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お引越し ポスター

お引越し

4.1 124分 1993年3月20日 公開
ドラマ日本
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あらすじ

京都に住む明るく元気な小学6年生、レンコ。父ケンイチが家を出て、母ナズナとの二人暮らしが始まった。ナズナは新生活のための規則を作るが、レンコは変わっていこうとするナズナの気持ちがわからない。離婚届を隠したり、自宅で籠城作戦を決行したり、果てにはかつて家族で訪れた琵琶湖への小旅行を勝手に手配する…。両親の別居に揺れる少女の心が躍動感たっぷりに描かれる。本作でデビューを飾った田畑智子が画面の中を走る、走る、走る――そのまっすぐな瞳に誰もが目を奪われる。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
相米慎二
キャスト
中井貴一/桜田淳子/田畑智子/須藤真理子/田中太郎/茂山逸平/青木秋美/森秀人/千原しのぶ/笑福亭鶴瓶 ほか
配給
ビターズ・エンド

クチコミ

田畑智子氏がデビュー作とは思えない『じゃりン子チエ』竹本チエのような元気ハツラツとしたレンコを演じており白眉

- 1年前
Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下さんにて「第80回ベネチア国際映画祭」クラシック部門で最優秀復元映画賞受賞した相米慎二監督作品『お引越し』と『夏の庭 The Friends』の4Kリマスター版が《凱旋》公開。上映後には『セーラー服と機関… 続きを読む

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下さんにて「第80回ベネチア国際映画祭」クラシック部門で最優秀復元映画賞受賞した相米慎二監督作品『お引越し』と『夏の庭 The Friends』の4Kリマスター版が《凱旋》公開。上映後には『セーラー服と機関銃』で助監督デビューした黒沢清監督、行定勲監督、瀬田なつき監督、森井勇佑監督、山中瑶子監督、映画ライター金原由佳氏のトークショーも開催。 『お引越し』(1993) 両親が離婚を前提とした別居生活に入り、父親(演:中井貴一氏)が家を出たため、母親(演:桜田淳子氏)とふたり暮らしになった小学6年生レンコ(演:田畑智子氏)の新生活に馴染もうとする少女の揺れる心の葛藤と成長を描いた京都を舞台にしたドラマ。 本作がデビュー作の田畑智子氏がデビュー作とは思えない『じゃりン子チエ』竹本チエのような元気ハツラツとしたレンコを演じており白眉。相米監督『ションベンライダー』『台風クラブ』同様に、ごく短い期間(夏休み)の主人公の成長を見事に体現していましたね。 桜田淳子氏も本作が現時点では最後の出演作。女優としても脂が乗ってきた時期だっただけに惜しかったですね。 本作は海外(フランス)でも人気とのことですがソフィ・マルソー『ラ・ブーム』(1980)みたいに離婚率の高いフランスのお国柄もあるのかもしれませんね。

役者は素晴らしい

- 1年前
相米慎二監督に西洋が追いつくべき時が来ている、 そうである。 リアルタイムで公開時殆どの作品を映画館で観ている者としては (とは言っても評価しているのは『ラブホテル』だけであるが) ほぇ〜?ど、どこが?体育会系の創り方?? としか思えないし… 続きを読む

相米慎二監督に西洋が追いつくべき時が来ている、 そうである。 リアルタイムで公開時殆どの作品を映画館で観ている者としては (とは言っても評価しているのは『ラブホテル』だけであるが) ほぇ〜?ど、どこが?体育会系の創り方?? としか思えないし、正直どうでもよくて (ファンの皆さん、スミマセンね。相米さん、僕は昔から嫌いなんです。) では、どうして今回観たかというと、 桜田淳子さんが観たかった、 ということです。 綺麗で可愛くて、でもメンド臭い女を演じさせたら日本一の桜田淳子さんである。 桜田淳子さんは、こういう役はやはり巧い。 桜田さんの映画なので5回くらい観ているが、 (きっと相米さんにハラスメントレベルでこき使われた) 田畑智子さんが素晴らしく、長年彼女の映画も観ているが 本作は代表作であり彼女の最高傑作であることが今回分かった。 いいのか悪いのかは、わからないが。 4Kリマスターの割にはボヤケた感じで、相米さんの映画って、なんか微妙に(ソフトフォーカスではない)ピントが少しボケているようなルックで、そういう画面や雰囲気が相米さん欲しいんだと思っていて、 でも、リマスターしても少しボケているって、 なに?

tortoise ネタバレ

走る!走る!走る!

- 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

離婚を子どもの視点から描いた物語。最初は「家がふたつあるだけだよ」と軽はずみに受け入れるが、離婚した両親を持つ子への反応などを見ながら事態の深刻さがどんどんと現実味を帯びてくる。レンコの葛藤と、心模様の移り変わりにはガンバレなんて軽い言葉は投げかけられない。ただただ見守るしかできないのだ。 どう向き合えばいいかわからない現実から解放されたい気持ちとともに走り、知らない道をどんどんと突き進む。悶々と自分の両親の離婚と向き合ってきた身としても、あてもなくただ歩いていたくなる気持ちをとっても身近に感じた。 パンフレットを読むと、どうやら森に迷い込む神秘的なシーンは昼に撮影したのを夜に見せかける技術が仕込まれているよう・・・! 劇終盤、「ナズナといっしょにひと晩中契約書を考えた、笑顔になることもだんだんと増えてきた…」というような文をレンコが作文から読み上げると、安堵とともに涙腺がはちきれた。

拒絶と受容のはざまで

- 1年前
走る、殴る、すり抜ける、ムーンウォークも。過激なまでに大人との接触を拒絶する反面、親密なやり取りも入り混じり、感情が揺れるたび、水と炎がひたひたと迫り、彼女に変容を強いていく。 理解しきれず、割り切れない大人の世界に影響を受けながらも、夜… 続きを読む

走る、殴る、すり抜ける、ムーンウォークも。過激なまでに大人との接触を拒絶する反面、親密なやり取りも入り混じり、感情が揺れるたび、水と炎がひたひたと迫り、彼女に変容を強いていく。 理解しきれず、割り切れない大人の世界に影響を受けながらも、夜の湖の暗がりで過去を抱きしめ訣別する。生命感に満ちたラストのアップの表情は、初潮の恍惚に浸る姿にも見える。 「家族の解体」と共同体存続に必須の「通過儀礼」という二つの軸で物語る人類に普遍的なおなはし。

moving

- 1年前
子供の時間の終焉は突然やってくる。二人とも好きなのに、一緒にいられずに別れてしまう両親。それに納得できずに必死に反抗するレン。走り、怒り、籠り、彷徨う彼女の姿を捉えた画面に感情が反映され、リアルから幻想的に変わっていく強烈な一夜の体験を経て… 続きを読む

子供の時間の終焉は突然やってくる。二人とも好きなのに、一緒にいられずに別れてしまう両親。それに納得できずに必死に反抗するレン。走り、怒り、籠り、彷徨う彼女の姿を捉えた画面に感情が反映され、リアルから幻想的に変わっていく強烈な一夜の体験を経てその終焉を抱きしめ自ら寿ぐ場面に切なさと未来への明るさも感じる。 初見だがこういう映画だとは思わなかった。スタッフロールに現在活躍する映画人もいて最後まで見入ってしまった(エンドロールの軽やかさも良い)

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