蛇 蛇鶴八歩 人生の目的とは何?
starstarstarstarstar - 6年前
顔面に刻み込まれたシワ。深く深く刻み込まれたシワ。一体どれだけの苦悩を味わってきただろうたくさんの映画の中で。大きなスクリーンの前から2列目で少し下から見上げる顔面のアップで、深いシワに心奪われた。それが演技であれ確かに体に刻み込まれている… 続きを読む
顔面に刻み込まれたシワ。深く深く刻み込まれたシワ。一体どれだけの苦悩を味わってきただろうたくさんの映画の中で。大きなスクリーンの前から2列目で少し下から見上げる顔面のアップで、深いシワに心奪われた。それが演技であれ確かに体に刻み込まれているだろう。
「深さ」を感じる映画だ。
地面に深く深く穴を掘りその中に入ってそこから見える景色。ただ目的なく掘り続けた先には何もなかった。
人生でたいせつにしなければならないもの。
それをしっかり握り締めて生きよう。
ヒ ヒロケン 良かった。
starstarstarstarstar - 6年前
長いという意見もわからなくもないけど、この手の作品を短く起伏の激しいものにする方が苦痛だし、自分は飽きずに観ましたよ。
それにね、デニーロとアルパチーノが同じ枠内に入ってるってすごいからね。それを映画館で観られる贅沢さ。確かに今まで共演は… 続きを読む
長いという意見もわからなくもないけど、この手の作品を短く起伏の激しいものにする方が苦痛だし、自分は飽きずに観ましたよ。
それにね、デニーロとアルパチーノが同じ枠内に入ってるってすごいからね。それを映画館で観られる贅沢さ。確かに今まで共演はあった。『ヒート』とかね。2人が共演!と話題になったけど、でもあの作品は2人の顔が同じ枠内に収まってはいない。編集の上手さで何とかなってるけどやっぱり不自然な点はいっぱいあった。それに比べるともう、感動の域だった。さらに、ジョーペシ、ハーヴェイカイテル…そこで監督がスコセッシ。もうたまらない。
ホッファは過去、いろんな役者さんが演じているが、アルパチーノが演じたホッファはとても人間的で魅力的だった。
そしてスコセッシ監督とデニーロのコンビは時代を見事に映すコンビだと思う。
作品は、あらすじを読めばわかると思うが、ただ、この時代のアメリカの背景がそこまで詳しくなく、難しい点も多々あった。でも、その時代に流されてか抗ってか、そこで生きてる男たちのドラマがあった。
帰り道、切なさがこみ上げた。
ネットフリックスが絡み、配信は映画ではないという声もあったり、マーベル作品は映画ではないとスコセッシ監督が吠えたりしてますが、それも時代を反映してる。
自分がアカデミー会員ならこの作品を推しますね。
k komachi
理想とは程遠いアメリカの姿
starstarstarstarstar - 6年前
そうそうたる面子。
日本人の多くがイメージするアメリカの、また違った一面、いわゆる裏社会をバシバシに描いた実話に基づくストーリーもさることながら、、、
アメリカを代表する名優たちの演技は圧巻!
3時間超えは確かに長さは感じるが、彼らの演技に引き込まれて、飽きる事はない。
映画館で観ることが出来て良かった!
K KZK boltネタバレ
配信動画向き
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
率直な感想としてはやはり長すぎる。大きな展開があったり、派手なアクションがあるわけではないので視覚的にも脳的にも落ち着いて見られる。
その為、少しでもストーリーに退屈に感じてしまうと時間の長さを感じてしまうような気がする。
フランクが幾度となく、射殺するシーンがあるのだが動きがとにかく遅い。よくそれで仕留めることができるなと。
まぁアクション映画ではないから仕方がないことなんだけど、贔屓目なしに遅いのは違和感を覚えた。
やはりこの作品は配信動画向きだなと改めて思った。
ある程度このジャンルの作品に見慣れてる必要ももちろんあるが、集中して一気に見るのもいいが、分断してみるのもまたいいのではないか。
何か伏線が張り巡られて1分1秒見逃せないという映画ではない為、分断した見方をしてもより楽しめる気がする。
良くも悪くも大衆的な作品ではないため、もしスクリーンでみる予定があるならある程度準備と覚悟は必要かもしれない。ラフな感じで足を運ぶと退屈さを感じストレスになるかもしれない。
M Marco Me Mi-So boltネタバレ
ドアを少し開けておいてくれ
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
第92回アカデミー賞に10部門ものノミネートをされながら無冠に終わった、名匠マーティン・スコセッシ監督による悲劇の傑作。
冷凍肉を運ぶトラック運転手だったフランク(ロバート・デニーロ)は、会社との訴訟をきっかけにマフィアであるラッセル(ジョー・ペシ)、そしてチームスターズ(全米トラック運転手協会)委員長のホッファ(アル・パチーノ)らと出逢い、一転、裏社会の人間へと変わっていく。物語は、年老いたフランクが自身の半生を老人ホームで回顧する形で進んでいく。
まず、ジミー・ホッファ、ラッセル・バファリーノ、フランク・シーランなどの人物像や、ケネディ、ニクソン政権時の世界情勢などを大方知ってから観たほうが鑑賞しやすい。
上映時間3時間25分と非常に長尺な作品であるため、大局を見失いやすいからだ。
冒頭から結婚式、マフィア、洗礼と『ゴッド・ファーザー』を思わせる演出が登場し、嫌でも期待せざるを得ない。
しかもロバート・デニーロとジョー・ペシがカターニャ訛りのイタリア語で話すときには『愛のテーマ』らしき旋律が流れる。
『ゴッド・ファーザー』の雰囲気はもちろん、成り上がりや血みどろの抗争からは『グッド・フェローズ』や『スカーフェイス』のエッセンスも感じられる。
開始から1時間後にようやく、アメリカの歴史的には主軸となる人物であるジミー・ホッファ(アル・パチーノ)が登場。しかし、タイトルの「アイリッシュマン」からも分かるように今作での真の主人公は彼ではない。
壮年期から老年期までを見事に演じ切ったデニーロ、追い詰められていくカリスマをリアルに表現したアル・パチーノ、落ち着いた佇まいで貫禄を見せつけたジョー・ペシの演技はもちろんのこと、個人的にはラッセルの従兄弟である弁護士のビルを演じた『アイスエイジ』マニー役でもおなじみレイ・ロマーノの声はやはり印象に残った。
現在であるかのように何度もフランクがラッセルとその妻子の運転手としてドライブするシーンが挿入されるが、後に重要なパートであることが判明するあたりや、殺しの裏にはいつも、娘ペギー(アンナ・パキン)の全てを悟ったような悲しげな表情があったという節々のニクい演出は、スコセッシのキャリアの充実度合いが感じられる。
ただ、長い。でも、良い。だが、長い。