t toe 一体、何のために…
starstarstarstarstar - 7年前
なんとも閉所恐怖症になりそうな、余りにも過酷で、息苦しくて怖い映画だった
人類が始めて月に行く映画なのに、解放されるどころか息苦しいなんて
夢と希望にあふれているはずの人類初の月旅行の現実は、恐怖に満ち溢れたものだった
この映画を観る… 続きを読む
なんとも閉所恐怖症になりそうな、余りにも過酷で、息苦しくて怖い映画だった
人類が始めて月に行く映画なのに、解放されるどころか息苦しいなんて
夢と希望にあふれているはずの人類初の月旅行の現実は、恐怖に満ち溢れたものだった
この映画を観る前の私はワクワクしていた
アームストロング船長が「人類の偉大な一歩」を踏み出すまでに、どんな冒険をしたんだろうかと、「感動待ち」の状態だったからだった
しかし、現実は、私の思いとは180度違うものだった
人類で初めて月に降り立ったアームストロング船長は、感情を押し殺し、実験のような任務をひたすら遂行することを求められていた
常に、死の危険と隣り合わせで、いつしか笑うことさえも忘れてしまう
任務の後、無事に家に帰れるかさえもわからない毎日
そんなアームストロング船長の姿を観て、まるで、戦地に向かう兵士のようだなと思った
ただソ連に勝つために、危険な訓練を重ね「月面着陸」というゴールだけを目指す
そのために、平気で人命を犠牲にしていた当時の冷戦は、確かに「戦争状態」だったのだろう
そして、最後まで見終わった後「この月面着陸ミッションは本当に必要だったのか」と考えてしまった
現在では、月の利用価値がないことが分かり、人間が月へ行くことをやめてしまったけれど、本当はこの当時から、利用価値がないと分かっていたのではないだろうか
ただソ連に、共産主義に勝ちたかっただけではないのか
みんなが、ただJFKの夢を叶えるためだけに、彼の演説は正しかったと証明するために、命を犠牲にしても必死になって、ソ連と競っていただけではないのか
この当時の人たちの苦労や犠牲があって、今では宇宙旅行に行けるようになったのかもしれないが、人命を犠牲にしてまで、宇宙旅行というのは、必要なことなのだろうか
私はそこまでして、宇宙旅行が必要だとは思わない
なんだかやりきれない気分になってしまった作品だった
K KUBO 息苦しいほどのリアリティ!
starstarstarstarstar - 7年前
デイミアン・チャゼルの新作「ファースト・マン」公開初日に見てきました!
やっぱりデイミアン・チャゼルはすごいや。「セッション」で怒り狂うじじい、「ラ・ラ・ランド」で歌と踊りときて、「ファースト・マン」ではアポロ計画を徹底したリアリズムを「… 続きを読む
デイミアン・チャゼルの新作「ファースト・マン」公開初日に見てきました!
やっぱりデイミアン・チャゼルはすごいや。「セッション」で怒り狂うじじい、「ラ・ラ・ランド」で歌と踊りときて、「ファースト・マン」ではアポロ計画を徹底したリアリズムを「静」で描いてきた! デビューから全部異なる引き出しを開けてくる。天才だわ。
作品全体を通して感じられるのは「息苦しさ」。ここで描かれるアポロ計画はまるで棺に乗せられて打ち上げられるよう。この当時のNASAのメインコンピューターは今のスマホほどの性能もなかったのだが、多くの犠牲者も出して、まるで一か八かのよう。
その様子を、リアリティ重視でほぼ一人称視点で撮るものだから、全編通して圧迫感以外の何ものでもない。もちろんこれこそがデイミアン・チャゼルの意図したことなのだろうが。
劇中でNASA側が失敗時を想定したコメントの練習をしているシーンまで出てくるが、ここまで一か八かだったのなら、あながち「カプリコン1」みたいなことも万が一のために準備してあっても不思議ではないね(^^)。
またこの当時のNASAには「ドリーム」の3人もいたんだろうな〜なんて考えるのも楽しい。
常に冷静で感情を内に秘めたニール・アームストロングを演じたライアン・ゴズリングも「ラ・ラ・ランド」とは180度違う演技で我々を魅了する。
「蜘蛛の巣を払う女」など最近メキメキ売り出し中のクレア・フォイも、いつ事故で帰らぬ人になるかも知れぬ宇宙飛行士の妻のギリギリの感情を演じていている。
「人類にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」
当時、子どもの私も衛星中継で見たあの瞬間がスクリーンで蘇る。
「セッション」や「ラ・ラ・ランド」のようなわかりやすい掴みはないが、たった3作目にしてこのストレートな重厚感は並大抵の才能ではない。デイミアン・チャゼル、すごいや!
