Y YUKi 無題
starstarstarstarstar - 9年前
アンドリュー・ガーフィールドや
アダム・ドライバーが遠藤周作原作の超大作に!
2人とも、まさに “ 苦悩 ” が似合いすぎだ。
しかも監督はマーティン・スコセッシ。
という、
とてもミーハーな動機で 観に行ったものの‥
まず日本の俳優陣の… 続きを読む
アンドリュー・ガーフィールドや
アダム・ドライバーが遠藤周作原作の超大作に!
2人とも、まさに “ 苦悩 ” が似合いすぎだ。
しかも監督はマーティン・スコセッシ。
という、
とてもミーハーな動機で 観に行ったものの‥
まず日本の俳優陣の演技力に圧倒されました。
タイトルは「沈黙」。もしかしたら日本人は
こういったハリウッド大作において
じりじりとした“静”の演技を要されるとき、
いちばん存在感を放つのかも知れない。
だって派手なアクション大作に出てくる日本人って
どこかコント的なこと多くないですか‥。
そうさせなかったのはもちろん監督の手腕でもある。
例えば、登場する日本人のセリフのほとんどは英語ですが
日本語セリフにはきちんと長崎の方言まで
取り入れてあるんですよね。細かい。そして丁寧。
個人的にはモキチ役の塚本晋也、近年では
さすが「野火」作って主演しただけあるなあと。
塚本晋也ってどれだけ過酷な境遇を演じても
なぜか存在が美しいんですよね。目が澄んでいるというか。
わたし内の助演男優賞です。
イッセー尾形のアメとムチ的な陰湿演技も素晴らしかった。
あの笑顔の使い方、とてもクレイジー。
それはもうゲイリー・オールドマン並みに。
終始この作品のキーとなるキチジローは言うまでもなく。
彼を通しての観客への問いかけがとてもリアル。
ただのズル賢いやつでは済まず、最終的には
最も純粋で人間くさいのは彼ですよね。
もうね、ある意味主役の域。
窪塚洋介はもうハリウッドを起点にしたら良いと思う。
ビジュアル的にもハリウッド俳優と並んで全く見劣りしないし。
‥と、言い出したらキリがないくらいの
演技クオリティーでした。
テーマがテーマだけに誤魔化しが効かないから
余計に冴えるんですよね。
信仰とは、 神とは、理念とはなにか。
キリスト教と縁のある生活すらしていないわたしには
宗教としてどう捉えて良いのか理解できない点も多かった。
でも、息を潜めて暮らさなければならないほどの
社会的弱者= キリシタンが、目の前で
あれほど惨たらしく命を奪われたら
宗教なんて単なるパッケージでいいや、もういいや、
人間の命の重さに値するほどの神なんて存在しない、
形式なんて形式として踏もう、転ぼう、と
あっさり思ってしまう。
禁教令下の江戸初期が舞台でありながらも、
迫害されたキリスト教がベースでありながらも、
描かれているのは結局のところ人間性だった。
だから、なんの宗教信者でもない観客
=自分 (いわゆる中立的存在)でも
感情移入要素が大きかったんじゃないのかなと。
キチジローに対して主体感を抱いたのも
彼が実のところ敬虔なクリスチャンでありながら、
「どっちなんだ」と疑わせる中立的な描写があったから
だとか思う。
この作品、タイトルに反して
聞き逃せない多めのセリフとナレーションが
作品の重厚感を増しているので
鑑賞後の疲労感も感じましたが、
こうやって拙いまとまりのない感想を
書いていても少し疲れる感覚が。
それほど重い作品です。
余談ですが、役作りのために減量した
さらにガリガリのアダム・ドライバー。
その姿、登場しただけで
ひどい目に遭わされる感が漂いすぎて
スクリーン上に居ない間、心配で心配で‥。
今回は、役に“こじらせ要素”がないところも
新鮮で新鮮で‥笑。
あとは、序盤でアンドリュー・ガーフィールド、
アダム・ドライバー、窪塚洋介の3人が
共演していることに対してアガりました。
とてもミーハーな視点で、感極まりました。
はあ‥。観られた方、話しましょ!
