完全にフランス映画だけれどがっつり黒沢作品
間違いなくホラーなのだけど、「ホラー」という言葉が持つ響きが不似合いな本作。 ゴシックファンタジーというか、ミステリーというか。 夢と現の境目、芸術とエゴの境目、生者と死者の境目…様々な境界線の狭間が描かれている。 永遠を写し撮るダゲレオタ… 続きを読む
間違いなくホラーなのだけど、「ホラー」という言葉が持つ響きが不似合いな本作。 ゴシックファンタジーというか、ミステリーというか。 夢と現の境目、芸術とエゴの境目、生者と死者の境目…様々な境界線の狭間が描かれている。 永遠を写し撮るダゲレオタイプ。 この撮影技法はこれまで全く知らなかったのだけど、確かに永遠で在り続けられそうに思えてくる。銀板に写し出された姿は今にもそこから動き出しそうな雰囲気を醸し出し、見るものを惹き付けずにいられない。 ふと、昔の人が『カメラは魂を吸い取る』と怯えていたという話をふと思い出した。 ゾッとしながらも黒沢清の世界を堪能できる「クリーピー」な作品。