か かっちゃん 心暖まる素敵な映画
starstarstarstarstar - 5年前
マレーシアの女流監督ヤスミン・アフマドの長編映画。初めてヤスミンの映画を観たけれど、ヤスミンワールドにすっかり引き込まれてしまった。これは凄い監督さん。亡くなられたとのこと、本当に残念でならない。特に女性ならではの視点を強く感じさせる訳では… 続きを読む
マレーシアの女流監督ヤスミン・アフマドの長編映画。初めてヤスミンの映画を観たけれど、ヤスミンワールドにすっかり引き込まれてしまった。これは凄い監督さん。亡くなられたとのこと、本当に残念でならない。特に女性ならではの視点を強く感じさせる訳ではなく、ただただ彼女の、包み込む様な深い愛情とユーモアが全編に散りばめられた映画だった。マレーシアは中華系、マレー系、そしてインド系など複数の民族が暮らす文化や価値観の混在した社会。そんなマレーシア独特の社会的背景を特に強調するわけでもなく、無視するわけでもなく、さりげなく描かれている。そして民族間の対立などにも、どこかヤスミンの暖かい眼差しを感じることが出来るので、マレーシアを良く知らない私もすんなりと物語の中へ入り込めた。高校生達が音楽コンクールと言う共通した目標に向けて切磋琢磨する中、家族の絆、恋愛、対立、などの群像劇が繰り広げられる。そのどれもが、とてもかけがえのない物語で、切なく、愛しく、優しく、丁寧に丁寧に描かれていた。どこか混沌として猥雑な雰囲気があるかと思えば、ドビュッシーの月の光のメロディと共に、静寂な世界が描かれる。音楽コンクールで演奏される音楽はポップスだったり伝統的な音楽だったりするし、でもどれも本当に詩の内容もあり感動的な音楽ばかりで音楽映画と言う点からも見事なものでした。久しぶりに心から感動できた映画でした。
し しょうちゃん タレンタイム~優しい歌
starstarstarstarstar - 9年前
2017年45本目の劇場鑑賞。
2009年に51歳の若さで亡くなったマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの遺作となる青春群像ドラマ。
多民族、
多宗教で構成されたマレーシアの国情を背景に、
高校の音楽コンクール“タレンタイム”に臨む高校生… 続きを読む
2017年45本目の劇場鑑賞。
2009年に51歳の若さで亡くなったマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの遺作となる青春群像ドラマ。
多民族、
多宗教で構成されたマレーシアの国情を背景に、
高校の音楽コンクール“タレンタイム”に臨む高校生たちが周囲と織りなす恋と友情、
家族との葛藤と絆を瑞々しいタッチで綴る。
青春映画でもあり音楽映画でもある。
この映画の特徴として多様な言語が出てきます。
マレー語、
タルミ語、
英語、
中国語ですが、
字幕では登場人物が何語を話しているか分かるために、
<>をつけて工夫されているのが良い。
色々な事情を抱えた人達が登場するのですが、
高校生には事情が重すぎてなぜこんな辛い経験をしないといけないのか泣けてくる。
名曲の数々でサントラが欲しくなる映画。
映像と音楽が組み合わった演出も素晴らしく感動。
タレンタイムで、
ハフィズが歌う中で、
そこにカーホウが二胡でセッションするシーンが印象的。
マレーシアは好きな国の一つでボルネオ島サバ州には何回も行ってます。
音楽のピート・テオがボルネオ島サバ州の出身でちょっと嬉しい。
ピート・テオは「ゴースト・イン・ザ・シェル」に出演してます。
さ さくらなお boltネタバレ
人種や宗教や国境を包み込む優しい青春群像劇。
starstarstarstarstar - 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
人種や宗教や国境を包み込む優しい青春群像劇。まずあまりに多様な顔が出てくる事に驚く。マレー系、中華系、西洋系。マレーシアという国が人種的に宗教的に多様な国であるという事を思い知らされる。そこで各登場人物達の物語が描かれていくが、群像劇といえど実はさほど相互に関係しあってはいかない、各エピソードが機能的に繋がる訳では決してない。しかもそのエピソード自体は時に唐突と言えるくらい展開が強い。それをドキュメンタリー風とも言える、ゆるやかなカメラで収めていく。編集も独特だ。ギターで歌う少年の間に全く別のシーンが挟まれる。後にそのシーンの登場人物が少年の母親だと明かされるのだがこの時点では何故ここに別のシーンが挟まれるのか分からない。やはり機能的ではないのだ。全体がゆるく構成されゆるく語られていく、にも関わらず映画が立ち上がっている様に思える。普通なら崩れていてもおかしくない、なんとも不思議な映画だ。おそらくヒントは登場人物にあるだろう。登場人物がえらく自然体なのだ。段取りをつけられた芝居のはずだが、まるで彼らは普段からそこでこうして生活しているかの様な、カメラ馴染みのよい振る舞いをしている。それでいて自然体をやり過ぎないという絶妙な塩梅がある。だから芝居である事を忘れさせ過ぎない。その距離感の生成にドキュメンタリー風とフィクションの間を行ったり来たりするカメラワークが一役かっている。実はフィルム調のルックも非常に大事な要素である。しかしこの捉えどころの無さはどうも再現性が無いように思える。もう一度この雰囲気の映画を作るのは難しいのではないかと思わされるが、それは即ちこの映画が傑作であるという事の証左なのかもしれない。
c chappi_1980_ タレンタイム〜優しい歌
starstarstarstarstar - 6年前
2018.06.10@ココロヲ・動かす・映画館○
y yoko45 淡く熱く
starstarstarstarstar - 7年前
バイクで2人乗り、ずっと観ていたい。「僕の心に忘れる方法を教えてほしい」苦しい想いが胸に迫ってきます