お おどろきの白鳥 伝わりにくい
starstarstarstarstar - 6年前
人種、見た目、印象。
思い込みや、型にはめた類型で、人を判断するアメリカ社会をえぐる一作。
義母役のナオミ・ワッツと、養子のルース役ケルビン・ハリソンのW主人公。
ルースとは「光」。
黒人が暗く閉じ込められる箱の国で、彼は光となるのか?… 続きを読む
人種、見た目、印象。
思い込みや、型にはめた類型で、人を判断するアメリカ社会をえぐる一作。
義母役のナオミ・ワッツと、養子のルース役ケルビン・ハリソンのW主人公。
ルースとは「光」。
黒人が暗く閉じ込められる箱の国で、彼は光となるのか?光が逆に濃い影を新たに作るのか?
教師の周りで起きた事件の真犯人が誰かという謎解きもなく、心情を台詞で吐露することもない。
淡々と状況証拠だけ積み上がり、真実の判断は観客に委ねるという、観客に厳しい作り。
むしろ説明しないのが本作の重要なポイントとして作られていることは理解できるものの、ほとんどの人はわかりにくさに「ぽかーん」として、「で、伝えたいことは何?」と戸惑って終わりのような気がしました。
は はる 人は世界を簡単にしたがる
starstarstarstarstar - 6年前
人は世界を簡単にするため、無意識に他人をカテゴライズする。
そして分かった気になり、身につけた偏見のコレクションで無責任に差別をしたり理想を押し付ける。
世界はそんな単純なんかじゃなくて、どこまでその人“個人”と真摯に向き合えるかを考えさせ… 続きを読む
人は世界を簡単にするため、無意識に他人をカテゴライズする。
そして分かった気になり、身につけた偏見のコレクションで無責任に差別をしたり理想を押し付ける。
世界はそんな単純なんかじゃなくて、どこまでその人“個人”と真摯に向き合えるかを考えさせられました。
こういった問題を、主に二人を対立させる構造でミステリー仕立てにしていました。
時間を費やして向き合ったことを代償という父。
発音が難しいからと息子の名前を変えた母。
母と呼ぶのは演技か真意か。
ありのままを受け入れてもらったはずなのに、何故そんなに泣き出しそうなのか…。
完璧な人間なんていない。
聖人か怪物かなんて分からない。
それなのに、性別や出自、肌の色によって常に模範的でいることを求められていることの生きづらさ…。
もっとも、表現がセンシティブ過ぎて頭を鈍器で殴られたような衝撃もあり、心臓に重くのし掛かかりました。
今作は一貫して明暗をつけないことによって私たちに考えさせる余地を残し、問題提起をしていました。
そして今作は、あの人に疑義を抱かせることによって社会派ミステリーのなかでも真新しく感じました。
ベタではありましたが、疑義を抱かせる音楽と効果音の使い方も良かったです。
は はぎちゃん 真実は一体!
starstarstarstarstar - 6年前
コロナ自粛解除から久々の映画館!
一言で言えば、心理サスペンス的なドラマ。
主人公を信じたいのに、疑ってしまう自分がいる。
でも、結局犯人は誰なの?
どーいうこと?と脳内やられます。
不気味なBGMが合わさり最高です。
そして、俳優陣たちの演技力も最高です。
見て損なし!そんな映画でした。
こ こけこ
映画はこうでなきゃ
starstarstarstarstar - 6年前
あー面白かった!では意味がない。あとからあとから考えてしまう 真実とは 正義となんだろう?そんなことを考えずにいられない映画でした。
M Michel@事務所 boltネタバレ
何に憤るのか?
