選択
どの行動を選べば幸福になれるのか。普通なら最適解があるはずだが、変な人ばかりの町では、何を選んでも最悪になるしかないようだ。最適解を考える教訓映画ではなくて、お針子の仕掛けと奇妙さを楽しむ映画。縫うのが得意であるからといって針と糸を使った仕掛けを考えるのが得意ということになるのは非現実的だが。
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
スイスの山中にある小さな町でお針子をしているバーバラは、唯一の肉親だった母を亡くし、譲り受けた“喋る刺繍”のお店は倒産寸前。相談できる友人も恋人もいない。ある日、常連客との約束に遅刻した上、ミスをして激怒させてしまう。店に戻る途中、麻薬取引の現場に遭遇する。売人の男たちは血まみれで倒れ、道には破れた白い粉入りの紙袋、拳銃そして大金の入ったトランク。<完全犯罪(横取り)><通報><見て見ぬふり>の運命の三択がバーバラの頭をよぎる。果たして、お店を守るために彼女が選ぶ未来とは?
© Sew Torn, LLC
どの行動を選べば幸福になれるのか。普通なら最適解があるはずだが、変な人ばかりの町では、何を選んでも最悪になるしかないようだ。最適解を考える教訓映画ではなくて、お針子の仕掛けと奇妙さを楽しむ映画。縫うのが得意であるからといって針と糸を使った仕掛けを考えるのが得意ということになるのは非現実的だが。
タイトル、予告編から、「何これ!」と思わせてくれる、そして期待を遥かに越えてくる、面白い切り口のサスペンス。 そんなバカなと思ってしまうトリックも、実際に再現して撮影しているらしく、映像的トリック無しというのも面白い。
とうとう本日で上映終了のようですが、面白い作品でした。何と言っても見所は、主人公が繰り出す針と糸を使った手わざ。原題はsew torn。ほころびを繕う、とか、破れを繕う、といった意味でしょうか。映画のラストでこの原題を知り、あ、そうか、そうなのか…と思ったのは、主人公が乗る移動縫製車。注文受けてあの車で注文先に行き、その場で服を作るのかと思っていたのですが、そうではなく、呼ばれてあの車で顧客の家に行き、繕いものをするのが仕事なんですね。なるほど。つまり主人公がこの映画で繰り返す手わざは、繕いものをするときの技術の応用なのだと合点がいきました。 遭遇した事態への3つの対処法のいずれもが悲惨な最後となることがわかり、ひとつ前の場面までプレイバック。意地悪な顧客の言葉に反応せず意地悪を我慢しボタンを拾えば、ややこしいトラブルに巻き込まれることなく、お店の立て直し資金さえ入手できたかも、という結末は、シンプルかつ含蓄が深い。前提がそもそも間違っていること、しばしばあることなわけで、現代の教訓話のようでもあります。 (この映画のレビュー、公開直後に書きかけたものの続きを書こうとしたら、消えていました。以前はそんなことなかったのに。勝手に消えてしまうと、再度書く気がしなくなります。映画ランド事務局様、改善してください。)
退屈はしなかったが、そんなに面白いとも思わなかった。まして感動などない映画・・・というのが旧い映画ファンの感想。
匠の手にかかれば即興で驚きのピタゴラ装置が次々とできあがる。主人公は就く仕事を間違えた。天職はエンジニアだと思う。 頑なに自分の手を汚さず他力本願で事をなす小賢しさや咄嗟の思いつきで行動する迂闊さ、大胆な行動を取るクソ度胸な主人公は憎めないキャラクターだった。