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流浪の月 ポスター

流浪の月

4.1 150分 2022/5/13 (金) 公開
サスペンスドラマG日本
チケット予約

あらすじ

2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる同名小説を映画化。 雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2か月を過ごすことになるが、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていてー。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
李相日
キャスト
広瀬すず/松坂桃李/横浜流星/多部未華子/趣里/三浦貴大/白鳥玉季/増田光桜/内田也哉子/柄本明 ほか
配給
ギャガ
公式サイト
https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/

クチコミ

どするん ネタバレ

愛ではない何か

- 4年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

愛ではない何かに惹かれて過ごした日々が 影と光をもたらす。 映画を見終わった後に、気持ち悪いと、 結局、文はロリコンの異常者で 更紗はストックホルム症候群だと そう思ってしまった人はきっと普通なんだと思う。 けど、決してそんなことはない。 文は小児性愛者ではないし、 更紗も文に洗脳されてるわけじゃない。 一般的に見れば異常な関係であっても 2人の関係は周りが思うような関係ではなかった。 "普通"の関係だった。 『帰らないの?』 『帰りたくないの』 『うち、くる?』 『うん、いく。』 公園で1人雨に打たれる更紗に声をかけた文 孤独への共感と救いを求めたことから始まる 2人で過ごした日々は女児誘拐事件と騒がれた 文は捕まり少年院から出た後、実家に閉じ込められた。 更紗は事件の被害者として可哀想に思われることにも慣れた。 文には谷さんという恋人ができた。 彼女は文の過去を知らず純粋に文のことが好きだった。 更紗には亮くんという婚約者ができた。 上場企業の正社員で実家は農家で土地を持ってる。 それぞれが幸せを掴もうと、未来を歩んでいた。 カフェでその声を聞くまでは。 文のカフェに通う更紗の変化に亮くんは違和感を覚えて彼女を問い詰める。なんであいつなんだ、なんで俺じゃダメなんだ、目を覚ませ!と。 亮くんなりの愛の形だった。 更紗にとっては文への嫌がらせでも 亮くんにとっては更紗を守ろうと、救おうとした行為だった。たとえそれがエゴだとしても。 亮くんは母に捨てられたと感じている。 だから、自分に依存する相手が欲しかった。 自分なしでは生きられないような人なら自分は捨てられないとそう思ってた。でも思い通りにいかない更紗に遂には手を上げてしまう。いっときの静寂から激情的に更紗を殴る。 ふと我に帰り愛するはずの人を傷つけている事にショックを受けるとともに、愛を伝えようと身体を求める。 亮くんにとっては身体を重ねることが何よりの愛情だとそう信じていたんだと思う。 更紗のためを思っているのに、更紗に手を上げてしまう自分は酷い人間だと自覚しているからこそ、そんな人間にさせる更紗が憎かったし愛おしかった。 あの濁った目、荒れた肌、乱れた髪 怒りと悲しみとどうしたらいいかわからない感情が2人の溝をより深めてしまう。最後は自分を傷つけることでしか振り向いてもらえない。 更紗はそんな亮くんとは違った。 