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ラストマイル ポスター

ラストマイル

3.8 2024/8/23 (金) 公開
サスペンス日本
チケット予約

あらすじ

ある日、届いた荷物は爆弾だった。日本中を震撼させる 4日間。11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか?残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか?決して止めることのできない現代社会の生命線。世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、いかにして、連続爆破を止めることができるのか?それぞれの謎が解き明かされるとき、この世界の隠された真の姿が浮かび上がる。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
塚原あゆ子
キャスト
満島ひかり/岡田将生/ディーン・フジオカ/大倉孝二/酒向芳/宇野祥平/安藤玉恵/丸山智己/火野正平/阿部サダヲ/石原さとみ/井浦新/窪田正孝/市川実日子/竜星涼/飯尾和樹(ずん)/薬師丸ひろ子/松重豊/綾野剛/星野源/橋本じゅん/前田旺志郎/麻生久美子 ほか
配給
東宝
公式サイト
https://last-mile-movie.jp/

クチコミ

☆4.9

- 2年前
フィクションは現実ではない。事件も彼らも実在しない。 しかし、ここまで心を震わせ、目頭を熱くするほどの「現実感」を持つ作品の力に、感動を覚えずにはいられない。 おそらく本作は、仕事を頑張ったがゆえに苦しんだ経験のある者に最も深く突き刺さる。… 続きを読む

