです。お気をつけて。
starstarstarstarstar - 4週間前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
本映画に原作小説「八つ墓村」のようなミステリー要素は一切ありません。八つ墓村の良い部分を取り除いて、かわりに質の悪いホラー映画要素を詰め込んだ駄作です。
横溝正史作品の名探偵である金田一耕助は、残念なことにたまに耳たぶをぷにぷにするだけのオッサンであり、大した活躍もせず、終盤には放心状態になって何もしなくなります。
映画だからこそ色々なキャラクターの性格や思想が原作と異なっているのは面白いと思うのだが、活躍の場面を全て潰しているような印象で悲しくなりました。
極め付けに犯人はまさかの400年前の悪霊。末代まで呪うと豪語しておきながら、400年の間に一族を途絶えさせなかったのは何故?って疑問が浮かびますが何の説明もされません。
悪い部分を取り上げれば、本映画2本分ぐらいの時間は話題に困らないと思います。
本当に残念。
前半部分のホラー描写はちゃんと怖くて楽しめました。良かった部分はそれだけです。
金字塔の無駄遣い
starstarstarstarstar - 4週間前
キャストとポップ調な予告から少し不安には思っていたが、もはやそれどころではなかった。まず舞台設定が現代。八つ墓村独特の雰囲気はあまりなく、金田一が今に存在してることにもかなり違和感を感じる。(はじめちゃんは未来の人に…?)
そして何と言って… 続きを読む
キャストとポップ調な予告から少し不安には思っていたが、もはやそれどころではなかった。まず舞台設定が現代。八つ墓村独特の雰囲気はあまりなく、金田一が今に存在してることにもかなり違和感を感じる。(はじめちゃんは未来の人に…?)
そして何と言っても大きく改変されたストーリーと展開。そこに突如始まる意味不明系Jホラー。
旧作を知っている人は違うものとして観るべし。初めての人は予習と思って旧作を先に見ず後で見た方がいいかも。
個人的に今年ワーストかな。
一応エンドロール後も映像あり。
イカめし
starstarstarstarstar - 2週間前
初めはなぜこんな紫あるのか不思議お面👺と隠されたナゾがときはなれ…家族や村人が次々殺される
「恐怖の村」シリーズ最新作!
starstarstarstarstar - 2週間前
「犬鳴村」「樹海村」「牛首村」と続いた清水崇監督の「恐怖の村」シリーズ最新作が満を持して登場!その名も「八つ墓村」。
異論は認めません(いや認めます笑)。
捉え方はその人次第。
何も強制するものではありません。
原作や過去の映画をこよなく愛… 続きを読む
「犬鳴村」「樹海村」「牛首村」と続いた清水崇監督の「恐怖の村」シリーズ最新作が満を持して登場!その名も「八つ墓村」。
異論は認めません(いや認めます笑)。
捉え方はその人次第。
何も強制するものではありません。
原作や過去の映画をこよなく愛する人ならば憤慨する気持ちもわかります。
しかしそれで過去の作品の評価が下がるわけではない。むしろ気に入らなければそれこそ過去の作品の価値が上がりそうなもんです。
私は常々思います。
原作が好きならば何度も原作を読めばいいし、過去の「八つ墓村」が好きならばそれを何度も見ればいいのです。事実、私はそうしてきました(別に偉そうに言ってるわけではない笑。ただ好きなだけ)。
愛するものを汚されたと思ってしまったらそう思っててもいいですしその気持ちもわからないことはないのですが、まあ別。別問題ですね。違う映画なのですね。全く同じ映画を作っても意味ない。
とはいえ、改変を許せない映画もあります(どないやねん笑)。
とりあえず楽しみたがって楽しみましょう。
気合いの入った32人殺しが見応えあり。車の中でいちゃつくカップルを車の上から見下ろしながらぶっ殺す!ってジェイソン笑。景気のよい殺し方大好き。
全てにおいて陰湿で土着的な印象がマイルドになってしまった感は否めないが、清水崇が監督した意味が存分に感じられました。
八つ墓村かなぁ
starstarstarstarstar - 2週間前
ミステリーではなく、ホラーと銘打ってるならまだスコアは上げるが。
元の小説も推理向けではないのでアレンジは構わないが。
ポストクレジットまで観て初めて面白い作品
starstarstarstarstar - 3週間前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
ミステリ&ホラーとして観ました。
ポストクレジットシーンで血の気が引いたりするのはホラー映画のパターンですけど、久しぶり過ぎてすっかり忘れていたので、体感では過去イチ「ヒーッ」ってなりました。
「ヒーッ」欲しさに見に行ったので、客電が点いたあとニヤニヤしてました。
終盤の傷のある右手がこれまでの趣味の悪さ(小さな子どもに刃が向くシーン。誤解が解消されるまでは不快さを引きずりながら観てました。)を払拭してくれて、序盤で途中退席したくなったけど、堪えて最後まで観てよかったです。
傷のある右手や安全なほう(出口?)へ導く亡霊とか泣いちゃう。
8人の武士のあたりからぐっと引き込まれました。残酷だけど、過去の出来事と舞が重なり合う場面が良かった。
高島礼子さんは好きな女優さんですけど、腰の曲がったシワシワのおばあちゃんを演じるには綺麗過ぎて違和感が拭えず、鑑賞中に幾度となく、なぜ高島さんなのかって考えてました。
滝藤賢一さんだけ演技力が別格で脱帽なのですが、彼のシーンだけ違う作品を観てるみたいで、かえって面白みを感じました。←褒めてます。
鑑賞後に公式を見に行って、マナーCM風映像を観て笑いました。
公式の堀田真由ちゃんのコメントが素敵で、ますます好きになりました!
主題歌かっこよかった!ビックリ笑笑
ホラー映画じゃないか
starstarstarstarstar - 3週間前
八つ墓村って1951年1977年1996年版があるのですね。名前は知っていますが見たことはありません。「津山事件」の方は知っていました。
オープニングで監督名が出た時、あ、ホラー映画?って思ったけど、途中まではサスペンス映画っぽい良い雰囲… 続きを読む
八つ墓村って1951年1977年1996年版があるのですね。名前は知っていますが見たことはありません。「津山事件」の方は知っていました。
オープニングで監督名が出た時、あ、ホラー映画?って思ったけど、途中まではサスペンス映画っぽい良い雰囲気。途中からやっぱりホラー。なんか思ってたのと違う感がすごいけど、、、
憑依される方々は流石ですね。
総じて面白かったです。
ホラー要素はニヤニヤしてしまうけど、清水監督っぽいと言えばぽい。