更紗にとってはあの日あの時、 文と手を繋いだ時、たしかに2人は繋がって その感覚に縋って更紗はこれまで生きてきた。 だから、亮くんの愛がわからなかった。 更紗はアセクシャルなのかもしれない 年上の男の子に襲われる恐怖がまとわりついて 身体を求められることが愛だとは思えなかった 大人になってもうなされるトラウマだった そんな環境から逃げたいと そう思っていた更紗に居場所をくれた文 文といると偽りのない自分でいられた ケチャップは好きなだけかける ジャンクなピザも好きなだけ食べる アイスはバケツごと抱えて食べる 文にとっても更紗は特別に見えた 自分にはない自由な更紗が違って見えた それは憧れのような羨望のような きっと愛ではない何かだった 2人で、ご飯を食べ、本を読み、会話をする そんな日々が2人にとっては特別だった でも、世間から見たらそれは誘拐事件 世間や法律が間違ってるわけじゃない 普通に考えたら小学生を家に返さない方がおかしい でも、その画一化された認識が真実を曇らせる 文にとっては更紗は性の対象ではなかった 自由を纏う更紗が文にとっては神秘だった。 文は母親から失敗作だと、そう思われていると感じていた。抜かれて捨てられてしまった木の様に。 劇中では明言されないが、 文はおそらくカルマン症候群 第二次性徴が見られない病気 体の線が細く、性器が発達しない、更紗が15年ぶりに会っても見た目が変わらないと感じたのも病気の影響 谷さんとセックスをしなかってのは決して小児性愛者だからじゃない、それを知られるのが何より怖く、出来なかったから。文は性の対象となりえない女の子だけは可愛いと思えただけだった。更紗を見つめたり唇に触れたりしても欲情しなかった、自分が小児性愛者だったらいいとさえ思っていた。 それでも、嘘をついて谷さんを突き放す文は優しい人だった。 谷さんは素直に文のことを恨めたし、真っ直ぐ文を見つめて向き合ってきたからこそ悔しくて歯を食いしばり文を軽蔑できる正しさを持っていた。 文は自身の病気が明るみになることを恐れた。 警察に捕まることは困る、全部バレてしまうからと。 何より更紗に知られたくなかった。 それでも更紗と一緒にいたいと思えるほど 文も更紗のことを大切にしたいと思えていた。 離れている間も更紗のことを想って 水面に浮かび同じ月を見て涙を流せた。 家族よりも社会よりもその誰よりも 文は更紗を1人の人として認めていた 彼女を尊重していた だからこそ、更紗も文を信頼できた。 更紗は更紗だけのものだ。 誰にも好きにさせちゃいけない。 2人の間にあったのは 愛かもしれないし愛じゃないかもしれない 愛が何を指すか、それは人によって違う でもたぶん、文と更紗の間にあったのは お互いを認め合う尊さだったと思う。 名前をつけたり、意味を持たせたりすることで 全てを理解できるわけじゃない。 2人を理解できないという感覚は 2人にとっても私たちへの気持ち悪さだ。 人は見たいようにしか見れない。 善意が悪意に、理解が誤解に。 月の意味は何か、それはわからない。 人によってその意味は変わるのだから。 李監督の作品はいつも重く暗く正解がない でも、人生ハッピーなことばかりじゃないし、何事もうまく行くとは限らない。そんな現実に寄り添ってくれる感覚がある。 大なり小なり、誰しも何かを抱えていて、何とか日々と向き合ってる。映画の登場人物は特別な存在に見えるけど、自分自身もそんな彼らと変わらない1人の存在なんだと認めてくれてる感覚がある。 それでも最後にはほんの少し微かに光が見えて きっと大丈夫だって僅かな希望が灯る。 救いがあるんだって教えてくれる。 何回も見たい作品じゃないけど、 ずっと大切にしたい作品。 原作はもう少し続きがあるから読んでほしい。

