不機嫌顔させたら世界一
他人の思想や言葉を振り払え。自分の声を探せ。
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長編映画デビュー作となるハイファ・アル=マンスールが監督を務め、哀しくも美しいメアリーの人生を極上の映像美でスクリーンに焼き付けた本作。主演を務めるのは『マレフィセント』『パーティーで女の子に話しかけるには』『ネオン・デーモン』など、話題作・異色作に立て続けに出演し、圧倒的な存在感で世界中を虜にするエル・ファニング。19世紀イギリス 小説家を夢見るメアリー(エル・ファニング)は“異端の天才”と噂されていた妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ駆け落ちをする。しかし、愛と放蕩の日々は束の間であった。メアリーに数々の悲劇が襲い掛かる。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、恐ろしくも悲しい何かが生まれようとしていた……。
他人の思想や言葉を振り払え。自分の声を探せ。
DVDで鑑賞。19世紀イギリスの服装、髪型、建物の外観内装、街並み、全てが好みだった。そしてメアリーが美しい。優しそうな見た目だが、所々に芯を強く持っていると感じる表情が感じられて良かった。きっと何度でも見返したくなる。 個人的には、序盤の恋に落ちていく1番幸せであろうシーンが好きです。エル・ファニング笑顔が似合う。
フランケンシュタインを書いた作家という印象が強かったがきちんとメアリーシェリーの物語になっていた点は良かった。16歳でパーシーと出会い小説を発表するまでわずか2年程しか経っていないというのにこの体験は流石に壮絶としか言い様がない。男性と女性の齟齬もよく描けていたと思う。メッセージ性が強すぎる気もしなくないが。 まあ見ている側としてはどう見ても選ぶ男が悪いぞと言いたいが、彼あってのあの小説なのだからまあイーブンなのかな。思っていたよりは面白かったが、つくづく思うのは彼女の能力を最大限に引き出したのはやはりニコラス・レフン監督だよなあ。個人的にエルファニング出演映画であれ以上のものを見いだせていない。
瞳がベラベラ喋るタイプのエルファニングが、大人の女性を遜色なく演じておりました。メアリーシェリーのことをあまり知らずに観たのですが、途中バイロンが出てくるくだりで驚きがものすごく多く、後々友人に「ディオダディ荘の怪奇談義」の話を聞いてからバイロンのことを調べましたが、バイロンの肖像画と役者さんがとても似ていてびっくりしました。 あのバックグラウンドを反動にフランケンシュタインを生み出したことを考えると、人は苦しみや悲しみが積み重なると想像力が育つのだなあと思います。
"フランケンシュタイン"の原作者メアリー・シェリーの激動の半生。 堕落した自由思想をもつ伴侶に振り回され、孤独と絶望感に苛まれる。 蘇生を望む想いがのちに豊かな創造を産む哀しき過程。 運命にしがみつき、荒れた道を開拓するメアリーは、登場するどの男よりも勇ましい!
フランケンシュタインの物語がいかにして生まれたのか、作者のメアリー・シェリーの物語執筆までの2年間を追った物語。 19世紀のイギリス、女性の社会的地位が低く、抑圧されて不遇な状況にあるメアリーの姿がフランケンシュタインに出てくる怪物の姿と重なる。 無垢な少女だったメアリーが、人生において自分が選択したことに向き合い、それを一つ一つ乗り越えることで最後にささやかな勝利を勝ち取る。観ている間は辛かったけど、観終わった後にはじんわりといい余韻が残った。
とてもよかった。エル・ファニングが強くて美しかった。これを観てからフランケンシュタインに触れると感じるものがまったく変わりそう。
16歳から18歳の間に受けた、数々の絶望と孤独感。主人公メアリーが、詩人のパーシィ・シェリーと出会い、フランケンシュタインを執筆するまでの2年間を、エル・ファニングが見事に演じている。 原作の「フランケンシュタイン」の内容を、ある程度抑えてから鑑賞をすると良いかも。
18歳といえばまだ少女。 抑圧された時代に自分の声を持ち、果てしない逆境に身を置きながらも、願いを貫き創造する力は父から受けた薫陶の証☆ 「フランケンシュタイン」という異形の怪物の名作が生まれ、はじめて彼女が認められたスピーチの瞬間、彼女の愛と願いは届いたのでしょうか💓 バイロン卿がスキャンダラスな人物なのはともかく、シェリーまですっとこどっこいでびっくりしました😲 お父さんやベン・ハーディ演じるお医者さまは英国紳士なのに、恋に堕ちる相手を間違ったな😞とも思いましたが、最後にシェリーの詩人らしい感性を呼び覚ました彼女の一途なパワーは超絶過ぎて。。。 200年前に書かれた「フランケンシュタイン」ですが、最初の映画化は88年前の貴重なモノクロ作品📽️ 有名な怪物も実際にはイメージよりもゆるい感じで、哀愁やペーソスに満ちて見えました✨ そして2作目の「ヴァン・ヘルシング」では1作目のオマージュシーンをそのまんま多用、ただ顔は醜いが心優しいキャラ😱 それが3作目「アイ・フランケンシュタイン」に至っては″人を守る″という進化❣ メアリーに教えてあげたいです☺ エル・ファニングの演技も、当時の様子も素晴らしく 見応えありました。
