文学少年少女たちへ捧げたい
アメリカ人はサリンジャーに深い意味を持たせるのが好きだなあ、という共有できない日本人は思うが、読書愛は世界共通!その気持ちわかる、と何度も頷く。 主人公の質素風だけどキュートな洋服や、本当にバスタブで食器を洗っているシーンや、ニューヨークというだけでオシャレに見えるアパートメントや飲み会の風景、などなど気が利いてて悪くない!
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原作は、本が⽣まれる現場での⽇々を印象的に綴ったジョアンナ・ラコフの⾃叙伝「サリンジャーと過ごした⽇々」(柏書房)。サリンジャー担当の⼥性エージェントと新⼈アシスタントの"驚きの実話"を描く。 90年代、ニューヨーク。作家を夢⾒るジョアンナ(マーガレット・クアリー)は、⽼舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の⼥上司マーガレット(シガニー・ウィーバー)の編集アシスタントとして働き始める。⽇々の仕事は、世界中から毎⽇⼤量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。⼩説の主⼈公に⾃分を重ねる10代の若者、戦争体験をサリンジャーに打ち明ける退役軍⼈、作家志望の娘を亡くした⺟親。⼼揺さぶられる⼿紙を読むにつれ、飾り気のない定型⽂を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個⼈的に⼿紙を返し始めるがー。
9232-2437 Québec Inc - Parallel Films (Salinger) Dac © 2020 All rights reserved.
アメリカ人はサリンジャーに深い意味を持たせるのが好きだなあ、という共有できない日本人は思うが、読書愛は世界共通!その気持ちわかる、と何度も頷く。 主人公の質素風だけどキュートな洋服や、本当にバスタブで食器を洗っているシーンや、ニューヨークというだけでオシャレに見えるアパートメントや飲み会の風景、などなど気が利いてて悪くない!
マクガフィンとは、物語を進める上で動機付けとなるただの概念で実際にはそれが何であってもかまわない。重要なのはそこに向かうまでの過程であるというものである。パルプフィクションでいうアタッシュケースの中身(キラ〜と光るけど実際にはそれが何であるかは言及されない)。 重要なのはジョアンナの成長。 最初はいけすかない女と思って見ていたがだんだんと魅力的になっていく。 (どこかで見たことあるなあと見ていたらふと思い出した。ワンズアポンアタイムインハリウッドのプッシーキャットちゃんではないか。あの下唇を半分噛んだ姿が忘れられない) それとサリンジャーにまつわる人間アレコレ。 バスの中でカメラが後部座席から前部のジョアンナへの移動で手紙の主たちが次々と映し出されるシークエンスはベストショットだった。 とはいえ、サリンジャーは読み直そうと思いました。オレにとってはただのマクガフィンではなかった(笑)。
私には、主人公の考え方や歩み方の展開がフラットすぎて物語りに入り込めなかった。 周りの友だちや職場の人たちのキャラの方が印象に残った。 余談ですが、主人公ジョアンナ(マーガレットさん)の上司がマーガレット(シガニーさん)だったので、クレジットをみたときに少し面白かった。
原題は「My Salinger Year」、原作の日本語名は「サリンジャーと過ごした日々」なのにこの邦題。でも、映画を見終わるとこの邦題がしっくりする。本作はサリンジャーと過ごした日よりも主人公ジョアンナの作家へのステップアップ小伝になっちゃっていたので。この邦題を決めた人も原題・原作との違和感を感じたのだろう。 作家を目指す文学女子と言えば恋愛下手、内気、自分好きと思いきや、ジョアンナは恋人がいてそこそこ遊ぶんで生活は充実。一言が多い。とポジティブ女子だった。 いろいろ社会経験を積みながら彼女の成長を見届けるが結末はうーむ。だった。 2023.1.21
女性が大きく成長を遂げようという時、パートナーたる男性は、理解できず、ついていけず、愚かな役回りを演じることになるのでしょう。 そうならないようにと願いつつも、自分ならと考えると、苦笑いしか浮かんできません。