ふたりの幸福を願う

- 4年前
人は哀しみを抱えて生まれる。 年を重ねながら哀しみに気が付き、哀しみをなんとか しようともがく。 自分の哀しみを、共感できる誰かに出会えればいいが、 出会う相手に嘘をつくと後々相手も傷付けることになる。 人は傷付けるし、傷つく生き者だ… 続きを読む

人は哀しみを抱えて生まれる。 年を重ねながら哀しみに気が付き、哀しみをなんとか しようともがく。 自分の哀しみを、共感できる誰かに出会えればいいが、 出会う相手に嘘をつくと後々相手も傷付けることになる。 人は傷付けるし、傷つく生き者だ。 共にある傷を共に癒せるか、でしかない。 周りは裁くが、法には裁けない、二人だけの癒やしが ある。 性虐待によりセクシャルな行為に嫌悪感や苦しみが伴う 女性と、身体成長にある病にコンプレックスのある男性の プラトニックな感情に共感する。 主演の広瀬すずさん、松坂桃李さん、横浜流星さんは 見応えの演技。 もっと観ていたかったほど。 内田也哉子さんは樹木希林さんかと思うほどの存在感。 演者の凄い演技を作品にした監督と撮影と音楽。 貴重な体験をした。

親ガチャ子ガチャ運命ガチャ

- 4年前
たくさんの見方があって、たくさんの視点があって、それぞれに自分の思うように行動している。そしてそれをまたたくさんの人がたくさんの視点で判断する。 親は選べない。 どんな親であっても親は親で、ましてや手助けが必要な時にどんな酷いことをされよう… 続きを読む

たくさんの見方があって、たくさんの視点があって、それぞれに自分の思うように行動している。そしてそれをまたたくさんの人がたくさんの視点で判断する。 親は選べない。 どんな親であっても親は親で、ましてや手助けが必要な時にどんな酷いことをされようと周りに気づかれない限り変更は叶わない。受け入れるしかない。 子も選べない。 ある意味「捨てる」という選択肢はあるのだが(この映画では多数あり)、遺伝という因果関係もあるが、例えば何かの病気の子など産んだ事実は変えられない。受け入れるしかない。 最近このような環境というか運命について考えさせられる映画が多いような気がする。 自分の努力によって変えられる運命とどんなに努力をしても絶対に変えられない運命がある。運命というか変えられない事実。 「神様は乗り越えられない困難は人間に与えない」というがコレを乗り越えられないような困難の最中に言われたくはない。 ラストは乗り越えられたのだろうか。 全ての出来事を受け入れてラストにだけ身を委ねるだけでいいのだろうか。 何かと考えさせられる映画だった。 答えは出ない。 答えは出ないのだが、ひとつその過程として効果的なことがシーンとして提示されていた。 それは、本を読むこと。 劇的に何でも解決してくれることはないが、気持ちを和らげてくれたり、新たな発見をくれたり、気分を変えることはできる。 以下、ネタバレになるのでごめんなさい。 オレのベストシーンはこれだった。 喫茶店にて店員と客として遠くで本を読んでいる見た目は大人の文と更紗。そこから過去へ飛ぶ。詩集を読む文と赤毛のアンを読む更紗。悪戯に本を取り上げる更紗とそれを2回繰り返されても怒らず受け入れて結局赤毛のアンを読み出す文。同じことを2回がよかった(笑) ここに2人の関係性やこの映画の意味も詰め込まれている気がした。 この映画はほんとにあらゆるいらないものを剥ぎ落としていけば、ただ子供2人が一緒にいるだけの映画なのだろう。

原作未読だけど

- 4年前
全体的に暗くて静かに進んでいくストーリーは切なくて良かった。 湖や空、月がとても綺麗でした 広瀬さん、松坂さんはもちろん出てる人皆さんの演技が良かった。 更紗の子供時代を演じてる白鳥さんが、ちゃんと広瀬さんと同一人物に見えたという事は白鳥さ… 続きを読む

全体的に暗くて静かに進んでいくストーリーは切なくて良かった。 湖や空、月がとても綺麗でした 広瀬さん、松坂さんはもちろん出てる人皆さんの演技が良かった。 更紗の子供時代を演じてる白鳥さんが、ちゃんと広瀬さんと同一人物に見えたという事は白鳥さんの演技が凄いということか。 あと横浜流星さんが憎く思えたのも、横浜さんの演技が素晴らしかったということ。 内田さんはお母さんによく似てきましたね、これからのご活躍が益々楽しみです

恋では無い愛の形

- 4年前
いやー、役者さんうまかった。 目の動きを含め、なかなか迫真の演技でした。 小説読んでないので、 各親はどないしとんねんとか、 リカちゃんの件はなんでやねんとか、 少年院ならいろいろ確認されているはずとか、 驚愕の事実を週刊誌がどこも取り… 続きを読む

いやー、役者さんうまかった。 目の動きを含め、なかなか迫真の演技でした。 小説読んでないので、 各親はどないしとんねんとか、 リカちゃんの件はなんでやねんとか、 少年院ならいろいろ確認されているはずとか、 驚愕の事実を週刊誌がどこも取り上げないことなんかあるのかとかとか、 腑に落ちない部分はありましたが、 よくできた映画でした。 松坂桃李さんが、採用されたのはもしかしてほかの役で・・・とか思ったりして。 相変わらず、憑依型俳優してますね。 広瀬すずさん、パジャマの上とはいえ、迫真の演技でしたね。 横浜流星さん、役得ですね。私が見た今までの演技の中で一番上手いかと。 他人には理解できない(真実を知ってる人のみ理解出来る)愛ですね。