「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーの物語。メアリーの美しさ、強さに見惚れました。怪物に共感できる理由がわかった気がします。しかしメアリーは確かに沢山辛い目にあったけど、一番気の毒なのはパーシーの奥さんと娘な気もしちゃいました… ポリドリ役のベン・ハーディは観るだけで癒される…
“My choices made me who I am, and I regret nothing.” フランケンシュタインの作者が女性だってことも、18歳の時に書き上げたことも、この映画まで知らなかった。 強い女性でも恋愛が絡むと脆くなる。それでもやっぱり女性は強し。 壮絶な人生故にこの物語が出来たんだなぁ。 エルファニングの魅力が爆発してた。 1番好きなシーンは義妹ジェーンがフランケンシュタインを読んだあとの感想を言うところ。 あとラストシーンのセリフも痺れた。 フランケンシュタイン、読もう。
自らの経験が生んだ小説なのでしょうが、異なる登場人物やストーリーが生み出される過程が、もどかしくも面白く感じました。
迸る情熱を終始感じた エルにしか出せない魅力。かな
ストーリーの大半は、16歳で駆け落ちし、2年余りで人生の様々な試練に直面するメアリーの姿が描かれている。ただ、彼女の人生の転機となったのは、長女の早世とバイロン卿の別荘での怪奇談執筆ゲーム。パーシーと駆け落ちした後も、メアリーはゆくゆくは小説を書いてみたいと思っていたものの、それを怪奇談に纏めることができたのは、バイロン卿の思いつきという “偶然の産物”だった。もっとも、小説のテーマとなったのは、彼女自身の生立ちであり、パーシーと出会ってからの試練の数々。 フランケンシュタインは、そんなメアリーの人生の縮図なのだと思う。
「フランケンシュタイン」を書いたのは18歳の女性だった。知らなかったな〜。 そもそも私が初めて触れたフランケンシュタインは、「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」のフランケンシュタイン。その後の「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に至ってはもはや何だかわからなくなり、次に来るのは「怪物くん」で「フンガー」しか言わないフランケンだったりするから、子どもの頃から幅広いフランケンシュタインに触れてきたのは確かだ。 その「フランケンシュタイン」を書いた女性の物語というのだから、ティム・バートンやデルトロが監督しそうな気持ち悪いファンタジー系を期待して行ったら全然違ってた。 冒頭、ひとり墓場で空想に耽るメアリー(エル・ファニング)は、あたかもダークな不思議の国のアリスのよう。怪奇小説にひかれるメアリーがどんな風に「フランケンシュタイン」を書くまでになっていくのかなぁ、と見ていると… 「シェリー(ダグラス・ブース)」と出会い、恋に落ちるあたりから「あれ?キラキラ映画?」って思えるほど、イケメンと美少女のロマンス中心で話が進む。 なんたってエル・ファニングは元オーロラ姫だし、メイジー・ウィリアムズは「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア・スタークだし、ダグラス・ブースは「高慢と偏見とゾンビ」に出てた超イケメンだし、かなりキラキラ。 ところがこのイケメン「シェリー」がとんでもない無責任野郎。「自由恋愛主義」と称して手当たり次第に女性を…。とんでもない奴だ! だが、ここまでストレートに言いたいこと言っちゃうのは、石田純一以上か?(^^) メアリーは幸せの絶頂から突き落とされ、17歳にして信じられないほどの人生の辛苦を舐める。そしてこの人生への絶望が「フランケンシュタイン」執筆へとつながっていく。 最近立て続けに見た「ライ麦畑の反逆児(サリンジャー)」「Merry Christmas! 〜ロンドンに奇跡を起こした男(ディケンズ)」は、それぞれ作家がその代表作を書くまでに焦点を絞り、作家のストーリーと作品世界を融合させる形で描かれていたから、本作もメアリーの怪奇趣味と「フランケンシュタイン」の世界を融合させて描かれるのかと思っていたのだが、本作が狙ったのは怪物「フランケンシュタイン」を生み出すまでに至ったメアリーの「絶望」と「死」に彩られた人生。ファンタジーには全く寄せずに、ひとりの女性の半生を真正面から描いた作品になった。 「フランケンシュタイン」は、このメアリー20歳の時の作品だが、初版発売時には女性名では出版が許されず「匿名」のまま出版され、重版ができた時にやっとメアリーの名前が作者として表紙に載ったという。19世紀、今から200年前の、女性の自立、地位向上の物語でもある。 また、「フランケンシュタイン」の作者メアリーと「吸血鬼」の作者ポリドリが、同じバイロン邸での怪奇談義からこの二大モンスターを生み出しているというのもたいへん興味深い。
