2人のもどかしさが愛おしい。
食肉加工処理場の赤色。生と死の臭い。 夢は雪山の白色。愛を交わす幻想は草食の鹿の姿で。 深層心理の願望、共通点を見つけた喜びに胸が高鳴る。 結婚・貞節を司る女神ヘラに赦しをこう歌を聴き、恋心に戸惑う主人公。 2人のもどかしさに溶ろけた。
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『私の20世紀』のイルディコー・エニェディが孤独な男女の恋を描く。ハンガリー・ブタペスト郊外の食肉処理場で代理職員として働く若い女性マーリアは、コミュニケーションが苦手で職場に馴染めずにいた。片手が不自由な上司のエンドレはマーリアのことを何かと気にかけていたが、うまく噛み合わない。そんな不器用な二人が、偶然にも同じ夢を見たことから急接近していく......。
食肉加工処理場の赤色。生と死の臭い。 夢は雪山の白色。愛を交わす幻想は草食の鹿の姿で。 深層心理の願望、共通点を見つけた喜びに胸が高鳴る。 結婚・貞節を司る女神ヘラに赦しをこう歌を聴き、恋心に戸惑う主人公。 2人のもどかしさに溶ろけた。
現実の世界で結ばれた二人にもう夢の世界は必要ない。だから二人はもう二度と夢の中で会うことはないだろう。 だけど現実は夢の中のように言葉も思想も必要とせず、ただ二人でいることで全てが満たされる世界ではないのだ。体(フィジカル)の世界で、二人は新たな関係を築いていかなければならない。そしてそれは容易いことではないのだということを予感させるラストだった。
同じ夢を見たとして、それが相手と共有する事は出来ません。ここは映画ですね。障害がありつつも主人公がかなり美しいからストーリーが成立しいってます。
透明感のある清潔で整った画が綺麗。 心の無意識の部分に、幻想が染み入り、時々そこを手で触られるような痛みが現実を呼び起こす。極めて感覚的な作品。 他人と同じ夢を見るように、映画もまた誰かと同じ夢を見せてくれる。
全篇を通して溢れ出るやさしさが心地良かった 主演ふたりの、深く透き通るような眼差しが素晴らしい そしてマーリアの表情が、徐々に変わってゆく様子の愛らしさといったら 宝物になった作品