とても良い意味で疲れましたよね。
y yoppy スコセッシの意地を見た
starstarstarstarstar - 9年前
物や情報が溢れている現代とは違い、生きることに必死な毎日を送る人たちにはシンプルに何かを信じ、時には赦しを乞い、神という偶像が必要だったのだろうなと思う。みんな救われたいんだよね。
現代社会なら100人中95人はキチジローと同じ行動をする… 続きを読む
物や情報が溢れている現代とは違い、生きることに必死な毎日を送る人たちにはシンプルに何かを信じ、時には赦しを乞い、神という偶像が必要だったのだろうなと思う。みんな救われたいんだよね。
現代社会なら100人中95人はキチジローと同じ行動をするだろう。そんな今だからこそこの作品が作られ、公開された意味を感じた。
冒頭とエンドロールに流れる自然の音こそがこの作品を物語っているようでとてもよかった。
個人的には、塚本晋也監督が素晴らしかったのと、近頃見逃しがちだった浅野忠信の演技がとてもよかった。リーアムは大好きだから無条件に良い。
構想28年、、スコセッシの意地を見た。
b bouz09 信仰、存在、破戒無慙。
starstarstarstarstar - 9年前
ひさびさに半年間上映を待っていた作品。遠藤周作、マーティンスコセッシ、窪塚洋介。
期待を裏切らない。
自分だったらどうするだろう、どうしてただろう、どうするべきなんだ、どうしたらいいんだ、と上映中に何度も自己に問いかけてしまうが、答えが出ない。
「信仰」という日本人には距離感のある言葉が、この映画を通して目の奥に焼き付けられる。素晴らしい作品。
も もくず 素晴らしかった
starstarstarstarstar - 9年前
とにかく最初から最後まで一貫してブレがなく、長く感じさせない
アンドューガーフィールドの持ちうる魅力が遺憾無く発揮されていて
他の俳優、日本の俳優陣の配役が完璧
海外の監督がとったとは思えないほどナチュラルに日本を描いていて、日本に見て欲し… 続きを読む
とにかく最初から最後まで一貫してブレがなく、長く感じさせない
アンドューガーフィールドの持ちうる魅力が遺憾無く発揮されていて
他の俳優、日本の俳優陣の配役が完璧
海外の監督がとったとは思えないほどナチュラルに日本を描いていて、日本に見て欲しいというメッセージも感じる
内容はとても考えさせられる
今の時代に通じるものがある
映画を見た時に原作者は何故この話を書いたのか、監督はなぜ映画化したのか
考えていただけたらな思う。
私もこれから考えます。
m mamorunner 良かった
starstarstarstarstar - 9年前
が、当時の日本人はあんなに英語をペラペラと喋れたのだろうか?
