平 平野レミゼラブル 活弁の世界へようこそ
starstarstarstarstar - 6年前
映画がまだ活動写真と呼ばれ、音もついていなかった時代。人々を熱狂させたのはスクリーンに映る俳優よりも、その横で軽妙な語りを繰り広げる弁士の存在だった…!
周防監督5年ぶりの新作。周防監督は面白い映画ばっかり撮るのに、寡作すぎるのだよなあ。そ… 続きを読む
映画がまだ活動写真と呼ばれ、音もついていなかった時代。人々を熱狂させたのはスクリーンに映る俳優よりも、その横で軽妙な語りを繰り広げる弁士の存在だった…!
周防監督5年ぶりの新作。周防監督は面白い映画ばっかり撮るのに、寡作すぎるのだよなあ。それだけ凝ってるってことなんだけど。今回は脚本は別の人なんだけれども、それでも変わらぬ安定した面白さを誇っています。凄く良いよ。
これまでも主人公が相撲や社交ダンスといった未知の世界へ踏み込む喜びとおかしみを描いてきた周防監督だけれども、今回は主人公ではなくて我々を活動弁士の世界に引き込んでくれる。僕らなんて生まれた時から映画にゃ音も音楽も効果音もついてますからね。活動弁士の世界なんて初体験も初体験ですよ。
で、活動弁士の彼らの軽妙な語り口ったるや、ともすれば淡泊に映りかねない無声映画に彩りと臨場感を与えてくれていて実に面白い!考えてみれば昔から日本には噺家なんて職業もあるわけで、べしゃり稼業はお手の物なんですね。噺家も同じ噺でも語る人によって全然違う噺に聞こえるというように、活弁の世界も弁士によって作品の印象がまるっきり変わってしまうというのが興味深い。流石に悲恋モノがお下劣ネタ満載のコメディに早変わりしてしまうのは極端すぎるとは思うのだけれども(笑)そりゃ監督も「僕の作品じゃ勘弁願いたいね」って言いますよ!!
主人公の国定こと俊太郎はヤクザの泥棒稼業の片棒を担がされる偽弁士なんだけれども、子供の時から聴きまくったことであらゆる弁士の語り口を暗記して真似できるという特殊技能を持った天才。演じる成田凌のド器用さも相まって本当にべしゃりが巧い。彼の超絶技巧が我々を一気に活動弁士への世界に引き込んでくれるのが素晴らしいですね。
高良健吾や竹野内豊といったド美声俳優を揃えてくれるのも嬉しい。竹野内豊は弁士じゃないけど。でも謎のクンフーを見せてくれたり、銃を撃つ時の珍妙な格好が愉快なコメディリリーフで良い味出してくれてましたヨ。コメディリリーフと言えば、やっぱり周防監督は長い付き合いだけあって竹中直人の扱いが巧いですね。程々に抑制させつつ程々に暴れさせるウザくない塩梅に楽しい竹中直人も必見だ。
弁士のお仕事モノの他に幼馴染の女優とのロマンスや、ヤクザから持ち逃げしてしまった大金の行方を巡るサスペンスとあらゆる要素散りばめながら、コメディとして一貫していたのも良かった。成田凌VS高良健吾のタンスの扉押し出しバトルなんて爆笑。あそこで扉が外れたことが後々の展開に繋がったり、後半にとんでもないものを押し出すことになる発展形天丼が披露されたりと一発ネタに終わらない構成にも舌を巻く。
ただ、終盤の大捕り物は今までの布石を惜しげもなく回収したり、登場人物の動きがいちいち楽しくある集大成ではあるんだけれどもちと冗長か。もうちょいコンパクトかテンポが良ければもっと爆発力あったんじゃないだろうか。
楽しさだけでなく、俊太郎の憧れの弁士が誰よりも優れていたが為に、「映画の台頭・弁士の衰退」を早くに察知しやさぐれてしまっていたという「終わり」を予期させる寂しさもあったり。そもそも俊太郎も元々人真似だけで、自分がない存在だっただけに「自分の役割を探す」というのは重要なテーマかもしれない(その割にはすぐに自分だけの芸風身に着けた気もするが)。それでも必死になって覚えた技術は必ず報われる時がくるし、どんな状況でも腐らず人を楽しませることの素晴らしさを説く優しさは爽やかである。
今年最後のエンターテイメントとして自信をもってオススメしたい快作だ。
オススメ!!!