広瀬すずと白鳥玉季、最高傑作

- 4年前
とって良かった! 映画らしい映画で、とても間が良い。セリフの無い所がとても良い味がある。「ながら」視聴では伝わらない。とても好き。 ストーリーも良かった。こういう話かな、、と思ってはいましたが、それでもどうなるのか最後まで分からなかった。… 続きを読む

とって良かった! 映画らしい映画で、とても間が良い。セリフの無い所がとても良い味がある。「ながら」視聴では伝わらない。とても好き。 ストーリーも良かった。こういう話かな、、と思ってはいましたが、それでもどうなるのか最後まで分からなかった。最後に、そういうことかー、切ない。 ストーリー上でも重要なロリコン描画があります。日本の映画でR指定なしではこれが限界かもしれないけど、なんともセクシーなシーンがあり、とても絶妙だと思います。 広瀬すずは相変わらず良い。 今作はとても難しい役柄で、表と裏の表情が良かった。可愛らしい清楚な無邪気な役も良いけれど、こういう影のある役も出来る素晴らしい女優さんです。 白鳥玉季もとっても良かった。演技が上手いというより自然だった。小学生役ですが、無邪気とセクシーな表現もあり、なんとも微妙な役でした。 2人の魅力を引き出す監督もさすがだなと。 人間の嫌な部分が滲み出ていて良かった。 犯罪?の話だし、人間の嫌な部分が沢山出てきます。また、ロリコン描画があるので、嫌な人はとても不快に思うかもしれませんが、映画としてはとても良かったです。

う〜ん…静かな映画だけどちょー忙しい

- 4年前
すずちゃんも流星も、もちろん桃李含め役者さんはみな素晴らしいです。背景も綺麗に撮影されていますが…何しろカット割りが多過ぎて。 前半は集中しているので、なんとかついていけますが、映画が長いこともあり中盤以降はカット割り入っても、もうどうでも… 続きを読む

すずちゃんも流星も、もちろん桃李含め役者さんはみな素晴らしいです。背景も綺麗に撮影されていますが…何しろカット割りが多過ぎて。 前半は集中しているので、なんとかついていけますが、映画が長いこともあり中盤以降はカット割り入っても、もうどうでも良くなってきました。そのカットの意味があまりにも理解できないからです。 衝撃の結末という言葉に惹かれて観に行きましたが、ラストを含めてわたしには合わなかった。 あんなに時系列を無視してカット割り入れる必要あるのか疑問。 すずちゃんのベッドシーンも必要以上に長過ぎ   (_ _).。o○ この監督の映画は、もう観に行かないと思う。

傑作です

- 4年前

久々にすごい映画観た気がする。 桃李くんが出演したからではなく、桃李くんがこの素晴らしい作品を参加することができて、一ファンとしてほんとに嬉しかったです。

重量感たっぷりの150分

- 4年前

 始めに、体力気力が無い時には鑑賞されないことをお勧めします。暗くて重くて胃にこたえます。なにより150分みっちり引き込まれます。かつ鑑賞後、考えさせられること間違いないです。  舞台が都会じゃないのが救い。長野の町並み、風景だけに癒されます。

人生の幸不幸は誰が決めるもの?

- 4年前
人はそれぞれの人生があり、その人生の幸せや不幸せは誰が何によって決めるものなのか?また、決めて良いものなのか? 少なくとも不幸せは誰かが簡単に決めて良いものではない。 それが公然の善意であっても、例え無意識であっても、当人にとっては全く逆の… 続きを読む