でも観入ってしまった。
e em8627 boltネタバレ
エンタメ性皆無
starstarstarstarstar - 9年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
本当に150分目も逸らさずに楽しめた人がいるのだろうか?正直な話、スコセッシってこんな感じだったっけ?と思わせるほどのテンポの悪さ、抑揚のなさが際立つ映画だった。2時間半もあるんだから、多少原作に脚色して緊張感のあるところ、ないところの差をつけても良いのでは?ずっと一定 の緊張感が続いているのはよいけど、締まりがないし見ているほうは疲れる。ちなみに細かいところまで原作に忠実だったのは、原作に引き込まれた筆者としては好感が持てたが、悪い意味で原作に非常に忠実だったからこそ、映画としてのエンタメ性が失われたのではと思う。イッセー尾形の演技は最高なんだけど、イノウエさまってもっと怖い人だよね?意地悪ジジイを強調せず、朗らかさに潜む残忍性を描いて欲しかったなと個人的に残念に思う。
悪い映画じゃないけど、もう一回見るくらいなら小説読む。重厚感を味わいたい人は、映画ではなく小説をお勧めします。
こ こゆび 考えさせられる
starstarstarstarstar - 9年前
拷問シーンが見ていて辛かったけど、これが日本の歴史。
信仰の自由が当たり前な現代では考えられないけど、まさに命をかけて神を信じていたんだなぁと。
観て損はない映画ですね。
ノ ノエ スコセッシらしく無いテンポの悪さ
starstarstarstarstar - 9年前
この映画におけるクライマックスを終えてからのエピローグを何故あんなにも盛り上がり無くダラダラと続ける必要があったのか。
グッドフェローズやウルフオブウォールストリートの素晴らしい編集のテンポ感は無く、
無駄に長い印象がエンドロールの終わりま… 続きを読む
この映画におけるクライマックスを終えてからのエピローグを何故あんなにも盛り上がり無くダラダラと続ける必要があったのか。
グッドフェローズやウルフオブウォールストリートの素晴らしい編集のテンポ感は無く、
無駄に長い印象がエンドロールの終わりまで拭えなかった。
宗教としての在り方や弾圧を小さな集落にフォーカスしてノワール的な情緒の中描いた切り口は面白いアイディアだが、
日本の歴史上におけるキリスト教弾圧についてはそのドラマ性が際立つ場面がもっとあったはずと個人的には思ってしまった。
(原作読んでないから何とも言えないけど)
海外有名監督が日本の歴史を描く時にいつも感じる
“どこか腑に落ちない”
印象をやはりこの映画にも感じたのは、
日本人が歴史教育の中で語られる最初の宣教師や島原の乱や天草四郎を、マーティンスコセッシより強烈にドラマとして頭の中にインプットしているからしょうがないのかもしれない。
な なかたつ 人は変わらない
starstarstarstarstar - 9年前
弾圧、する側、される側、双方に言い分は有る。
どちらも絶対悪ではあり得ない。
自己の信じるものを良しとして勧める人、押し付けを拒む側。
現代も何ら変わらない
K KUBO 神はなぜ「沈黙」を守るのか?
starstarstarstarstar - 9年前
今日は遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督「沈黙 –サイレンス–」を見てきました。
江戸時代初期、激しい切支丹弾圧で棄教したという噂の師に会うために、決死の覚悟で長崎に渡った若き宣教師ロドリゴの物語。
日本に渡る2人の若き宣教師にア… 続きを読む
今日は遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督「沈黙 –サイレンス–」を見てきました。
江戸時代初期、激しい切支丹弾圧で棄教したという噂の師に会うために、決死の覚悟で長崎に渡った若き宣教師ロドリゴの物語。
日本に渡る2人の若き宣教師にアンドリュー・ガーフィールドとアダム・ドライヴァー。「お前たちは日本に渡る最後の宣教師だ。2人の軍隊だ。」と言われて送り込まれるのだが、アメイジング・スパイダーマンとカイロ・レンだし、すごいタッグ! 棄教したとされる2人の師に当たる宣教師にリーアム・ニーソン! 新旧SWキャストの共演でもある。
主演のアンドリュー・ガーフィールドがいい! トビー・マグワイアもそうだったけど「スパイダーマン」俳優は辞めたあと演技派に開眼するよね。日本でも「仮面ライダー」出身のいい俳優が多いけど、ハリウッドでも登竜門かな? 本当に複雑な役を体当たりで演じている。
ほとんど日本で撮られてるこの作品の良いところは、ちゃんと日本が日本であるところ。当たり前だけど、たいていの洋画だと今でもおかしな日本語を喋る変な日本人が出てきたりして興ざめすることが多いが、この作品は大丈夫。逆に英語上手すぎ(^^)。農民も侍も発音の悪い(わざとでしょう)英語をペラペラしゃべる。
日本人キャストでは、裏切り者ユダに当たる役を演じる窪塚洋介がいい。心の弱い、宣教師を振り回すキーパーソンに、窪塚の泳ぐ目がピタリとはまる。もう1人、注目を集めてるのは浅野忠信だろうけど、私はそれよりイッセー尾形を推します! イッセー尾形演じる悪代官のような井上様の怪演は絶対記憶に残る。宣教師を助ける農民モキチ役の塚本晋也(監督)の演技も素晴らしい。
他にもすごいチョイ役で加瀬亮とか、小松菜奈とかも出てますが、マーティン・スコセッシ作品だとエキストラ程度の扱いなのね、とビックリ。
激しくキリスト教が弾圧される世界で、神はなぜ「沈黙」を守るのか? 自らの宗教を捨てなければ、罪もない信者が殺されてしまう時、ロドリゴが下す決断は?
