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バグダッド・メッシ 片足のサッカー少年 ポスター

バグダッド・メッシ 片足のサッカー少年

4.5 84分 2026/08/07 公開
ドラマ戦争スポーツGイラクベルギーオランダ
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あらすじ

2015年アカデミー賞短編実写部門の最終候補となり、世界中で高い評価を獲得した短編映画『バグダッド・メッシ』を、9年の歳月を経て長編映画として新たに完成させた作品。 2009年、イラク戦争下のバグダッド。11歳の少年ハムディは、メッシに憧れ、泥だらけのサッカーボールを日々追いかけていた。しかし、その日常は一瞬の爆撃で崩れ去る。テロに巻き込まれた彼は、病院のベッドで片足を失った姿で目を覚ます。夢も自由も奪われ、さらに父カディムの仕事への憎悪から自宅を放火された一家は、辺境の村へ逃れる。移住先でも「片足しかない」とサッカーチームから拒絶され、居場所を見失うハムディ。しかし、献身的に支える両親の深い愛が、閉ざされた少年の心を動かしていく。何もかもが変わった世界で、彼は家族の励ましを糧に、一本の足でもう一度夢を見るために立ち上がる。その不屈の輝きは家族に希望を灯すが、戦争という無慈悲な現実はなおも容赦なく彼らに襲いかかる。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
サヒム・オマール・カリファ
キャスト
アフマド・モハメド・アブドラ/ザフラー ・ガンドゥール/アセール・アデル ほか
配給
Elles Films
公式サイト
https://baghdad-messi.jp/

クチコミ

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傷を負った国の内側で

- 4日前
副題から腰が引けそうになるのだけれど(痛ましさを予想して)、『大統領のケーキ』でフセイン政権下のイラクを垣間見れて良かったので、その後のイラクを知りたく、こちらも鑑賞。ニュースではわからない現実を伝えてくれ、観て良かったと思いました。 … 続きを読む

副題から腰が引けそうになるのだけれど(痛ましさを予想して)、『大統領のケーキ』でフセイン政権下のイラクを垣間見れて良かったので、その後のイラクを知りたく、こちらも鑑賞。ニュースではわからない現実を伝えてくれ、観て良かったと思いました。 イラク戦争(ブッシュ政権による米軍主導のイラク侵攻と占領)末期の2009年。フセイン政権は崩壊し、スンニ派とシーア派(&クルド人)の対立激化、米軍占領もまだ続いている時期のイラクが舞台。バグダッドに住むサッカー好きの少年ハムディは、米国の民間軍事会社ユニティと反政府軍の衝突に巻き込まれ…。と、物語は始まります。 主演のハムディ少年役のアフマド・モハメド・アブドラ君が素晴らしいのですが、彼自身5歳のときにISの爆撃で片足と父親を失っているそうです。驚くのは、その主役を務めるハムディ役のオーディションに100人以上もの少年が集まったということ。片足失った少年がそんなに集まるとは…。 片足失っても、ハムディ少年のサッカーへの夢と情熱は失われない。そしてそれを大切に守ってあげようと奮闘する父親の愛。分断と対立と戦禍の世界のなかで、サッカーは子供であるハムディ君にとってだけでなく大人である父親にとっても、かけがえのない唯一の希望であり夢であるのでしょう。 『大統領のケーキ』を観たとき、タイトルから予想されるより辛口の世界に目が開かれる思いがしましたが、この作品を観ると、そんな『大統領のケーキ』でさえ甘口だったと思われるほど、踏んだり蹴ったりの荒れ果てた傷深い世界で、フセイン政権下とフセイン政権崩壊後で、かくもイラクの状況が変わるとは…と、絶句する思い。ブッシュ政権の罪は重い。 が、ハリウッド映画で「敵国」としてしか描かれないイラクやイランは、昔のハリウッドの西部劇でネイティブ・アメリカンの人々が「敵」としてしか描かれなかったのと同じ。イラクに住むイラクの人々の目線ではどのような世界が見えているのかは、イラクのひとでないと描けない。たとえ辛口であろうと、米国に蹂躙される国に生きる普通の人々の物語を、もっと観たいと思いました。

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