人はそれぞれの人生があり、その人生の幸せや不幸せは誰が何によって決めるものなのか?また、決めて良いものなのか? 少なくとも不幸せは誰かが簡単に決めて良いものではない。 それが公然の善意であっても、例え無意識であっても、当人にとっては全く逆の効果をもたらす事がある事を念頭に置いておかないと、その人の一生を狂わせてしまう危険性もある。 また、社会通念として(法的にも)、成人男女(今作では若干違うが)と未成年者(特に児童期)の恋愛や性行は認められていないが、其処にも多くの問題点、疑問視があると改めて感じた。 物語は観る側の思惑通り、不幸な方へ進んで行く。 だがそれも、この先の彼らの人生が不幸なままなのかは誰にも判らないし、他人が決めてしまって良いものでもない。 難しい事とは分かった上で、願わくば全ての登場人物に幸せになってもらいたいと強く思った。

それぞれの愛の形

- 4年前

人にはわからない愛の形

考えさせられた

- 4年前

ストーリーが現在と過去を行き来する作品は時として話がわからなくなるけど、これは長さも感じさせなくテンポよく観れました。 恋愛感情とは違う何かでつながっていることを感じる作品でした。 みんなだれかを好きで求めていて叶わなくて… でも絶望感はありませんでした。 幸せを願わずにいられませんでした。

広瀬すずリスペクト

- 4年前

10代の頃から汚れ役もいとわない、体当たりの演技に魅力を感じてきた広瀬すずさんでしたが、今作も彼女の代表作になるほどの素晴らしい出来でした。 男女の恋愛とはまた違う、お互いがなくてはならない2人という感じでした。2人がこれからおだやかに暮らせることを願わずにはいられませんでした。

【折紙つきの映画】

- 4年前
世間の偏見に翻弄されながら、真実の愛に向かう2人。明かされる彼らの秘密がインパクト極大で、俳優達の本気度が伺える演技には目を見張る。本格派の俳優達、監督、製作スタッフという折紙“つき”の一本。 ◆トリビア ○横浜流星は、初共演の広瀬すずと… 続きを読む

