無題
予告を観た限りでは シビアで痛々しいサスペンスかと思っていた。 でも序盤の、しかもしょっぱなから‥ おかしい! 何がって、 主人公の女性・ミシェルの行動が。 自宅で、突如覆面の男に襲われ 女性として目も当てたくないようなひどい目に遭い、… 続きを読む
予告を観た限りでは シビアで痛々しいサスペンスかと思っていた。 でも序盤の、しかもしょっぱなから‥ おかしい! 何がって、 主人公の女性・ミシェルの行動が。 自宅で、突如覆面の男に襲われ 女性として目も当てたくないようなひどい目に遭い、 その後の行動‥。 え、スシ? 彼女はどういう人なんだ。 一体どういう精神状態なの? が止まらない。 湧き出る疑問は途絶えることなく。 いくつかの複雑な事情があるため警察には頼らず、 自ら犯人を突き止めようとするんですが またこれが、彼女の周辺の登場人物も とんでもなくおかしい。親子関係、親友、 元旦那、 仕事仲間、 そしてセックスフレンド。 それぞれ性的嗜好も自由奔放。 でも‥ミシェルとの関わり合いを見ていると 彼女はもっともっとおかしい!笑 ただただタフで強すぎる女・ミシェル。 彼女が究極の変態性を秘めていたんです。 意外にも、この捜査中の衝撃的な出来事の数々は シニカルなコメディとして描かれているので 笑うしかない‥ という構成にも、 観てる側の思考回路は さらに混乱を乗算していくばかりでした。 わたしは女なのに ミシェルの気持ちがわからない。 いくら強い女だからといって一括りにはできない。 どういうことーーー!? と、引っ張られたあとの まさかのラスト‥。 や、やりすぎ‥って引くほど でしたが これまでの辻褄が合致していて爽快感すら感じました。 ざまあみろと。 途中までは、 男性監督だからこのテーマをこう描けるのかと 思っていたけど、あの復讐は 完全に 社会的な女性援護の象徴だったと思う。 ミシェルを取り巻く環境は、 エロゲーの製作会社のボスであることに伴い まさに彼女自身の作り上げてきた世界そのもの、 のようにも思えました。じゃないとあんな面々が 集まる訳ありませんから 笑。 女は強い、と思わざるを得ないシーンが 多々ありましたが、ミシェルほどの女は 存在するんでしょうか。 墓場を後にするシーンは、 この先の女性の強さを示唆しているようにも思えたし、 堂々と強く生きられる存在であって欲しいという 監督の願望にも思えました。