a abx155 デイミアン・チャゼルの手腕が光る
starstarstarstarstar - 7年前
初めて月面に降り立ったニール・アームストロングの伝記映画。
偉業を成し遂げた人物の伝記映画にありがちな英雄としての描き方ではなく、一人の人間として娘の死や妻とのすれ違い、事故死への恐怖と対峙する姿が静かに描かれる。
人間ドラマの部分が静かな… 続きを読む
初めて月面に降り立ったニール・アームストロングの伝記映画。
偉業を成し遂げた人物の伝記映画にありがちな英雄としての描き方ではなく、一人の人間として娘の死や妻とのすれ違い、事故死への恐怖と対峙する姿が静かに描かれる。
人間ドラマの部分が静かなのに対して映像演出は凄まじかった。X-15の飛行トラブル、ジェミニの回転トラブル、アポロ11号の月面着陸などこれまでに見たことがないような映像がてんこ盛りだった。
アームストロングの人となりを通して、アメリカの宇宙開発史を切り取ってみせたデイミアン・チャゼル監督の手腕が光る一作。
た たかし これがオリジナルになる‼︎
starstarstarstarstar - 7年前
子供の頃から宇宙モノが好きでアポロ11号の発射前から帰還するまでの無線のやりとりをNHKで24時間生中継同時通訳してたのを徹夜で見ながら、世に出たばかりのカセットレコーダーで全部録音してた。あのテープどこいったかな。だから発射の瞬間や月面で… 続きを読む
子供の頃から宇宙モノが好きでアポロ11号の発射前から帰還するまでの無線のやりとりをNHKで24時間生中継同時通訳してたのを徹夜で見ながら、世に出たばかりのカセットレコーダーで全部録音してた。あのテープどこいったかな。だから発射の瞬間や月面での名言などは頭にこびりついてるが、それをそのまんまアームストロング主観目線で完全再現していてすごい。この映画はアポロ11のオリジナルにしていい。しかし、これほどの困難を乗り越えていたのか、とあれから◯十年たった今フラッシュバックしながら興奮したぞ。そしてアームストロングが月で思ったことはなんと……サイエンスものの連続で、興味ナシの人にはつまらないはずの映画がこんなに泣けるとは‼︎
ま まん坊 ファースト・メン
starstarstarstarstar - 7年前
2019-014@吉祥寺オデヲン
アポロ計画以前の宇宙船は、命を預けるにはあまりにも頼りなく、見るからに不安なものだった事がよくわかった。
予期しない事故も多い。批判も多くなる。分かってはいたつもりだけど初めて何かを成し遂げるということは… 続きを読む
2019-014@吉祥寺オデヲン
アポロ計画以前の宇宙船は、命を預けるにはあまりにも頼りなく、見るからに不安なものだった事がよくわかった。
予期しない事故も多い。批判も多くなる。分かってはいたつもりだけど初めて何かを成し遂げるということは想像もつかないほど大変なことなんだと改めて思い知る。
自分の夢だったものが、時間が経つにつれ他人の思いも乗っかってとても重たいものになっていく。それは多分、自分達の日常にもあることで大切なことではあるけど背負いすぎると、逆に潰れかねない。それをライアン・ゴズリングはとても繊細に表現していたように思えた。
彼だけでなく、奥さんも見事。
最近見た顔だなぁと思ったら、リスベットじゃないか。
蜘蛛の巣を払う女からの振り幅がありすぎて、さすがハリウッド女優さんだなと感服いたしました笑