世間の偏見に翻弄されながら、真実の愛に向かう2人。明かされる彼らの秘密がインパクト極大で、俳優達の本気度が伺える演技には目を見張る。本格派の俳優達、監督、製作スタッフという折紙“つき”の一本。 ◆トリビア ○横浜流星は、初共演の広瀬すずとの距離を縮めるため、ジャングルポケットのネタを完コピして披露した。 〇広瀬すずと横浜流星は役作りのため、お互いの写真を携帯電話の待ち受け画面にしていた。 ○ 松坂桃李は役作りのため、8キロ減量、更紗と過ごした撮影用のアパートで2週間寝泊まりした。 〇松坂桃李は、『流浪の月』のハッシュタグをつけて感想を投稿したら全部見ると宣言した。 ○松坂桃李と広瀬すずは本作を演じるにあたって、監督から勧められた『ムーンライト』『ブロークバック・マウンテン』『たかが世界の終わり』を鑑賞した。 ○ロケ地は、長野県大町市北部の青木湖ほか、長野県松本市などで行われた。 〇撮影監督ホン・ギョンピョによる撮り下ろし写真展が全国10劇場で開催される。 〇本作は『パラサイト 半地下の家族』撮影監督のホン・ギョンピョや、『キル・ビル Vol.1』美術等で世界で活躍する種田陽平など、国を越えた才能が競演する。 ◆関連作品 ○「流浪の月 エピソード0」 監督や出演者たちのインタビューを交えたドキュメンタリータッチのメイキング。U-NEXTで登録なしで視聴可。 ○「怒り」('16) 李相日監督、広瀬すず出演作品。広瀬すずの体当たり演技も。第40回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀助演女優賞受賞。プライムビデオ配信中。 ○「悪人」('10) 李相日監督作品。モントリオール世界映画祭ワールド・コンベンション部門正式出品、深津絵里が最優秀女優賞を受賞。プライムビデオ配信中。 ○「娼年」('18) 松坂桃李が、世の中の自分に対するイメージについて割り切れたと話す作品。体当たり演技連発します。プライムビデオ配信中。 ◆概要 【原作】 凪良ゆう「流浪の月」(2020年本屋大賞受賞作品) 【監督】 「怒り」李相日(リ・サンイル) 【出演】 松坂桃李、広瀬すず、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明 【撮影監督】 「パラサイト 半地下の家族」ホン・ギョンピョ(本作で日本映画に初参加) 【公開】2022年5月13日 【上映時間】150分 ◆ストーリー ある日の夕方、雨の公園でびしょ濡れになっていた10歳の少女・家内更紗に、19歳の大学生・佐伯文が傘をさしかける。伯母に引き取られて暮らす更紗は家に帰りたがらず、文は彼女を自宅に連れて帰る。更紗はそのまま2カ月を文の部屋で過ごし、やがて文は更紗を誘拐した罪で逮捕される。“被害女児”とその“加害者”という烙印を背負って生きることとなった更紗と文は、事件から15年後に再会するが……。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆流浪の月 「人は物事を見たいようにしか見ない」劇中の台詞の通り、世間の偏見に苦しめられ続けた2人。それでも、“出会っては別れ、また出会う”あのバカラのグラスのように、引き寄せ合うように再会して寄り添い合う。「うち、来る?」「店、来る?」にどちらも「うん、行く」と繋がる絆が微笑ましくも儚かった。ニュースや記事に、ネットにも幾度も晒され、恋人や母にも及ぶ偏見にも翻弄されながら、次第に明かされる2人の秘密。親族からの虐待や、肉体のコンプレックスと、何一ついい事がなかった2人にこそ逆に生まれる愛だと合点がいった。それこそ2人にしか分からない真実の愛であり、それは流浪する月のように、世間からは儚く見えるのかもしれない。 ◆演者 余りにも衝撃的すぎる文の全裸。下着を下ろす時の松坂桃李の震える演技はこちらも身震いするほど凄まじいものだったし、ネットに晒した亮に詰め寄る更紗(広瀬すず)の、あの怒りが溢れんばかりの鬼のような目も素晴らしかった。執拗に身体を求める、狂気と粘着質満載の横浜流星も凄い。李監督の作品は本当に感情爆発シーンの凄みが突出しているイメージで、本作は特に見応えあり。「悪人」の樹木希林(本作ではその娘の内田也哉子)、「怒り」の柄本明がそれぞれカメオ出演(にほぼ近い)していたのも、李監督ファンにはニヤリものだったし、幼少期の更紗(白鳥玉季)の広瀬すずとの激似具合も驚いた。 ◆演出 更紗と文がそれぞれの秘密を語るシーン(どちらもカフェ)は共通して長めのワンカット、そして表情が読み取れないほど少し広めの画。それがとても印象的で、演者の“間”で、演者の演技力を信じて、逆に演出をつけずに撮った、こだわりのシーンのように思えた。また、空に見えた月は、映画を通して大きな月から半月になり、2人がラストで見上げたそれは、もう欠け終わるほどの細い三日月に。そんな月の姿は、揺るぎない絆と愛を得たものの、その先にある2人の行末の儚さを暗示しているような、そんな演出にも思えた。

罪?

- 4年前

松坂桃李さんの演技は、圧巻でした。 更紗の幼少期を演じた白鳥玉季さんも素晴らしかったです。 衝撃のラストが!

これは

- 4年前

150分入り込みました。

無題

- 3年前
李相日監督作品はどれも本当に素晴らしい。 重いテーマをポップに仕上げるでもなく、そのまま重くのしかかるでもなく、考える時間を投げかけられる。 作品として、松坂桃李君を好印象に描かれているため、虚しさの共有はそこに生まれるが、本来、何も知ら… 続きを読む

李相日監督作品はどれも本当に素晴らしい。 重いテーマをポップに仕上げるでもなく、そのまま重くのしかかるでもなく、考える時間を投げかけられる。 作品として、松坂桃李君を好印象に描かれているため、虚しさの共有はそこに生まれるが、本来、何も知らなければ、気持わるい犯人とストックホルム症候群の被害者に映ってしまうだけだろうな。と思うと、いかに本質を大事にせず、憶測と話題と面白さで、みんな騒ぎだす、そういう世の中なんだよなと切なくなってくる。 原作を読んでみたくなった。

