邦画の素晴らしさが凝縮
もう戻れない一日を巡る、繊細かつユーモラスな傑作。自然すぎる会話が素晴らしく、キャスティングが抜群。伊藤沙莉さんじゃなかったら成立しない。小さな伏瀬を回収しながら、美しいラストシーンに向かう流れも秀逸。こういう映画を見たいから邦画を見てるんだよね。
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怪我でダンサーの道を諦めた照生(てるお)とタクシードライバーの葉(よう)。2人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じて都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出す。 めまぐるしく変わっていく東京の中心で流れる、何気ないある一日。特別な日だったり、そうではなかったり。でも決して同じ日は来ない。世界がコロナ以前に戻れないように、二度と戻れない愛しい日々を、“ちょっと思い出しただけ”。
もう戻れない一日を巡る、繊細かつユーモラスな傑作。自然すぎる会話が素晴らしく、キャスティングが抜群。伊藤沙莉さんじゃなかったら成立しない。小さな伏瀬を回収しながら、美しいラストシーンに向かう流れも秀逸。こういう映画を見たいから邦画を見てるんだよね。
大人も刺さるラブストーリー。特に大きな波はないが、松居大悟監督らしい感性塊の作品。前作「くれなずめ」には刺さり切れなかったが、こちらは沁みた。 主演二人のなんと自然な演技。惹き込まれる。ニューヨーク屋敷の役割も効いている。ウィノナライダー(あの頃は本当に可愛かった)も尾崎世界観も全て素晴らしい。永瀬正敏もなんか泣ける。 オリジナル脚本映画はこうでなくっちゃ、と心から思う。 そして世の中の人々が普通に幸せでありますように。と願ってしまう(宗教ではないもちろん)。
ネタバレはしませんが…本当に本当にちょっと思い出しただけということがわかるラストに、現実に引き戻される感覚を覚え、それがあること故に、過去数年分の甘酸っぱい体験やその時の葉ちゃんの気持ちや照生くんの葛藤が手に取るようにわかる感覚に…松居大悟監督の繊細な人の感情の描き方の技量が伺える素晴らしい作品です。伊藤沙莉さんの演技力が余すとこなく発揮され、池松壮亮さんの色気が存分に味わえる珠玉の青春映画でした!!!
沙莉ちゃんが好きで見ましたが 良かった! 池松さんて、いいなぁ 絡みが自然で 同じ体験がある訳じゃ ないけれど 似たような場面や気持ちを 私も思い出したり 涙を流すほどじゃないけど 胸がちょっと痛むというか じわじわと苦い懐かしい 気持ちが湧いてきて しばらくちょっと思い出して 感傷に浸ってしまいそうです 高年齢層は余計に 楽しめる気がします 見た方のエピソードが 何かしらに引っかかる 雰囲気のあるいい映画です
観ている間も全く心がキュンキュンしない恋愛映画も 珍しい。 東京テアトル配給のロゴから始まった恋愛映画といえば、 昨年(性欲露骨なカマトト女子と夢を捨てた純情男子の 花束なんとかという)ブリッコ映画を観たと記憶が。 そんなカマトトブリッコ映画でさえ恋愛あるある的な 感情にキュンとした。 なのに、本作は、どうしてなんだ! 全然、恋愛のキュンがない。 憤りでやりきれなくなった。 ああ、タイトルを再確認して分かった。 ちょっと思い出しただけの恋。 大したことのなかった恋、だからだね。 納得。 池松壮亮さんは『DIVE!! ダイブ』から気になる俳優さんで 出演映画は出来るだけ観ている。 東陽一監督の『だれかの木琴』では人妻の心を惑わす美容 師役がセクシーで、男の色気があった。 彼の主演である恋愛映画ならば素敵であって欲しかった。 本作は期待ハズレだった。 伊藤沙莉さんはテレビで観た記憶があり、 (女性が嫉妬しないタイプの女優)という印象が否めず、 あの声からしてタバコと酒焼けした役が似合うだろう、 と思ったら本作。 観客でも伊藤沙莉さんに感情移入できる人は本作の評価が 高まるだろうが、彼女との恋愛を考えられない観客には つまらない映画でしかない。 結局、男に(貴女が運命の人ですボクの子供を産んで ください)と言われないと納得しない女性像はピッタリ だったが、あまりに地味な存在で華がない。 脚本監督の『くれなずめ』が退屈だったので心配したが、 やっぱり。 馴れ合いは描けても、心を掴む演出はまだまだ。 水族館のシーンなんて恋愛映画のテッパンなのに、ときめ きがないなんてビックリを通り越して困り果てた。 恋愛映画を撮るなら恋愛の一つや2つ、ちゃんとしてから 撮ってくださいね。 (次回作は観ないかもしれない。本作にも懲りた。)