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幸福なラザロ ポスター

幸福なラザロ

3.8 127分 2019/04/19 公開
ドラマイタリアスイスフランスドイツ
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あらすじ

本作は、2018年カンヌ国際映画祭にて脚本賞を受賞し注目を集めることとなったイタリア映画。監督を務めるのは、カンヌ国際映画祭グランプリ作『夏をゆく人々』など、長編監督作の全てがカンヌに出品されてきたアリーチェ・ロルヴァケル監督。イタリアで実際にあった驚愕の詐欺事件を知った驚きをきっかけに本作を構想、主人公となるラザロを誕生させた。主人公ラザロを演じるアドリアーノ・タルディオーロは、公立高校在学中に監督によってスカウトされ、1,000人以上の同年代男子の中から発掘され、圧倒的かつ鮮烈な印象を残す演技力で観客を魅了する。舞台は20世紀後半、社会と隔絶したイタリア中部の小さな村。純朴なラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)と村人たちは領主の侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)から小作制度の廃止も知らされず、昔のままタダ働きをさせられていた。しかし、夫人の息子タンクレディ(ルカ・チコバーニ)が起こした誘拐騒ぎをきっかけに、前代未聞の労働搾取の実態が明るみになる。ついに村人たちは恐る恐る外の世界へ出て行くが、ラザロだけは違った……。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
アリーチェ・ロルバケル
キャスト
アドリアーノ・タルディオーロ/アニェーゼ・グラツィアーニ/アルバ・ロルヴァケル/ルカ・チコヴァーニ/トンマーゾ・ラーニョ/セルジ・ロペス/ニコレッタ・ブラスキ ほか
配給
キノフィルムズ
公式サイト
http://lazzaro.jp/

クチコミ

Asuka

幸福

- 7年前

彼は幸せだったんだ。

ちこ

沁みた

- 7年前

前評判に違わずとても良かったです、とても良いものを観た。前半と後半で印象ぜんぜん違う。不思議で、宗教的な暗喩がたくさんあるんだろうなと思いながら浅学な私にはそのあたり分からなかったけど、ラザロの涙がすごく沁みた。

最大の敵は人間

- 7年前
全てを信じ疑わなかった彼は、幸福だったのだろうか。 彼の瞳にうつる世界は、ちゃんと、美しくあっただろうか。 人間の味方は人間であり、最大の敵も人間だ。 それでもそれぞれが自分たちなりに精一杯生きていて、本当の悪は存在しないのではないか。 そ… 続きを読む

全てを信じ疑わなかった彼は、幸福だったのだろうか。 彼の瞳にうつる世界は、ちゃんと、美しくあっただろうか。 人間の味方は人間であり、最大の敵も人間だ。 それでもそれぞれが自分たちなりに精一杯生きていて、本当の悪は存在しないのではないか。 そんなことを考えた。 搾取される側もまた、ラザロを搾取した。 そうやって人は自分より弱い立場の人間を生み出し、安心する。生きることをサボる。 けれども彼は、誰も搾取しなかった。 それが彼の強さであり、底抜けの優しさだった。誰も彼には敵わない。 負の連鎖を、自分のところで断ち切ることのできる人間であったと思う。 そんな清い心を持ち、あれほど綺麗な涙を流せる人が、最後にちゃんと救われる世界であって欲しいと願わずにはいられなかった。

jum ネタバレ

信仰心も良心も薄れかけた現代

- 7年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

ラザロの生きている時代がまさかの現代のイタリアだった、ということに衝撃を受けた。 雄大な自然の中にある緑や青と言った色さえも貧困にあえぐ民の目には灰色に映るのだろう。画面に映る背景にあまり美しさを感じさせない演出。それはあの画に映る最も美しいものは、清らかで聖人のようなラザロ(蘇りし人というような意味だったと思う)だけという示唆なのだろうか。 「隣人を愛し、右の頬を殴られたら左の頬を差し出す、そんなキリストのようなラザロは現実社会において搾取される側にしかなれない。なんと世知辛い世の中だろうか。人はいつからこんなに醜く残酷な生き物になってしまったのだろうか。」そんな嘆きが聞こえてくる映画だった。

Sane

美しく哀しき物語

- 7年前
歴史的背景よりストーリーに感動され、考えさせられた。 とても純粋で美しい少年ラザロとその周りの人と環境を語ったストーリーだった。 綺麗な心の中に「悪」という言葉は存在しない。むしろその概念さえない。疑わない、怒らない、欲しがらない。人に… 続きを読む

歴史的背景よりストーリーに感動され、考えさせられた。 とても純粋で美しい少年ラザロとその周りの人と環境を語ったストーリーだった。 綺麗な心の中に「悪」という言葉は存在しない。むしろその概念さえない。疑わない、怒らない、欲しがらない。人に対する想いは我を超えて、それを「善」の行動で答えて来る人もいるし、ただそれを愚かしいと思い、当たり前のように搾取する人もいる。 感動しながら怒りも覚え、悲し過ぎて涙が止まらない場面もあった。 思い付かなかった展開と結末だったけど見終わったらイエス・キリストの受難を思い出した。

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