か かをり さすが!周防監督!
starstarstarstarstar - 6年前
周防監督らしい、悪人が少ない優しい映画でした。成田涼さんの説明は本当にうまくてすごい役者さんだと感心しました。他の役者も申し分なく、周防組のいつもの皆様もさすがです。ずっと退屈することなく、日本人で良かったとも思わせる作品でした。
ハ ハルハル カツベン
starstarstarstarstar - 6年前
を知らなかったのですが、
彼らによってストーリーが作られるというのが
おもしろいなぁと思いました。
楽しくはない事情を抱えた人もいるけど
皆それぞれ個性のある人ばかりだったので
全編通して暗くならなくて楽しく観られました。
ナ ナガグツ なかなか良い
starstarstarstarstar - 6年前
最初から最後まで通しでストーリー的に非常に楽しめました。😊
とても良かったです。💕
昔の娯楽産業についても詳しく学べました。
映像に合わせて、男性が女性の声も含めて語るのは、非常に難しいだろうなあと思いました。
どちらかというと、成人を過ぎた方々、中高年の方々に受けそうな作品かな?と思いました。
ク クローバー 日本映画の歴史
starstarstarstarstar - 6年前
貧しいけれど映画が大好きな少年少女。そんな二人がまさかの再会。無声映画の時代に活躍した活弁士の仕事の奥深さ、日本映画の歴史を知ることができる映画好きにはたまらない作品。
成田凌さんの最後の語りは圧巻。
m mami カツベン
starstarstarstarstar - 6年前
成田凌君の声が意外にも、もの凄く良かった。
永瀬さんの声も、色気があって良かった。
老若男女誰でも、楽しめる作品でした。、
D DORA あっという間
starstarstarstarstar - 6年前
昔の町並みや風情を感じながら物語が進んで出演者も最高🤣外れなし。細かな笑いもあって楽しかった。
n n.yano ある意味新鮮な・・・
starstarstarstarstar - 6年前
背景は大正時代、がとても新鮮に観ることができた。周防監督のなせる技かも。
無声映画は勿論見たことがない。活動弁士が映像の脚本を自由に組み立てられることで、同じ動画でも全く違う作品になる。これってある意味凄く面白い発想。
ストーリーは、笑いあり、ほろ苦さあり、現実的な拘束ありと多岐に富んでいて人生の良否をよく表している。今の時代だからこそ観る価値は高い作品。
t ton
面白かった
starstarstarstarstar - 5年前
最近はこういう映画が少ないだけにとても良かったです。時代やコミカルさもちょうど良くて、成田凌君も上手で良作だと思います。
ただ惜しいのが、達者でオーラ全開の大御所の役者さん達が揃い踏みすぎだったことでしょう。せっかくの主演をみんなで影薄めに… 続きを読む
最近はこういう映画が少ないだけにとても良かったです。時代やコミカルさもちょうど良くて、成田凌君も上手で良作だと思います。
ただ惜しいのが、達者でオーラ全開の大御所の役者さん達が揃い踏みすぎだったことでしょう。せっかくの主演をみんなで影薄めにさせてしまったように感じました。
成田君はこの年代では飛び抜けてる方で実に上手いと思いますが、その馴染む上手さがちょっと逆に出てしまったかな?と少し残念でした。
しかし、演技、ストーリー、演出、ともに良かったのは間違いないです。
R RIRA
おもしろい!
starstarstarstarstar - 6年前
黒島結菜ちゃんの声が凛としてて、とても良かったです。ストーリー中の仕掛けが周防監督らしくおもしろかったです。