フィクションは現実ではない。事件も彼らも実在しない。 しかし、ここまで心を震わせ、目頭を熱くするほどの「現実感」を持つ作品の力に、感動を覚えずにはいられない。 おそらく本作は、仕事を頑張ったがゆえに苦しんだ経験のある者に最も深く突き刺さる。 だが同時に、いち労働者として、いち消費者として、この作品をただ「良かった」と称賛して終えてよいのかという問いも残る。 (鑑賞の仕方に言及するのは野暮の極みだボケ、というツッコミは己にすでに百回入れている。) キャストの豪華さや事件の構成力よりも、まず注目すべきは作品の根底に流れる労働問題だ。 利用者の「欲」に応じ続けたサービスの限界。 末端にのみ皺寄せがいく構造。 現場の努力ではどうにもならない地盤沈下する社会。 それらに真摯に向き合うメディアが、そして、自分事としてこの映画を受け止めた観客はどれほど存在するだろうか。 この物語には明確な「悪人」はいない。 ただ、誰もが目の前の仕事に必死で、身を削り、心を擦り減らしながら働いている。 「仕事だから」「しょうがない」「まだやれる」「頑張らないと」「何でもない」と自らを宥め、それでも矜持を保とうとする。 ギリギリの表面張力で保たれたコップの水のように、無数の人々が崩れずに立ち続けている。 エレナ、そして制作者たちは答えを与えない。 ただ静かに「あなたの番が来た」と告げるだけだ。 それでもヒントはある。 それは「一人で抱えず、連帯すること」。 そして、すでに限界にある末端の更なる努力や善意に依存せず、権限を持つ者が自ら決断し、責任を取ること。 労働問題とは、末端の忍耐や献身の物語ではない。 「誰かの犠牲によって維持される奇跡のような当たり前」を手放すことが必要だ。 冒頭とラストで「彼」は同じ場所にいる。 背景に響く規則的な駆動音も同じ。 構造は何も変わらず、根本的な解決は遥か遠い。 問題の巨大さに対し、一人ひとりの力は無に等しく、社会は事件を忘れ、日々が流れ、ほとんど何も変わらない。 ──誰も何もしなかった。だから今がある。 無関心でいられても、無関係ではいられない社会の中で、彼は、そしてベルトコンベアの先にいる私たちは、何かを変えるだろうか。 それとも、何も変わらないのだろうか。 ──誰も何もしなかった。だから今がある。 変わったのは、託される「前」か「後」か、その順序だけである。 《余談》 ① 左手の薬指 冒頭の爆発シーンに、一瞬「あの人」の左手薬指が映り込む。 公開初日の二度目の鑑賞でその事実に気づき、息を呑んだ。この爆弾事件で命を落としたのはあの人ひとり。 羊急便の八木も、五十嵐も、皆それぞれの場所で誰かのために必死に働いているのだろう。 ② 白と黒の対比 白く広いホワイトパスのロッカールームとオフィス。 対してブルーパスの労働者たちは最下層に追いやられ、狭く黒いロッカーに押し込まれる。 ピストン輸送される黒いシャトルバスを、白いタクシーが追い抜いていく。 光と影のコントラストが、そのまま社会的階層を映し出す。 命を懸けて止めたのに、何事もなかったかのように再び動き出すベルトコンベア。 それを見つめる「彼」の絶望はいかほどだったか。 一方、「良い洗濯機」を目にしたときの「彼」誇らしさはいかほどだったか。 黒いベルトコンベアと白い洗濯機。 そしてタイトルに響く「贖う(あがな-う)」1.買い求める。2. つぐないをする。罪ほろぼしをする。 あらゆる語の中からその両義性を内包するこの語句を抽出した語彙力にただ唸る。 ③ 他作品のオタク語り 【アンナチュラル】 「あっさり濁りませんでしたね。ヤマザキとヤマサキ」ももも毛利さんが刑事してる…! 六郎頑張ったねえ研修医になったねえ!相変わらずアワアワしながら真面目に働いてて嬉しい限り。「彼」の呟きを覚えていた君は良い医者になるよ。 「クs…」(誤魔化す言葉が出てこない) 「来る!」いや中堂さん、律儀に「く」の付く言葉探さんでも。 (笑ったけど、これ元ネタわからない人には不親切な内輪ネタでは) 「無縁仏になりそうです」語尾に⭐︎か♩ついてんのかと思うくらい軽い。木林さんが相変わらず胡散臭くて何よりです。 (褒めてる) 『殺人遊戯』の白井くんが!君がバイクで走って駆け上がって届けたその荷物は、事件の影響で脅かされた誰かの命を救ったよ。 (何より君が生きていて良かった) 【MIU404】 ドラマではラストで松葉杖だった陣馬さんが元気に走って大声出してて嬉しい。 4機捜にあの勝俣くんが!陸上の!勝俣くんが!陣馬さんと!バディ!背中押しながら報告させてくれる陣馬さん頼もしいね優しいね。伊吹と一緒に走ってるのかな。 (九ちゃんと豆治も出たらもっと嬉しかった) (ラストマイルオフィシャルブック曰く、九ちゃんは警視正になってるそうです) 伊吹「部屋がきゅるっとしてた。」 (ギャルか。元からだった) 志摩「恐らく女性の匂いのことかと。」 伊吹「それ!」 勝俣「報告の仕様がありませんね…。」 志摩 「(頷く)キモくてすいません。」 (一番笑った) ④ 惜しまれる一点 デリファスで働くブルーパスの人々――すなわち搾取構造の中にいる大多数――にもう少し焦点を当ててほしかった。 爆発の危機に直面しながら働かざるを得なかったのか、 それとも「都合の良い人々」として描かれたのか。 観客の多くがまさにこの層に属するからこそ、彼らの姿が描かれたなら、作品の痛みはさらに深まったはずだ。 (脚本の野木亜紀子氏はTBSラジオ『武田砂鉄のプレ金ナイト』(2024年8月30日放送)で、このパートが三時間を超えるためカットされたと語っている。) 『ラストマイル』は、事件を描く物語であると同時に、私たちの社会そのものを映し出す鏡である。 フィクションでありながら、現実以上に「現実的」な痛みを孕む。 「あなたの番が来た」――その一言が、スクリーンの外で静かに私たちを指し続ける。

TVの大画面を見た様で、映画としてはどうかな?

- 2年前
何故、皆がここまで高評価か不思議な理由は、実写映画をあまり見て来なかったアニメ世代の若年層の観客が満席近く集まり、次々と連鎖的に評価したからだと思う。前情報を見ずに干渉したが、脚色、キャラ作り、演技など、せっかくの社会派ストーリーが、TVっ… 続きを読む

