カン・ドンウォンが日本映画出演に意欲、新作『MASTER/マスター』アクションシーンで3針〜4針縫う怪我も

映画『MASTER/マスター』の舞台挨拶が6日、都内・TOHOシネマズ上野にて行われ、来日中のカン・ドンウォンが登壇した。

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観客席後方から階段を降りながらカン・ドンウォンが登場。観客の大歓声を浴びながら、まずは日本語で「お久しぶりですね。カン・ドンウォンです」と一言挨拶。オープンしたてのTOHOシネマズ上野での舞台挨拶について「おめでとうございます。設備などが韓国の映画館に似ていますね」と話した。

何度か日本に来日した際、気に入った日本食を尋ねられると「蕎麦も大好きですし、お寿司など好きな物がたくさんあります。他にはとんかつや、天ぷらも大好きです」とファンに笑顔を振りまいた。

本作で刑事役が初というカン・ドンウォン。演じた感想を聞かれると「マニラで一ヶ月撮影をしたんですが、それが本当に大変でした。何よりも朝から30°を超すぐらい、とても暑かったです」と話し、続けて、特に大変だったシーンについて「フィリピンのマニラで撮影をしていたんですが、その場所が貧民街だったんですね。想像していた以上にそこに暮らしている人たちの生活が大変で苦労の多い生活を皆さんがされていたんです。その光景を見るだけで最初は心が痛みました。この映画は、腐敗した政治社会を描いているんですが、貧富の差を非常に強く感じました。胸に響くものがありましたね」と振り返った。

また、激しいアクションに挑戦したことについては「今回撮影中に、ガラスが割れるシーンでその破片が顔や首に飛び、3針〜4針縫うという事故がありました。引退をしなければいけないのかと思いました」と過酷な撮影現場を振り返った。

激しいバトルを繰り広げた、キム・ウビンやイ・ビョンホンとの共演について「キム・ウビンとは年の差もあまり離れていないのですごく仲良くなりましたね。イ・ビョンホンとは、一緒に撮影するシーンがあまりなかったんですが、楽しく撮影させていただきました。そして発声と集中力が素晴らしいんです」と話した。

今後、共演してみたい監督や俳優を尋ねられると「日本映画にすごく出演したいなと思っています。なかなか機会がないんですが、是枝裕和監督や、中島哲也監督とも一緒に映画を撮れたらいいなと思っています。いつも素晴らしい皆さんと映画を撮りたいと思っています」と明かすも、「日本語での演技ができるのか...」とぽつり。日本語で「今、7年前より日本語がどんどん良いけど、まだ無理じゃないかな...」と不安を漏らすと、会場から「“大丈夫だよー!”」という声とともに拍手があがるという和やかな一幕も見受けられた。

映画『MASTER/マスター』は11月10日(金)より全国公開

【CREDIT】
監督・脚本:チョ・ウィソク
出演:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビン

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