t toe 自由を求める闘いが強く胸を打つ
starstarstarstarstar - 7年前
人間の恐ろしさに泣き、真実を追い求める人々の勇気に感動して泣き、結局、泣きっぱなしの映画だった
1987年に韓国で起きた民主化運動について、ある学生の死をきっかけに、自由を求めて水面下で動きはじめた人々を中心に描く
当時の韓国政権は「打… 続きを読む
人間の恐ろしさに泣き、真実を追い求める人々の勇気に感動して泣き、結局、泣きっぱなしの映画だった
1987年に韓国で起きた民主化運動について、ある学生の死をきっかけに、自由を求めて水面下で動きはじめた人々を中心に描く
当時の韓国政権は「打倒!共産主義」をスローガンに警察の明らかに行きすぎた赤狩りにも目をつぶっていた
その結局、対北の部署は「何をやっても許される」ならず者集団へと変化していく
彼らは本来なら「打倒!共産主義」のはずなのに、やっていることは、まるで北朝鮮幹部の虐殺と同じという、ミイラ取りがミイラになったような集団だった
キム・ユンソク演じる所長も最初からおかしな人間ではなかったはずだ
彼個人の北朝鮮に対する思いと、その思いを利用する国から与えられた権力によって、歪んだ愛国心の塊になってしまったのだろう
そんな彼らを観ていると、
「真の愛国心」について考えさせられる
たとえ、その行いが間違っていたとしても、大統領府のお気に召すように行動し、その考えを他人に押し付けるのが、本当の愛国心なのだろうか
それよりも、国をより住みやすい国にするために意見を言い、反対意見があれば議論し、国や国民の明るい未来のために貢献するのが、本当の愛国心だろう
この映画でいえば「愛国心」という大義名分の元、言論統制をする警察は本当の愛国心からは程遠く、拷問して殺された学生の真相を暴くために「真実の伝書鳩」をしていた人たちこそ、本当の愛国者だと思った
そんな真実を追い求める人々が、負け試合と分かっていても、その火の中に飛び込んでいく姿は、とても力強く勇敢で、涙なしでは観られなかった
彼らは何も特別なことをしていない
検事は法に則って事件の捜査をし、記者は真実を報道し、刑務官は受刑者の秘密を守り、牧師は嘘をつかず真実を語っただけだ
それぞれが、自分の良心に従って当たり前の行動をしただけなのだ
しかし、彼らが生きていた時代は、そんな当たり前のことが許されず、とても勇気のいることだったのだ
その一人一人の行動が、周りの人々を動かし、国をも動かしていく
自分の良心に従って、当たり前の行動をすることが、周りの人を動かす
これが、真実の物語だからこそ、その重みをズシリと感じる映画だった
g geta-yuki 忌むべき歴史を遺そうとする意義ある行為
starstarstarstarstar - 7年前
無論自身が事件の当事者であるはずもなく
ましてや韓国人でもない身の上で
この映画の良し悪しは語れないのかもしれない。
ただ、言えることは
先頃の「タクシー運転手」もそうだが
人目に触れさせずに覆い隠そうと思えば
わざわざ掘り起こさずに闇に… 続きを読む
無論自身が事件の当事者であるはずもなく
ましてや韓国人でもない身の上で
この映画の良し悪しは語れないのかもしれない。
ただ、言えることは
先頃の「タクシー運転手」もそうだが
人目に触れさせずに覆い隠そうと思えば
わざわざ掘り起こさずに闇に葬ることができる
自国の負の歴史をしっかりと
映像作品として遺そうとする気概を
この映画からもひしひしと感じる。
折しも劇中で描かれる事件は
ちょうど30年前のこと。
「風化させない」と口で言うのは容易いが
こうしてお金と労力をかけて
後世に残していくという努力は
我が国日本にも大いに必要なことではないのか。
(って、いつもおんなじこと言ってるような
気もするが…)
韓国の人がこの映画を観てどう感じるのか
大いに語り合ってみたいと思うとともに
他国に起きた出来事の映画ながら
そんなことばかりを感じさせられた2時間でした。
[18:55]シネマート新宿・劇場1️⃣
K Kazuhisa Sasagawa Mizuno 日本人にはわかりずらい。
starstarstarstarstar - 7年前
いま韓国で上映して欲しい。なかなか重い内容です。実話がもとらしいが70年代の日本の学生運動だね。ただ韓国の場合事情が違うけど。今こそ再び立ち上がれ韓国の学生達よ。
N Nottin 韓国の民主化運動
starstarstarstarstar - 7年前
タクシー運転手を見て、マンガ「沸点」を読んで、ある程度韓国の民主化運動の歴史は知っていたけれど、やはり普通の人たちが、政治のおかしさに立ち上がっていった歴史はすさまじいものだったというのがよく描かれた作品だと思う。
自分たちで政権の民主化… 続きを読む
タクシー運転手を見て、マンガ「沸点」を読んで、ある程度韓国の民主化運動の歴史は知っていたけれど、やはり普通の人たちが、政治のおかしさに立ち上がっていった歴史はすさまじいものだったというのがよく描かれた作品だと思う。
自分たちで政権の民主化を勝ちとっていったからこそ、パククネの問題にだって黙ってない国民性が生まれたのかなと。
しかし韓国映画の拷問シーンはいろんなもので何度も見ているけれど、今回の1987もなかなかにつらかった。なぜそこまでリアルに描かなきゃいけないのかなとも思うけど、きっと現実はあんなもんじゃない。
映画としてあえて拷問シーンを描かないという手法もあるとは思うけど、なぜコリアンシネマはこんなにリアルなのかしら。
誰かといろいろ話したくなる映画でした。
s starling とにかくスクリーンから目が離せない。
starstarstarstarstar - 7年前
実際に起こった事件をベースにした作品って近年の韓国映画では定番って感じがする。
1987年に起こった「民主化運動」をベースにはしているが作り物だよって言われても、リアルすぎる描写の数に後半は観ていて胃が痛くなった。
この作品を通じて多くの人… 続きを読む
実際に起こった事件をベースにした作品って近年の韓国映画では定番って感じがする。
1987年に起こった「民主化運動」をベースにはしているが作り物だよって言われても、リアルすぎる描写の数に後半は観ていて胃が痛くなった。
この作品を通じて多くの人に知って欲しいという意欲は理解できるのだが、あまり良いイメージを持たない人もいるのではないかと思ってしまう。
ふと上映終了後そんな事を考えていたが、それはそうと作品のパワーがものすごいため見終わった後の疲労感がとてつもなかったです。
あらゆる政治的な背景があり、北朝鮮との確執から度を越した制裁が下されていく。
それを隠蔽する政府と公安。
人間が起こす想像を超えた行動の数々に観ていて身震いしました。
あらゆる登場人物の行動や言動が至るところで目につき、正直理解に苦しみました。
でも追い詰められた人と大きな力や組織に制圧されている状況で自分の考えなんて通せる訳がない。
逆らったり目立った行動をすれば自分の命、家族の命が危険に晒されます。
しかし「今のままでは駄目だ」と大きな力に立ち向かおうとする人々が今作の主人公です。
検事、新聞記者、刑務所看守、活動家の大学生など立場は違えど「今より良い国にしたい」という強い思いを感じました。
ただ、方向は違えど国を良くしたいと思っているのは政府や公安もそうなんですよね。
考えても考えても誰もが納得する解決策は見つからないんだろうな。