淡々と起こりゆく悲劇
http://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2019/07/16/123000
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カンヌ国際映画祭常連のスペイン出身監督ハイメ・ロサレスが、カタルーニャを舞台に、ある家族に起こる悲劇の連鎖を描く。主演は、本作でヨーロッパ映画賞最優秀女優賞にノミネートされたバルバラ・レニー。画家のペトラ(バルバラ・レニー)は、作品制作のために著名な彫刻家ジャウメ(ジョアン・ボテイ)の邸宅を訪れる。彼女の本当の目的は、ジャウメが自分の本当の父かどうか確かめることだったが、次第に彼が冷酷な人物であることがわかってくる。そんな中、一家の家政婦が謎の自殺を遂げたことを皮切りに、ペトラも悲劇の連鎖に巻き込まれていく......。
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なのだけど、明るいスペインの景色と抑えた演出のせいで、淡々と進んでいく印象。肝心の部分が隠されるように引いたり寄ったりするカメラワークが秀逸だと思った。会話の相手の表情や出来事の決定的なシーンが画面に入ってこないので、劇的な、あるいは扇情的な感じが抑圧される。時系列に沿っていない章立ても良い。血の繋がりが必ずしも美しいものではないと感じさせる。ジャウメの冷酷さのせいか、女性同士のきずなにホッとする。主演の女優さんが美しい。