フランケンシュタインという作品を 18歳という若さで書いたメアリーシェリーのお話 過去にベネさん関係で ナショナルシアターライブのフランケンシュタインを何度となく観ていたので あのおぞましくも純愛?なお話を18歳の女性がどうやって生み出したのか興味があり しかも!夜にはフランケンシュタインのリバイバル上映に行く予定だったので ここぞ!とばかりに朝っぱらから鑑賞 時代のせいなのか 出てくる男がそれはもうクズばかりで メアリーのお父さんと 後半ちょいと出てくるドラキュラの作者 (ポヘラプのロジャーのベンハーディー)にしか 誠実さを感じなかった!!!! でもメアリーは若気の至りでバカな行動はするけど それを乗り越えて自分のものにして あの作品を生み出したんだなぁ、と メアリー役のエルファニングが 可愛いけど凛としていて とっても綺麗だった 可能ならフランケンシュタインとセットで見てほしい 怪物の絶望がそのままメアリーや当時の女性の絶望だとわかって どちらの作品にも理解が深まる感じがした
感情は複雑である。 エルファニングは見事に体現している。 瞳の奥で影だ宿る。意識と無意識が交差する。 闇からの独立がログラインの今作に 女性の自立を懐に忍ばせ、 一冊の物語を書き綴り 自立する。 多くの人間の尊厳が脅かされる現在 サウジアラビアの女性監督の厳しく強い眼差しは 世界に届くだろう かくも、映画は自由だ。 色彩感覚と美術と撮影も一見の価値
「私が生まれたのは孤独を知るため」と、自分の出産が原因で母親が死んだ彼女は、この戒めを自分に課す。 孤独も自分の言葉で語る、自分の人生を生きるという強い気持ちを得るために必要だったのだ。 誰にも私の心を触らせない、誰かの言動になど傷つかないという意志が彼女を強くする。 この意志があるから、剥き出しの心を言葉でさらけ出す。その物語には血の温もりを感じるほどのメッセージが宿る。怪物はメアリーの分身だ。 物語の著作権を守るために、また孤独に苛まれながら奔走する。 最後に、「私の選択が私を創る。後悔はしていない。」という台詞で締めくくられる。 私には彼女の怪物が彼女と手を繋ぎ歩く後ろ姿が浮かんだ。
どっぷりとメアリーの世界に浸って見入ってしまった 言葉に囲まれて育った少女が、孤独と絶望の淵に立った時、自ら生み出した言葉に救われていく 彼女の人生から伝わってくる切なさと、静かな感動に包まれた作品 この作品は、18歳で「フランケンシュタイン」を執筆したメアリー・シェリーの実話を描いた作品 若くて奔放で、妻子持ちの詩人パーシー・シェリーと恋に落ちたメアリー しかし、メアリーの父も妻が二人いたことから、恋愛は自由なものだと信じてメアリーはパーシーと駆け落ち しかし、そこから彼女に様々な悲劇が押し寄せる 「フランケンシュタイン」と言えば、フランケンシュタイン博士が作った怪物 怪物は博士の愛情を求めるけれど、怪物を作ってしまった博士は、その思いを拒絶 そこから、怪物は孤独と絶望の中を生きることになる この映画を観て思ったのは、 そんなフランケンシュタインは、メアリーの内面を形にしているということ その「フランケンシュタイン」を執筆した当時のメアリーは、母を知らないために親の愛情を受けられず、恋人のパーシーからも見捨てられ、孤独と絶望の中を生きていた その中で「死んだカエルを生き返らせる」というマジシャンの演目に心を奪われ、怪奇小説「フランケンシュタイン」が誕生する 18歳という若さで、メアリーは絶望を感じる孤独の中にいた もう、それだけで、この物語は悲しくて切ない それも、全てパーシーという遊び人と出会ったことが運の尽きだけれど でも、もしも彼女が、パーシーと出会っていなかったら、私たちはフランケンシュタインを知ることがなかったのだから、それはとても皮肉なことだし、それが彼女の運命だったと思ってしまう しかし、そんな彼女の絶望も、彼女の心の中にある言葉がフランケンシュタインという怪物を生み出すことで救われていく 画家は絵を描き、歌手は歌うことで自らの人生を救うように 作家は、自らの言葉で自分自身を救うんだなと思った そう思うと、 メアリーが作家の家に生まれたのも、母は彼女を産んで亡くなったのも、詩人と恋に落ちたのも、そこから様々な悲劇に見舞われるのも その全てが、彼女に定められた運命だったのだろう フランケンシュタイン博士が生んだ怪物に、彼女の全人生が込められているからこそ、出版から180年以上経った今も、多くの人に愛される作品なんだと思う
エル・ファニングが美しすぎて、上映中の2時間は恐ろしいほど彼女に吸い込まれてしまった。映像も音楽も良かったような気がするが、とにかく彼女が素敵すぎて。一晩経ったいまも彼女が頭の中をぐるぐる回ってる。生きているうちにこんな素晴らしい女優さんに出会えたことに感謝。もう一度劇場でメアリーを見つめていたい。
フランケンシュタインを書いた少女の物語。彼女がいかにして怪物を生み出したのかー。本当に最悪な男ばかりが登場し、女性が認められない時代背景も含め怒りと切なさを憶える話である。どんなに周りに振り回されても自分の選択が結果を生みだすんだなと実感した。