星を原田美枝子さんへ。
認知症の人を責めないで。 子供だって毎日毎日親から愛された思い出を忘れて大人に なっているのだから。 『しっかりしてくれ』と認知症の病人を怒鳴らないで。 しっかりしなければいけないのは育てられた己でしかない のだから。 (半分の花火の美しさ… 続きを読む
認知症の人を責めないで。 子供だって毎日毎日親から愛された思い出を忘れて大人に なっているのだから。 『しっかりしてくれ』と認知症の病人を怒鳴らないで。 しっかりしなければいけないのは育てられた己でしかない のだから。 (半分の花火の美しさを忘れるべからず。) 原田美枝子さんは私が子供の時から映画館で観ている女優 で10代から演技も評価され様々な賞にも恵まれていた。 本作ではシングルマザーでありながら子を置いて男性との 暮らしに逃げる女さかりの美しさと、 終盤グループホームでピアノを弾き終えたあとの表情など 原田美枝子さんクラスの女優ではあたりまえの演技では あるが、やはり本作を説得させるためには大切な存在で あった。 原田美枝子さんありきの、原田美枝子さんの映画だった。 河合優実さんに期待したがワンシーンだけで引きの画だったので一回観ただけでは見つけられませんでした。 菅田将暉さんや長澤まさみさんは定番演技でした。 認知症だけではなく人は高齢になると短期記憶を忘れ長期 記憶を思い出したり覚えているもの。 人はどうしょうもない愚かさと美しさを兼ね備えている。 だとしたらお互いにある美しい記憶を、 せめて憶えていたい。 本作を観て、そう思う。