国家と芸術家と
共存した人も多い。時には権力者におもねり、時には裏切ってでも、芸術家は作品を残していく。 新凱旋門の建設の物語は、ミッテランの依頼ではじまり、その失脚で頓挫したプロジェクト。芸術家は去り、実務家と官僚が顛末のケツを拭いたという話。冒頭にデ… 続きを読む
共存した人も多い。時には権力者におもねり、時には裏切ってでも、芸術家は作品を残していく。 新凱旋門の建設の物語は、ミッテランの依頼ではじまり、その失脚で頓挫したプロジェクト。芸術家は去り、実務家と官僚が顛末のケツを拭いたという話。冒頭にデンマークは小さな国だとバカにするエピソードも、ラストに環境が変わっても礼を尽くす姿も。元々ミッテランは毀誉褒貶の固まりのような人。 アーチストも、アーキテクトも志を貫こうと思うと、辞めるもあり。日本でも新国立競技場の建築デザインコンペでは、審査員の満票で一位を獲得したザハ・ハディドが、建設費の高騰という日本の国内事情(誰の見積もり?)により、受賞の地位を追われたが、どう考えても理屈が合わない。こちらは本人の辞退ではないので、より闇は深いように思う。