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ロニートとエスティ 彼女たちの選択 ポスター

ロニートとエスティ 彼女たちの選択

3.2 114分 2020/02/07 公開
ドラマ恋愛PG12イギリス
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あらすじ

本作は、イギリス人女性作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー作を、主演でもあるレイチェル・ワイズがプロデューサーとして企画して映画化を決行。監督は『ナチュラルウーマン』のセバスティアン・レリオが担当する。厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニート(レイチェル・ワイズ)とエスティ(レイチェル・マクアダムス)は、惹かれあっていたが、コミュニティの掟は赦さなかった。ロニートはユダヤ教指導者の父と信仰を捨てて故郷を去り、残されたエスティは幼なじみのドヴィッドと結婚してユダヤ社会で生きることにする。しかし、月日が流れて父の死をきっかけにロニートが帰郷し、二人は再会することになる。久々の再会に封印していた熱い想いが溢れ、二人は信仰と愛の間で葛藤する。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
セバスティアン・レリオ
キャスト
レイチェル・ワイズ/レイチェル・マクアダムス/アレッサンドロ・ニヴォラ ほか
配給
ファントム・フィルム

クチコミ

Hiyo ネタバレ

少し難しいが深いストーリー

- 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

 展開が速かったり説明が少なかったりすることから少し難しく分かりにくくはありますが、よく考察するととても深い映画です。観終わった感覚としては邦題は若干的外れな気がします。この映画のテーマはロニートとエスティの恋愛というよりは自由や選択で、二人の関係はその象徴と言った方が正しいかと思います。  二人にはそれぞれの求めるもの、それぞれの自由があり、その違いがラストシーンにつながります。ロニートはコミュニティーを飛び出し違う世界で生きることを選択しました。しかしエスティに同じことができたかと言うとそれは違います。エスティにとっては宗教は簡単に捨てられるようなものではなく、ロニートへの愛と同様に彼女の望みの一つです。エスティは一見保守的でか弱いように見えますが、最後に自分の信念を貫きコミュニティーの中での自由を決意したように芯の強い女性です。エスティが誰よりも自由を追い求めていることは、自らロニートを呼んだことや彼女からロニートにキスをしたことから分かります。コミュニティーの中で子供に自由を与えて育てる、つまりコミュニティーを変えていくことを決意したエスティは実は誰よりも強い女性なのではないでしょうか。  この映画の主役はエスティで、テーマはエスティの葛藤を通して見る自由な選択です。映画の初めと終わりではロニートとエスティの状況は変わっていないようにも見えます。確かにロニートにはほとんど変化はありませんが、エスティの心境には大きな違いがあります。映画の初めのエスティはコミュニティーに縛られたまま仕方がなく留まって生きています。真っ先に自由に向かって飛び出したロニートに置いていかれただけです。しかしロニートが帰ってきて選択のチャンスを得ます。ロニートはエスティを街に連れ出し何の縛りもない彼女の生きる世界を見せ、エスティも今までの世界から解放され至福の時を過ごします。しかし、彼女は葛藤の末今度は自らの意志で自信を持ってコミュニティーに残ることを選択します。ドヴィッドもエスティによって本当に人間が求めるべきものは何か、自由とは何かを理解します。  テーマを際立たせるためのロニートとエスティの過去のエピソードなどの省略がこの映画を難しくしている節はありますが、同時にただのありふれたラブストーリーや宗教批判とは一線を画した唯一無二の映画を形作っています。もちろん女優2人による映像の美しさは格別です。理解を深めるためにももう一度観たいと思います。

リー

最後は・・・

- 6年前
2020.1.22 試写会 エスティとロニート ユダヤ人のコミュニティー 父親との確執で・・・ エスティはニューヨークへ ロニートは・・・ 愛する人の旅立ち、お葬式の為に 二人は・・・再開 男性同士は沢山映像化されているけれど女性同士… 続きを読む

2020.1.22 試写会 エスティとロニート ユダヤ人のコミュニティー 父親との確執で・・・ エスティはニューヨークへ ロニートは・・・ 愛する人の旅立ち、お葬式の為に 二人は・・・再開 男性同士は沢山映像化されているけれど女性同士の映像化はなかなかないと思います。 ドヴィッドがエスティに対して君は自由だと、自由だけど・・・心が痛い・・・ 最後は・・・ ハッピー? アンハッピー? あいまいな感じ?

KZK ネタバレ

真の自由への一歩

- 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

鑑賞前は単なるLGBTのストーリーかと思ったが、LGBTは数ある枷の一つであり、まだまだ人は人に縛られた人生で生きていることを実感させられるそんな作品だった。 ロニートとエスティは昔から愛し合う関係であった。 しかしユダヤ教指導者のロニートの父に見つかり否定されロニートは故郷から離れてしまう。 父の死をきっかけに久しぶりに故郷に戻るがやはりどことなく人々からは受け入れてもらえない。 エスティと生活していく間にロニートとの間に再び愛が芽生え愛し合う話だ。 ここまではロニートとエスティが結ばれる結末を期待していたが、エスティは夫であり彼女らの幼馴染みでもあるドヴィッドとの間に終盤子供を授かる事になる。 その事が決め手になったのかは分からないが最後はドヴィッドとの夫婦関係を続けることで幕を閉じた。 同性愛で苦しむ彼女らもそうだが、ドヴィッドもまた宗教に縛られ思考の自由を縛られてるようにも感じた。 この作品に出てくる主要人物達が自由を縛られ、そして最後は真の自由ある人生の一歩踏み出す形で終わったと自分は捉えた。ハッピーエンドというよりかは非常に現実的な作品に感じた。 日本に置き換えると宗教に縛られる者は少なく、今回テーマの一部となったLGBTも少なからず認めようという流れに社会はなっていると思う。 しかし現実的な事は周囲にいない為実感はない。 本当の自由とはもちろん自分たちが掴む事も大切だが同時に周囲が認め、支え合うことも本当の自由ある社会には大切な事であり近道でもある。 偏見や差別をなくし、自由に苦しむ人々達が暮らしやすい社会作りの一員になれるよう生きていきたい。そんな事を思わせてくれた作品だった。

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