楽しんだ人、楽しんでいる人は見たほうがいい
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
大コンテンツの一派である、シリーズの一区切りを録った作品。 我々、観客は口を開けて餌をくれるのを待っている。 好き勝手な事を喚いてほざいて。 ずっと満たされることはないのではないのだろう。 彼女たちや関係者らの苦労を妄想するだけでほとんど知らない。 それがわずかながらも知れる熱量のある作品だった。 出された映像の全てを真に受けるほど短絡的なことはないのだが、演者のキレのあるパフォーマンスと修練の姿、周囲の関係者らの真剣な視線とバックアップ、そしてその成果であるフィナーレライブまでの道程と成果を観て邪推する気など中々起きまい。 仮にそうである場合、よほど懐疑的に見ているか、もともとアンチである可能性が高い。 ドキュメンタリーは基本光か闇、ポジかネガどちらかの側面しか映さないようにできているのだから、それを踏まえたうえでポジの作品を否定的に捉えるのは余程の天邪鬼というやつだ。 いい仕事をした人々の姿は、どう取っても美しく強いものだ。 演者はもちろん、振り付けの先生、演出家、広報などの仕事の貴重な記録映画である。観ていて山口百恵の私小説にあった、ラストライブの関係者らの動きを思い出した。 ファンからすれば有り難い供給の一つ。 アイドル史からしても貴重な資料。 前知識のない方にはちょっと高いハードルもありはするが、もしかしたらもっと早く出会っていればと思える作品かもしれない。 覚悟して視聴せよとの意見を見かけた。 軽くは扱って欲しくはないという意味では同意見だが、そこまで威圧され意気込まれて観る必要性はない。 これはどのコンテンツでも言えることである。そういう捉え方を強いる人には近づかないのが得策である。 大抵良いものは、ノイズや性質に難が無い限り、理解できるものだ。 威圧はノイズだ。 各々が気にせず観て判断するといい。 良い仕事、良いライブ、良いかもしれないアニメシリーズの一区切りまでの記録を。ジャンルがアイドルになる時点でドキュメンタリーとしてCMと同じく基本良さげに撮られているものなのでポジネガ両方の意見が出てもおかしくは無いのだ。 元手のあるアイドルグループの一幕がこのようであるなら、他のグループはさらに生々しかったり、ドラマが少なかったりするのかもしれない。 なにより名前すら知られずに去ってゆくだろう。 某大御所声優が、今の声優は芸能界でやることが異常に多くなってしまった。とおっしゃっていたが、今作を観てなるほど、と思った。 激しいダンス、振りや歌詞、台詞の暗記、演技指導、何らかの番組への出演、ライブ、イベント、舞台、スタジオなどの現場、他作品の勉強、我々観客らのネットなどのノイズ、そして私生活。 今までは上記の半分ぐらいだったはずなのにである。 ましてや20歳未満、前半の年代であり、約十年間その仕事を強いられるのは想像を絶するものだ。 ライブの熱気、仕事する人々の姿勢が伝わるかもしれない。 良い仕事ができる工程が大まかにだが知ることができる。 最初はファンディスクでいいのでは、映画でやる必要があったのかとも思ったが、練習や現地への挨拶、ライブシーンの音響や風景が現地にいるかのようだった。映画館で観れてよかったと思った。 キャストのインタビュー時間に差があったのが気にはなった。できるなら全員に同じぐらい聞きたいが編集の判断でそうなったのだろう。 いずれ円盤で手加減しに補完され10枚組になる事を期待して待つことにする。 いつもであれば、これがダメ、足りないとか書くのだが言葉が出ない。 満足してる。評価はファンということもあるが、単にアイドル史という観点から興味深くもあり今後のこういった物が出ることを願い5と記載したが、正確には4.9である。 その理由は上記に書いた。 お恥ずかしながらそうなのだ。 もう何度も書いたり消したりしている。 だからもう何回か観に行く予定。 追記 映画と関係はないが、謎解きイベントに行った。 やっぱりまだ好きだった。