解釈
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常に何らかの荷物を持ち運ぶか何かを食べている四千頭身・後藤ルックなイ・ジョンス(『アンティーク』のユ・アイン)は、小説家を夢見る青年だ。 ある時、整形して美しくなった幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と再会し付き合うことになったが、直後に彼女はアフリカへ旅立ってしまう。帰国すると言うので空港へ迎えに行くと、知らない男ベン(『ウォーキング・デッド』のスティーヴン・ユアン)が一緒だった。 ベンは2ヶ月に一度、役に立たないビニールハウスを燃やすと言う。ジョンスは、そんな彼に確実に惹かれているヘミがいることに嫉妬心を燃やすのだが…。 村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を原作としているが、設定や舞台は大きく異なる。また、村上による原作も、ウィリアム・フォークナーの同名小説『納屋を焼く』に影響を受けたものとされているが、村上自身はそれを否定している。 ちなみに、小説家を目指すジョンスが好きな作家はフォークナーという設定である。 ヘミ(山崎紘菜似、吹替は高梨臨)のような海外旅行で人生変わりました系(そのことを自慢げに話す系)女子は苦手だ。 ベン(萩原聖人似、実際に吹替を担当)のようなギャツビーもいけすかない。 このまま静かに終わるのかと思いきや、ラストは目が離せない展開に。 多くの含みをはらんだ詩的な雰囲気を持つ村上春樹作品の世界観を保持しつつ、風呂敷を広げ過ぎず現代の韓国社会を舞台に美しく落とし込んだアレンジは実に見事であり、しかも映画化にあたって原作よりも行間に踏み込んだ作りとなっており、これはもう離れ業と言っていい。