無題
緊張感があって、終始引き込まれた作品ではあったが、クライマックスにつれ、トリックというか、意味がわからないところもあり…。 まぁ、今までにない透明人間でした。
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『ゲット・アウト』、『アス』などの製作でハリウッドのホラー映画を牽引するブラムハウス・プロダクションズと『ソウ』シリーズの生みの親リー・ワネルが監督、脚本、製作総指揮を手掛けた、本作。主演は『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞受賞のエリザベス・モス。狂気の演技で、これまでのイメージを一新しサスペンスフルに「透明人間」を描く。 富豪で天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリア(エリザベス・モス)は、ある真夜中、計画的に脱出を図る。悲しみに暮れたエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。セシリアは彼の死を疑っていた。偶然とは思えない不可解な出来事が重なり、それはやがて、彼女の命の危険を伴う脅威となって迫る。セシリアは「見えない何か」に襲われていること証明しようとするが、徐々に正気を失っていく。
緊張感があって、終始引き込まれた作品ではあったが、クライマックスにつれ、トリックというか、意味がわからないところもあり…。 まぁ、今までにない透明人間でした。
そうくるか!と思えました。
監督・脚本は、『ソウ』シリーズの脚本を手掛け、『アップグレード』で監督を務めたリー・ワネル。製作は、ブラムハウス・プロダクションの敏腕プロデューサー、ジェイソン・ブラム。主演は、ゴールデン・グローブ主演女優賞&エミー賞受賞の超実力派エリザベス・モス。明らかなベストアクトだった。 光学研究の第一人者であるエイドリアン(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)を恋人に持つセシリア(エリザベス・モス)は、ある夜、同棲する豪邸からの脱出を試みる。 命からがら逃げ遂せたシー(セシリア)だったが、エイドリアンはその後手首を切って自殺したことを知る。すると、彼の死に疑念を抱くシーの周辺で、不可解な出来事が多発していく…。 ここまで完成度の高いクラシック作品のリブートを観たことがない。 絶壁にそびえる豪邸からの脱走シーンでは犬の餌入れを蹴ったり車のアラーム発動させたりとドキドキハラハラの脱出ミッション、その後の何もない空間を意味ありげに写すジャパニーズホラー的描写、ガスライティングを疑わせる心理サスペンス、屋根裏で梯子を覗いてからの「ギャース!」といったスリラー演出と、全編においてエンターテイメント盛り沢山だった。 『アス』や『クワイエット・プレイス』に続き、またしてもホラーからジャンルを飛び越えた傑作が登場した。ホラー作品に厳しいというアカデミー賞もそろそろ認めるしかないのではないか。 ここまでの衝撃は数年ぶりと言っても良かったので、1897年発表のH・G・ウェルズによる伝説の原作小説およびそれを基にした1933年公開の映画も観てしまった。小説と映画はそれぞれを補完し合うような作りとなっている。 さらにリー・ワネル監督の前作『アップグレード』も鑑賞。虜になりそう。 そして、1992年版『透明人間』、『インビジブル・スクワッド』など透明人間が登場する映画を夢中になって探して観た。透明人間映画に駄作なし!…とまでは言えないが、あまりにも固定観念が定着しているキャラクターなだけに、工夫が凝らされた作品は多いと思う。 パンフレットのインタビューで、オリヴァー・ジャクソン=コーエンが例の衣装をコンドームに例えていたのが面白かった。
カビの生えた古典を、現代の問題に見事に蘇らせた秀作。
それなりにハラハラドキドキするが、それだけ。あの女性になぜそこまで執着するのか、そこが終始理解できず、入り込めず。