キリスト教信者の人には究極の問題なんだろうが、「そんなもんいないし」とあっさり思えてしまう仏教徒の私には、もう一つ切実には感じられないのが残念。それでも宗教と神を見つめ続けたマーティン・スコセッシ渾身の大作。ずっしり見応えはあります。
s sryuichiro ロドリゴに重ねられたのは誰か?
starstarstarstarstar - 9年前
江戸初期の長崎、島原天草の乱を経て強まるキリシタン弾圧の中、恩師フェレイラ神父の
棄教の真偽を確かめるためロドリゴは海を渡った。今、若き神父の地獄巡りが始まる。
監督/マーティン・スコセッシ『タクシードライバー』『最後の誘惑』
脚本/マー… 続きを読む
江戸初期の長崎、島原天草の乱を経て強まるキリシタン弾圧の中、恩師フェレイラ神父の
棄教の真偽を確かめるためロドリゴは海を渡った。今、若き神父の地獄巡りが始まる。
監督/マーティン・スコセッシ『タクシードライバー』『最後の誘惑』
脚本/マーティン・スコセッシ、ジェイ・コックス『ギャング・オブ・ニューヨーク』
原作/遠藤周作「沈黙」
劇中で引用された使徒ペドロにフォーカスし、この作品をレビューします。
【鶏はなぜ鳴くか?】
"私の羊たちを牧しなさい" ペドロに語ったイエスの言葉、ヨハネ書21章より
マカオから日本へ発つ直前、ロドリゴはこの言葉を呟き「なんて愛ある言葉だ!」と感嘆
する。この文言の何が愛なのか?ロドリゴを待ち受ける苦難とどう繋がっているのか?
ペドロとは十二使徒の一人。情熱的な人物でイエスから愛された一方、弱さも度々見せて
います。その最たる例がイエスが処刑される前夜の出来事です。
ユダ・イスカリオテの裏切りでイエスがローマ人に捕らわれた時、弟子たちは散らばって
逃げていきます。しかしペドロはこっそりイエスの行方を追うのです。真夜中、イエスが
尋問を受けている頃、ペドロは外で待っています。
その数時間前のやり取りがマタイの書26章にあります。
"31 それからイエスは彼らにこう言われた。「今夜,あなた方は皆わたしに関してつまずくでしょう。『わたしは牧者を打つ。すると,群れの羊は散り散りになるであろう』と書いてあるからです……33 しかしペテロ(ペドロ)は答えて言った,「ほかのみんながあなたに関してつまずいても,わたしは決してつまずきません!」 34 イエスは彼に言われた,「あなたに真実に言っておきますが,今夜,おんどりが鳴く前に,あなたは三度わたしのことを否認するでしょう」"
ペドロは「自分は絶対に"転ばない"」と言っているのです。
そして真夜中が過ぎ、夜が明ける頃。
"69 さて,ペテロは外で中庭に座っていた。すると,ひとりの下女がやって来て,「あなたも,ガリラヤ人のイエスと一緒にいました!」と言った。 70 しかし彼はみんなの前でそれを否定し……71 彼が門舎のところに出て行くと,別の女が彼に気づき…「この人はナザレ人のイエスと一緒にいました」と言った。 72 すると,彼は再びそれを否定し…73 しばらくのち,周りに立っていた者たちが寄って来て,ペテロに言った,「確かにあなたも彼らの一人だ…」。 74 その時,彼は,「わたしはその人を知らないのだ!」と[言って],のろったり誓ったりし始めた。するとすぐにおんどりが鳴いた。 75 それでペテロは,「おんどりが鳴く前に,あなたは三度わたしのことを否認するでしょう」と言われたイエスのことばを思い出した。そして,外に出て,激しく泣いた。"
ペドロは"踏み絵を踏んだ"。それも三度。己を恥じ、その弱さと惨めさに泣いた。
もう弟子ではいられないと思ったかもしれない。居場所がないと感じたかもしれない。
そんなペドロの前に復活したイエスが現れる。一緒に魚とパンの朝食を食べ、イエスは尋
ねる。「あなたはわたしを愛していますか」。「愛しています」とペドロ。イエスはもう
一度同じ事を聞く。それから更にもう一度。イエスは三度聞いた。ペドロは三度答えた。
主を否定した数だけ主に愛を伝えたのだ。そしてイエスは言った。
"わたしの小さな羊たちを養いなさい"
若きロドリゴに訪れる最後の試練。原作者とスコセッシはロドリゴに誰を重ねたのか。
【この映画はハッピーエンドか?】
『最後の誘惑』さながらの展開が待ち受けるエンディング。キリストには許されなかった
生き様を辿るロドリゴのラストはハッピーエンドなのか?