2人の深い関係性がことを複雑に

- 4年前

誘拐犯にされた若者と被害女児の2人の込み入った感情は深かった。劇中この2人のことを象徴するようなゆらゆら揺れる流浪の月がよく映る。感慨深い作品だった。それにしても消したい過去を炙り出すネット社会はみにくいものだ。2022.6.8

流浪の月

- 4年前
被害者と加害者、一旦ラベル貼られると そうとしか見てもらえない。 本人たちがそうじゃないって否定しても 文から何もされてないと言っても 周りの大人たちは信じないか。 広瀬すず、顔変わったね。 高橋メアリージュンかと思った。 横浜流星も磯村… 続きを読む

被害者と加害者、一旦ラベル貼られると そうとしか見てもらえない。 本人たちがそうじゃないって否定しても 文から何もされてないと言っても 周りの大人たちは信じないか。 広瀬すず、顔変わったね。 高橋メアリージュンかと思った。 横浜流星も磯村勇斗と見間違えた。 松坂桃李はこういった役、上手いよね。 ただ、全裸は必要だったかな。 説明するより見せたほうが早いのかも しれないけど、観客には見えないから 結局何だったのか分かりづらい。 それでもラストが救いがあってよかった。

心の深いところに刺さる。

- 4年前

なんとも言葉では言い表せないものがあった。何を伝えたかった映画なのかハッキリとは分からなかったけれど何かが伝わったような感覚だった。誰も悪くないというかどうしようもないことが混ざり合い誰のせいでもない不幸な物語になったんだなと心が沈むようなマイナスな気持ちになる。映画館で見るほうがより一層その何かを感じることが出来ると思う。

誰が被害者か

- 4年前
先程、観て参りました。 事件には加害者、被害者が出ることになりますが、この物語は誰が被害者なのか、考えさせられる映画でした。 昔、「八日目の蝉」という映画を観ましたが、どことなく雰囲気が似ているような感覚を覚えました。内容は全く違うものです… 続きを読む

先程、観て参りました。 事件には加害者、被害者が出ることになりますが、この物語は誰が被害者なのか、考えさせられる映画でした。 昔、「八日目の蝉」という映画を観ましたが、どことなく雰囲気が似ているような感覚を覚えました。内容は全く違うものですが、誰が被害者なのか、考えさせられる点で似ていると感じました。 本屋大賞を受賞されているだけあり、内容がしっかりしていました。150分の映画でしたが、没入して観ることができました。

愛そのもの

- 4年前

二人が、迷いながらも、それぞれ月の役目になって傷付き合いながら惹かれ合う愛より深い印象でした!2時間30分ですが、ちゃんと観れます!お互いが、ありのままでいいと感じさせられました!ちよっと深いです…

俳優陣の迫真の演技

- 4年前
原作ファンでどのようにこの作品を描くのか気になっておりましたが、演者さんたちに圧倒された2時間半でした。明らかに「文」は松坂桃李ではなく、完全に佐伯文でしたし、「更紗」は広瀬すずではなく家内更紗、亮は「横浜流星」ではなく、中瀬亮でした。この… 続きを読む

原作ファンでどのようにこの作品を描くのか気になっておりましたが、演者さんたちに圧倒された2時間半でした。明らかに「文」は松坂桃李ではなく、完全に佐伯文でしたし、「更紗」は広瀬すずではなく家内更紗、亮は「横浜流星」ではなく、中瀬亮でした。このお三方が口を揃えて、一番難しい役だったという役柄、細かいところの表情の変化など演じきっている姿に感動を覚えました。 レッテルをいかに自分が貼って生きてるのか、真実の目をもって見極める事ができるのか、自分の人生の指針なるようなストーリーなので多くの方に届いてほしいと思います。

少し悲しい!

- 4年前

少し悲しいけど!あんな愛があるんだろうと思った!出演している俳優が一流で演技派!映画観に行って良かった! 流星くん大好きなんですが!なんか怖かった!迫力ありすぎて!

