心当たりがないとは言わせない
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出てくる寧子(趣里)の傍若無人っぷり、ワガママっぷりに最初は津奈木(菅田将暉)に同情するけど、物語が進むにつれて寧子の葛藤に共感を覚えてくる。 後半、寧子が服を脱ぎながら走る姿は美しく、羨ましかった。 「良いなぁ津奈木、わたしと別れられて。私は私と別れられないんだ」というセリフが心に刺さる。 きっと現代に生きる人なら誰にも思い当たるフシのある、素晴らしい映画。 16mmフイルムで撮影した映像も美しかった。
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『異類婚姻譚』で第154回芥川賞を受賞した本谷有希子の小説『生きてるだけで、愛。』を、関根光才が趣里、菅田将暉、仲里依紗らを迎えて映画化。過眠症で引きこもり気味の寧子(趣里)は、ゴシップ雑誌の編集部に勤める恋人・津奈木(菅田将暉)の部屋で同棲生活を送っている。アルバイトは続いた試しがなく現在無職。感情を上手くコントロールできない自分に嫌気が差しているものの、どうすれば良いか分からず、津奈木に当たり散らす日々。そんな自分になんの反応も示さず、関心が無いかのような津奈木にも不満が募るばかり。津奈木は仕事に対しこれまで無気力にこなすだけだったが、少しずつ心境に変化が訪れていた。そんなある日、寧子の元に突然、津奈木の元恋人・安堂(仲里依紗)が現れる。津奈木とヨリを戻したい安堂は、寧子を津奈木の部屋から追い出そうと自立させるため無理矢理カフェバーのアルバイトを決めてしまう。はじめは嫌がっていたものの、自分を受け入れてくれる店の人たちへ寧子は次第に心を開くようになる。しかし、些細な事がきっかけで、店を飛び出してしまう。ちょうど同じ頃、津奈木は入稿間際の原稿を巡って上司に反発しある行動に出る......。
出てくる寧子(趣里)の傍若無人っぷり、ワガママっぷりに最初は津奈木(菅田将暉)に同情するけど、物語が進むにつれて寧子の葛藤に共感を覚えてくる。 後半、寧子が服を脱ぎながら走る姿は美しく、羨ましかった。 「良いなぁ津奈木、わたしと別れられて。私は私と別れられないんだ」というセリフが心に刺さる。 きっと現代に生きる人なら誰にも思い当たるフシのある、素晴らしい映画。 16mmフイルムで撮影した映像も美しかった。
女性は感情の起伏が激しく、周りも自分も振り回してします。 男性は逆に、何事にも冷めていて、優しいと言うよりは、無関心の無感動という感じ。 2人は正反対のように見えて実はよく似ていると思いました。 やっぱり趣里さんが圧巻かな。憑依している感じ。 心に問題がある女性なので、初めは怖い・ムカつくという負のイメージでしたが、どんどん引き込まれました。 うーーー、分かるー、そういうことあるー、と、同調していきました。 心の問題は、体温計や血圧計のようなもで、ここからが病気でここまでは健全とは言えない。「自分は大丈夫?」「みんなに迷惑をかけてない?」「あなたになにがわかるの?」「自分が我慢すれば誰も傷つけない」誰もが感じたことがある気持ちが、痛いほど伝わりました。 万人受けする映画では無いかもしれませんが、テレビや商業映画では描けないもので、映画っていいなあと、再認識出来ました。
誰しも抱える悩みや、 日々の葛藤と闘いながら生きる姿 そのリアルさと、 寧子の狂気的な行動や感情に振り回されて、 その姿を必死に追い続けた2時間弱。 ただ苦しくて、ひたすらにエモい。 今回注目して欲しいのは、 やはり主演の2人 津奈木(菅田将暉)は台詞が少ない中でも その“存在感”というものは大きくて、 訴えかけるような目、言葉の発し方ひとつまで 全ての箇所において その間は、確かに彼は津奈木だった。 菅田くんの演技には いつも引き込まれてしまう。 そして何よりも 主演の趣里さんの 異常なまでの憑依ぶりに衝撃を受け そんな寧子から目が離せなかった。 いやあ、 素晴らしい 本当に素晴らしい圧巻の演技でした。 趣里さんが演じるもっと他の役を見てみたい そう思いました。 生きることの意味とは? 愛とは何なのか? 人間の必死に生きる姿を目の前にした時 想像を超える衝撃が──── 是非、ぜひ劇場へ。
ヴィレッジヴァンガード独占試写会に当選頂き有り難く拝見させて頂きました。 ヴィレッジヴァンガード様、ありがとうございました。 自分と似た境遇すぎて観てからしばらく動けなくなってしまいました。 わたし自身も仕事が嫌で逃げ出した経験があります。 寧子が安堂に追い詰められるシーンで昔を思い出してしまい、手がじんわりと汗ばんできたのを覚えいます。 この作品を見たらきっと寧子が抱える不安に共感すると思います。 また、菅田将暉さん演じる津奈木が見せるアンニュイな表情がとても美しくて、原作読了済なのでちょっとイケメンすぎてイメージ違うかなぁとキャスト発表時は思っていたのですが杞憂に終わりました。 見終わった後は自分が肯定された様な気がしました。 いまこのタイミングで出会って良かったと思える、素敵な映画です
私の中では今年今のところ1番の邦画でした。役者陣の好演、そして、新星関根監督の映像美、音楽、全てがマッチしていました。 趣里さんは以前から舞台で拝見しており良い役者さんだと思っていましたが今回は魅力が爆発。 脚本もうまくできており展開とモンタージュのバランスも良く飽きません。 ラストシーンの台詞に心がえぐられるような痛みを覚える人、救われるような暖かさを覚える人、きっと色んな人がいるけど、傷ついた事がある人間、傷つけた事がある人間には刺さる言葉です。 是非劇場でみて欲しい。