"18 きわめて真実にあなたに言いますが,もっと若かった時,あなたはいつも自分で帯をして,自分の欲する所を歩き回りました。しかし年を取ると,あなたは手を伸ばし,ほかの[人]があなたに帯をさせ,あなたの望まない所に連れて行くでしょう」。 19 これは,[ペテロ]がどのような死によって神の栄光を表わすかを示すために言われたのである。"
ヨハネの書21章より
参照 New World Translation of the Holy Scriptures
窪塚洋介のキチジローとアンドリュー・ガーフィールド演じるロドリゴの関係性が[ユダ
とキリスト]のみならず、[ペドロとキリスト]、また時に[キリストとペドロ]に反転
さえする何層にも重なる構図によって人の弱さ、強さ、醜さ、惨めさ、美しさを炙り出し
た本作。同じくガーフィールドが信仰を貫き武器一切ナシで太平洋戦争下の沖縄戦へ突っ
込んでいくメル・ギブソン監督作『Hacksaw Ridge』への期待も大です。
全てのシーンが美しく、緻密に計算され、互いに呼応し合い、自身の人生も重ねて、常に
"語り続ける沈黙"をスコセッシが描ききった壮絶なドラマ『沈黙 -SILENCE-』でした。
k kurogoma726 宗教とは?
starstarstarstarstar - 9年前
宗教心とは一体なんだろう?他人の命を犠牲
にしてまで大切にするものなのだろうか?
最後は踏み絵に屈して何人かの命を救ったが
心を曲げてしまったのだろうか?
いや違う。最後までペンダントを持ち続けて
いたことから形だけの打算だったのだ。
宗教ってこんなに融通の効かないものなのだろうか?改めて信心について考えさせられました。
ゆ ゆきがめ 素晴らしかった
starstarstarstarstar - 9年前
このお話、凄いですね。私、この原作は読んでいないのですが、原作も凄いんだろうなぁ。遠藤周作先生でしょ。腰を据えて読まないと、本に飲み込まれそうですね。この内容は、マジで凄いと思いました。
キリスト教だけじゃなく、神って、何なんでしょうね… 続きを読む
このお話、凄いですね。私、この原作は読んでいないのですが、原作も凄いんだろうなぁ。遠藤周作先生でしょ。腰を据えて読まないと、本に飲み込まれそうですね。この内容は、マジで凄いと思いました。
キリスト教だけじゃなく、神って、何なんでしょうね。十字架や仏像、お経に神様は居ない訳だし、偶像を崇拝するのは、間違っていると私は思っています。だから、踏み絵なんて気にせずにやってしまえば良いと思うのですが、出来ないんだろうなぁ。だって、昔は圧倒的に情報量は少ないし、何かあれば、呪いだとか罰が当たったとかの時代でしょ。それは怖いよね。踏んじゃったら、何があるか分からないもん。でも、死ぬよりマシなんだから、踏むべきだよと思うのは私だけなのかな。
日本の立場としたら、キリスト教が入って来たら、やっぱり禁止したくなりますよ。だって、その時代は天皇が神なんだから、神が何人も居ては困るでしょ。統率が取れなくなってしまいます。天皇が神と思われなければ、その任命を受けた”将軍”も何の力も無くなってしまいます。それは日本のシステムの崩壊に繋がるから、それは困りますよね。
それにしても、残酷な事をしていたんだなと思いました。仕方ないとは思いながらも、そこまでやらなくてもって言うほど虐殺していたので、驚きました。特に、海辺に十字架で3人並べられて処刑される場面は、まるでキリストの殉教と同じだと思いました。