幸せのものさし

- 4年前

人にはそれぞれ世間体などものさしがあって、それからはみ出たら本人達はそれでいいって言ってるのに、悪いって決めつける。そうあってはならないと思う。その人本人がどう思うか。それでいい。 広瀬すずさん松坂桃李さんをはじめ、凄みを感じました。ぜひ観てください。大人が観るべき映画です。

一度でいいから、見てほしい

- 4年前
生きる希望のようなものに出会えるのは奇跡だと思ったし、失わないでよかった。出会って、別れて、また出会う。流れるように。 人はそれぞれ、誰にも知られたくない何かを抱えて生きている。ロリコンじゃなくても生きるのは大変だ。他人は見たいようにしか… 続きを読む

生きる希望のようなものに出会えるのは奇跡だと思ったし、失わないでよかった。出会って、別れて、また出会う。流れるように。 人はそれぞれ、誰にも知られたくない何かを抱えて生きている。ロリコンじゃなくても生きるのは大変だ。他人は見たいようにしか見てくれないし。どの登場人物に心を寄せても哀れで、同情してしまって、あるいは共感してしまって、キツかった。2時間半たぶんすごく長かった気がするんだけど、衝撃的な出来事の連続で目が離せない。精神状態が良好な時に観ないと、耐えられない。 松坂桃李くんは、相変わらず変幻自在。今回、広瀬すずちゃんと横浜流星くんが強く印象に残る演技をしていて、驚いた。2人とも広い意味ですごく怖かった。 ミステリー映画のように、後半、パズルのピースがどんどんはまっていく。最後は、2人の幸せを願わずにいられない。自分たちは自分たちのものだと信じて、手をつないで生きていってほしい。 流浪の月、ぴったりのタイトルだ。

物静かに語る台詞が良い

- 4年前

前半、ボロボロで街を歩くシーンや再会のあたりで、すでにウルウルきてしまった。

大人のすずちゃん

- 4年前

すずちゃん大人の女優さんになったぁ〜 とても綺麗だった。 愛なのか、本当のこと、心の闇、世間の闇 なんとも言えないもどかしさを感ました。

美しい映画

- 1年前

なんだろう。 とても美しいものを見たな、という読後感。 こんな関係性があっていい。 名前がつけられない想いと関係があっていい。 更紗と文、2人の平穏で静かで しあわせなこれからを願います。

明けない闇

- 3年前

キャスティングがとても素晴らしかったと思います。特に狂気的な役に横浜流星さんを起用された部分に、始めは正直流行りの顔を使ったなと思ってしまっていましたが、鑑賞後は他に代役は居ないんじゃないかと考えさせられる名役だったのではないでしょうか。 横浜流星さん含め、広瀬すずさん、松坂桃李さんら皆様の存在意義が常に沈まず光っていました。

幸あれ

- 4年前

文と更紗が再会できて良かったっと思います。 リカちゃんが「更紗ちゃんは大人だもんね」っと言ったけど、年月経ってまた逢えたからお互いが唯一無二の存在だったと思い知れたと思います。 現実は厳しくて、綺麗事じゃないんでしょうけど…

ナタ ネタバレ

あれはなんだったんだ?

- 4年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

佐伯が、俺は未熟で〜。とズボンをおろした。発達障害だったのかなぁと疑問を残しました。 映画は、お互いに悲しみを乗り越えてととてもいい映画でした。

重い、深い、でも

- 4年前

後味は悪くない。何が歪んでいるか、考えさせられる映画でした。 原作も読んでますが、原作では感じなかった感情が湧きました。 広瀬すずさんは素晴らしかったです。

流浪の月

- 4年前

原作は読んでない。 監督のカメラが大きく人物をとったり一面しぜんだったり、きらきらしていました。 あの2人の消え入りそうな雰囲気と、せわしない周りの騒音との落差があり、現実世界とせつない世界をいきつもどりつ。 そして、なんでそうなるかな。という出来事もあり。あのマスターのいる珈琲やさん行きたい。

流浪の月

- 4年前

すばらしい映画でした。 人一倍相手を思いやる気持ちが強く、自分を犠牲にしてでも他人を受け入れる強さを持った2人。 強さゆえに信念が社会のルールすら超えることが出来てしまう。 社会からレッテルを張られた人間の苦悩が合わせ鏡のようで涙が止まりませんでした。 この映画に出会えたことに感謝です。 ありがとうございました。

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