何故、皆がここまで高評価か不思議な理由は、実写映画をあまり見て来なかったアニメ世代の若年層の観客が満席近く集まり、次々と連鎖的に評価したからだと思う。前情報を見ずに干渉したが、脚色、キャラ作り、演技など、せっかくの社会派ストーリーが、TVっぽ過ぎて映画の深みを感じなかった。後に調べたら、監督をはじめ、主役などTV畑上りで、私の目に狂いはないようだ。せっかくの素晴らしい社会派ストーリーで笑える内容でないのに、終了後、観客のお喋りや笑いが絶えず、絶句するレベルの傑作でないので、二つ星にした。要するに、軽い、薄い!コメディっぽいキャラのみの問題でなく、主役の演技力が特にそうだ。上映終了後、我々の消費社会とアメリカのシステム依存を浮き彫りにした事実に胸が痛くて反省ムードになったのは、私だけだろうか?一度、映画畑出身の名監督のリメイクで、もう一度観たいスケールの大きなストーリーだと思う。女性監督が恋愛や人間ドラマでなく、ここまで大掛かりな社会派サスペンスのジャンルを作ったことには、大きな拍手を送りたい。

A. Orange ネタバレ

期待しすぎてしまいました

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

MIU404、アンナチュラルが大好きだったので、公開を楽しみにしてました。 迫力のシーンの連続、懐かしい面々やあのセリフも聞けましたが、主軸のストーリーには飾り的でした。 また、何故、犯人が標的でない無関係な人々に結果として危害を与えるのか謎。 乳母車が飛ばされたり、幼子が被害に…のシーンは怒りさえ覚えました。 恨むのは企業や恋人の上司なんじゃないのかな。 ロッカーの落書きや何故彼が飛んだのかもはっきりとしないのは続編あるから? 福岡から異動と嘘ついたのはなぜ? そんなに簡単に社員の情報見れちゃうのは個人情報守られてないし。。 多くの疑問が残りました。 でも、配送業者の苦労はよくつたわってきました。 あの父子はとても良かった。

過大評価しすぎ

- 2年前
バジェットが大きくなったら、言いたいこととやってることに乖離が出た典型例というか、巷で言うほど面白くはなかった。 問題提起ばかりが目立って説教臭いし、結局何を見せたいのかがボンヤリしてたなぁ。 アンナチュラルやMIUのキャストもこういう使い… 続きを読む

バジェットが大きくなったら、言いたいこととやってることに乖離が出た典型例というか、巷で言うほど面白くはなかった。 問題提起ばかりが目立って説教臭いし、結局何を見せたいのかがボンヤリしてたなぁ。 アンナチュラルやMIUのキャストもこういう使い方をすると元の価値が落ちると思うのだが… 作った人間がやってるから口をはさむ余地はないんだけど、しょうもない使い方するなぁ。 正直、金をかけたり豪華キャストにしなくても、もっといい映画はある、と感じさせる典型のような作品だった。 追記 結局、どうしてあの犯罪は起きたのか(あんな理由でやるの?という意味で)、主人公は結局何をするために来たのか…ざっくりし過ぎて共感できない。

最高オブ最高

- 2年前
有給使って初日朝イチの上映回を鑑賞。 予告からめちゃくちゃ楽しみだったけど、本編もめちゃくちゃ面白かった! 最初から最後まで満島ひかりさんのシゴデキ女っぷりに惚れ惚れしたし、ストーリーもめちゃよくて「ええ?そうなる?そういうことーーー!」… 続きを読む

有給使って初日朝イチの上映回を鑑賞。 予告からめちゃくちゃ楽しみだったけど、本編もめちゃくちゃ面白かった! 最初から最後まで満島ひかりさんのシゴデキ女っぷりに惚れ惚れしたし、ストーリーもめちゃよくて「ええ?そうなる?そういうことーーー!」って感じで伏線の回収も完璧でした。ラストマイルってそういうことか!みたいな☺️ MIU404とアンナチュラル…久しぶりにみる綾野剛&星野源の機捜コンビと石原さとみちゃん&井浦新のUDIラボコンビも最高によかった。 それにしても主役級俳優さんの使い方が豪華すぎるのに全然うるさくないのがすごいのよ… 野木さんの脚本、最高過ぎて震えるのよ… 主題歌もドラマ二つと同様、米津玄師でまとまってて、なんかもうさすがとしか言いようがない。(ボキャブラリー少なくて伝わらない) 会社休んで観た甲斐あったなぁ。 もう一回観たいです。いや観ます。

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