無題
今まさに、 トランプ大統領が 国境の壁を建設しようとしている メキシコーアメリカ間の 不法入国問題にフォーカスした さぞかし社会派の作品かと思いきや、 全く違った。 むしろ‥楽しんだ、うん楽しんだ。 でもこんなつもりじゃなかったのに‥ と… 続きを読む
今まさに、 トランプ大統領が 国境の壁を建設しようとしている メキシコーアメリカ間の 不法入国問題にフォーカスした さぞかし社会派の作品かと思いきや、 全く違った。 むしろ‥楽しんだ、うん楽しんだ。 でもこんなつもりじゃなかったのに‥ という混乱のもと、とりあえず感想を まとめてみようかと思います。 まず、大ファンのガエル・ガルシア・ベルナル。 アメリカに暮らす息子に会うために不法入国を目論む 。 途中、車のトラブルで そのガエルくん属する “チーム国境越えメキシコ人” 15人は、 砂漠のなか 自力でアメリカを目指すことになるが‥。 と、 と、、 突然現れたニーガン!なんだよニーガンおまえ、 「ウォーキング・デッド」でのこと まだまだ恨んでるぞ!ニーガン憎い!! ギタギタにされるまで許さな‥‥ 話が逸れましたスミマセン。 そうです。突如として現れたアメリカ人 (ジェフリー・ディーン・モーガン)は その不法移民たちを説明もなく片っ端から‥。 そこからは逃亡劇のはじまり。 ただ意外や意外。 国としてどう取り締まるとか、 国土安全保障省の動きだとか、そういった背景は皆無で ただただ個人的に移民は許さん= クレイジーな殺人マシンと化したおっさん+犬から ひたすら逃げるという脱出ゲームのような展開に。 無双の殺人マシーン+犬という設定から 「ドント・ブリーズ」を 思い出さずには 居られず、終始緊張感は途切れることもなく。 ただ最後に一騎打ちになったあたりから 無双だったはずの殺人鬼に隙が見え始めるんですよね。 まあもともとサイコな自警野郎という バックグラウンドしか 描かれていないけど。 この“緩まってきた”あたりから 個人的にはコミカルさが伺え、 笑ってしまうシーンも。 まさかの‥ アメリカ社会に対する問題提起だとか 各登場人物の国籍やキャラとしての掘り下げだとか 社会性あるメッセージを与えるべく 構成した作品ではありません。 大雑把に言うなら、移民を見つけたら皆殺しサイコ野郎と 理由あって不法入国せざるを得ないメキシコ人との リアルな鬼ごっこです(ただしメキシコ人は武器なし)。 タフガイ、ガエルくんの高潔で誠実な言動には 救われもしましたが、思い出せば思い出すほど この作品、なんかコミカルなんですよね。 こんな重い情勢をテーマにしておいて このライトさ(人は死んではいるが)、大丈夫なの? って思ってしまうくらいに。 かつて映画界において “荒野”はカウボーイたちが駆け回る 表舞台だった。それが今や不法入国や 麻薬の売買の裏舞台に。 「昔はこの場所も良かった」なんてセリフも出ましたが やっぱり深く掘り下げんでいいな、 と何回めかの思い直しをしました。 アメリカでは批判の声多数とは聞いていますが (そりゃあそうか) 個人的にはとても大好きな作品です。