倉本聰さん、高倉健さん、桜田淳子さん、いしだあゆみさん
パリダカール・ラリーを舞台に日本人の職人気質と人情を、脚本家倉本聰さんにより描かれた大作長編。 上映時間の長さから劇場公開時は鑑賞を避けた。 いつの間に作品を忘れていたが、高倉健さん桜田淳子さん倉本聰さんの仕事が観たくなる度DVDで観て… 続きを読む
パリダカール・ラリーを舞台に日本人の職人気質と人情を、脚本家倉本聰さんにより描かれた大作長編。 上映時間の長さから劇場公開時は鑑賞を避けた。 いつの間に作品を忘れていたが、高倉健さん桜田淳子さん倉本聰さんの仕事が観たくなる度DVDで観ている。 (Blu-rayは商品化しないのか、東宝様。) 高倉健さんが、やはり素晴らしい。 いつもの高倉健でしかないが、存在感が違う。 同郷のヒロイン(桜田淳子さん)との交流に、故郷に背中を向ける前の少年に戻ったかのような表情をする。 『夕ちゃん、See you』と桜田淳子さんに言う健さんの少年のような可愛らしさに驚く。 何回か観賞して、ふと思った。 桜田淳子さんと高倉健さんは『動乱』でも共演しているが、 その時は吉永小百合さんがヒロインだったので健さんと並ぶのは吉永小百合さんだった。 本作の桜田淳子さんはショートヘアスタイルで健さんといると、なんだか江利チエミさんに見えたりした。 昔見た、健さんとチエミさん二人のショットの、健さんの笑顔を記憶している。 その笑顔を本作で見たような気がした。 映画作品としてはTVドラマの脚本。 一休みしながらの方が観やすい。 これだけの長時間を映画枠のなかで観客に集中させるのは難しく、本作には無理があった。 躍動感がない。 いしだあゆみさんは綺麗でファムファタール感は認めるが、彼女のシーンはいちいち長い。 長くする意向はわかるが映画館で観ていたら退屈したかも。 スクリーンの大画面で観たい気もするが、パリダカのシーンも、それ程迫力のあるショットでもない。 観客である私も年を重ねて、倉本聰さんの脚本の人情が染みる。 高倉健さんと桜田淳子さんの演技も心地いい。 本作を観ると感動してしまい、日常のなかでもその感動を思い出す。