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
ルースはひたすら憤りを感じてるが、親の期待に応えようとしてるのも自分だし、素直になれていないのも自分。疲れるのはわかるが、他人のせいにしすぎて共感しづらかった。
先生の偏見酷いが、友達の仕返しにしてはやり過ぎ…
テーマとしては、とても良かったが、サスペンスポイントが「ルースが善人か、嘘つきな悪人か」しかないので、中盤はちょっと退屈でした。。
K KZK boltネタバレ
モヤモヤする…
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
作品のストーリー性は単純で見易さはあるのだが、これはどういう視点で見たら良いのかわからない。そこが難しい…
あくまで僕個人の見方は、ウィルソン先生に対する一連の嫌がらせや事件はルース本人だと思っているが、作品内でも描かれているように、確固たる証拠がない上でそういう判断は偏見や思い込みからくるものであるのまた事実。その辺をワクワクしながら最後まで観ていたのが結局答えを描かれる事なく作品は終わった為物足りなさは感じた。
この作品のように確固たる答えは描かれず、各々が創造し楽しむ作品も数多くあるが、この作品に関しては個人的には描いてほしかったと強く感じてしまった。
ルースが明らかに犯人と匂わせる描写は数多くある為、その辺を良くも悪くも裏切られる展開を期待してずっと見ていた事もあって、何もなく終わるのは消化不良。
オチまではかなり作品に引き付けられ、ワクワクして見ていただけにモヤモヤした気持ちで劇場を後にする事になった。
m marudori
ホラー抜きのサスペンスが一番怖い
starstarstarstarstar - 5年前
反差別に凝り固まった母親、そんな妻を持て余しているが流されていく父親、その母の完璧な作品たる息子、差別に苦しんできた故に、その完璧な作品に疑問を持つ教師、事勿れの周囲の学校関係者。これら登場人物が実に微妙な会話を通して心理サスペンスを演じていく。
眠気も吹っ飛ぶ傑作だと思う。
M Marco Me Mi-So 敵か味方かーその少年の名は、ルース
starstarstarstarstar - 6年前
J・C・リーの戯曲を原案とした、『クローバーフィールド・パラドクス』のジュリアス・オナー監督による心理サスペンス・ドラマ。
紛争中のエリトリアで生まれ、アメリカに移り実子を持たないピーター(『レザボア・ドッグス』のティム・ロス)とエイミー… 続きを読む
J・C・リーの戯曲を原案とした、『クローバーフィールド・パラドクス』のジュリアス・オナー監督による心理サスペンス・ドラマ。
紛争中のエリトリアで生まれ、アメリカに移り実子を持たないピーター(『レザボア・ドッグス』のティム・ロス)とエイミー(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ナオミ・ワッツ)夫婦のもとで育てられたルース(『WAVES/ウェイブス』にも主演、大ブレイク中のケルヴィン・ハリソン・Jr.)は、成績優秀でスポーツ万能、スピーチも上手くユーモアも兼ね備えた人気者で、「オバマの再来」「アメリカンドリームの象徴」と言うべき理想的な生徒であった。
ルースの通う高校で世界史の教師をしているハリエット(『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー)は、提出されたレポートから、ルースにフランツ・ファノンのような急進的な思想があるという疑念を抱く。
期待の星であったはずのルースへの疑惑は、両親にも及んでいき…。
一流の俳優たちによる見事な演技により、観客は、右往左往する複雑な展開に対してさまざまな考察を巡らしながら鑑賞できる。
メインキャラクターであるルースが、終始登場しながらも常に謎の存在であり続け、それにもかかわらず飽きさせず、むしろ怒涛のラストに向けて没入度を高めているのがとても興味深い。
図らずも(?)「I can’t breathe.」というセリフが飛び出すなど、現代のアメリカ社会において非常にタイムリーなテーマを取り上げている。人種の坩堝たるアメリカの本質とは何か?ひいては人間の価値を決めるのは何か?といった壮大な命題まで突きつけてくる本作の問題提起の奥深さたるや。
観る人によって結末の受け取り方が異なるであろう今作、ぜひ鑑賞した人と語りたい。
て てつ boltネタバレ
ヒューマンドラマ
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
面白いヒューマンドラマでした。
白人の両親と養子の黒人高校生の人種を越えた家族愛が素晴らしかったけど、随所に本当の親子ではない、という雰囲気が良く描かれてました。
ルース・エドガーは、学校代表の優等生だけど、仮面をかぶった悪ガキだったのかも⁉️
世界史の先生は、生徒をえこひいきするタイプで、思い込みが激しい。
プライベートの悩みを抱えてて、今の世の中を普通に行きていくのって、とても大変だな。世間体が彼女の思考を歪めている。
人種問題が潜在するアメリカが抱えた問題が、潜在意識を揺さぶります。