楽しく美しい映画
ヌーヴェルヴァーグの女性監督アニエス・ヴァルダ(87歳)と、フォトアーティストのJR(33歳)が、フランスの田舎を巡りながら旅先で出会った人たちの写真を撮り、その顔を様々な場所に貼っていく。 ただそれだけのストーリーなのに、とにかく楽しく… 続きを読む
ヌーヴェルヴァーグの女性監督アニエス・ヴァルダ(87歳)と、フォトアーティストのJR(33歳)が、フランスの田舎を巡りながら旅先で出会った人たちの写真を撮り、その顔を様々な場所に貼っていく。 ただそれだけのストーリーなのに、とにかく楽しくて仕方ない映画でした。 オープニングからもう頰が緩みっぱなし。 それに画面の美しいこと。フランスは農機具も化学工場も貨物列車も美しい、と思えてくるくらいに色鮮やかな画面です。 終盤は主役2人の顔の物語に収束していきます。 そして映画に散りばめられた愛おしい人々や瞬間。 決してサングラスを取らないJR。 眼疾で視界がままならないアニエスの、巨大な眼と足指。 アニエスの友人ゴダールへのオマージュとして、ルーブル美術館の中を疾走する2人。 そしてゴダールを実際に訪ねる最後の下りの感動。 とにかく一見をお勧めします。