素晴らしい作品
太陽の輝き、もどかしい視界、一瞬で頭を置いてかれちゃう音楽、表情と落ち葉、もう全部好き
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『わたしはロランス』などのカナダの俊英グザヴィエ・ドラン監督が、母と息子を題材に描くヒューマン・ドラマ。ギリギリの生活を送るシングルマザーのダイアンは、多動性障害を抱えた15歳のスティーヴと二人で生活している。スティーヴは普段は知的で素朴だが、情緒が不安定な為、突如として攻撃的になってしまう。そんな息子の扱いにダイアンは手を焼いていた。やがて母子は隣の家に住む、今は休職中の高校教師カイラ(スザンヌ・クレマン)と親しくなったことでこれまでの日々に少しずつ変化が生まれていき……。
©︎ 2014 une filiale de Metafilms inc.
太陽の輝き、もどかしい視界、一瞬で頭を置いてかれちゃう音楽、表情と落ち葉、もう全部好き
映像美と音楽がとても良い。
ADHDの息子、母親、隣人の教師、それぞれがむき出しの愛情をぶつけ合う。緊迫感と束の間の開放感のバランスが上手い。 途中の息子の将来を想像する場面とその直後の別れが衝撃的。 子育てって何が正解なのか分からないし、理解しているし愛しているのに傷つけてしまうこともある。親子って難しい。 ラストは希望を求めて走ってく姿に涙が…。 鮮血の美学みたいねって母親が言うシーンはちょっと笑った。
とにかくスティーヴ役(17)のアントワン=オリヴィエ・ピロンが凄い。 全体的に芸術的で色彩が繊細で美しい。ポラロイドのスライドショーを観てるかのようなどこか懐かしい気持ちになる映像に引き込まれる。 ADHDに翻弄されながらも強く生きる愛に溢れる親子の物語、その一方で寂しく哀愁漂う触れたら壊れてしまいそうな儚い作品でもあった。
私には、とても良かったです。二度観ました。「怖い」と感ずる方もいらっしゃったようでした。