マーティン・スコセッシ監督、よく、こんな素晴らしい映画を作ってくださいました。海外の方には、日本においての神の在り方は、あまり理解出来ないかも知れないけど、日本人であれば、この宗教に対しての微妙な考え方が理解出来ると思います。日本は国全体が、天皇教という宗教だけだったのだから、そこに入って来た異教を許すと、国のシステムが壊れてしまう。だから弾圧したんだけど、あの時代なら、私は、それは正解だったんじゃないかと思ってしまいます。
その歴史観とは別に、神というものの在り方は、日本の作家だからこその、冷静な分析だと思いました。だって、キリスト教国の人が書いた小説なら、神は絶対だし、ベタベタに信じている訳でしょ。それに告会をすれば何でも許されると思っているのって、甘すぎると思いませんか?神は何でも許してくださるらしいけど、人間は許さないからね。酷い事をすれば、必ずその報いは受けなければならないのが常識でしょ。反省は猿でも出来るのよっ!舐めた事やってんじゃないっつーの。あ、スミマセン。(笑)
最後に、日本人俳優の方々、素晴らしかったのですが、特に、キチジローの窪塚くんと、村人の塚本監督、凄かったです。二人はあまりにも凄まじくて、惹き付けられました。窪塚くん、これからハリウッドに使われて行くんでしょうね。日本のジョニデだよ。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。私は、凄く感動しました。やっぱり、日本の昭和の作家って、凄いなぁ。改めて、その実力に脱帽でした。恥ずかしながら、原作を読んだことが無かったので、これから読みます。長い映画だけど、ぜひ、観に行ってみて下さい。
s starling boltネタバレ
究極の選択を迫られた人の行動
starstarstarstarstar - 9年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
とにかく観ている間ずっと体に力が入り、硬直した状態が続く作品です。
しかも2時間42分という長尺のため、観終わった後の疲れは相当なものでした。
ある程度の覚悟はしたつもりで観てもこれだけ消耗するのだからこの作品の威圧感は相当なものだと思います。
一瞬たりとも気の抜く場面の無い緊張感のある作品で静かながらもパワーの感じる作品のため、観ている客として真正面から受け止め本気で鑑賞しようと感じました。
一般受けや興行収入的にはイマイチかもしれませんが、観た人の心には必ず残るであろう素晴らしい作品に出会えた気がします。
お恥ずかしい話ですが小説は読んだ事がありません。
キリスト教弾圧という史実やキリスト教の教えについての知識もほぼ持ち合わせていないため終始衝撃的な場面ばかりでした。
切支丹弾圧のため弱い村人たちを次々と捕まえ目を覆いたくなるような公開処刑が続きます。
日本という国を守ろうとする役人たち、無情にも身を潜め怯えて暮らす民衆、時代に翻弄され手も足も出ない宣教師。
戦争同様に誰が悪いという訳ではなく、自分たちを守ろうとするが故の行動で自らを追い込み逃げ場を失っていく。
人命を取るのかそれとも信仰心を貫き通すのか。
俺には計り知れない葛藤が彼らの中にはあり、苦しめられ追い込まれていく様は観ていて胸が締め付けられるような気持ちになりました。
またそんな世でも上手く立ち回る人も描かれておりますが、やはり彼なりの葛藤と罪悪感が付きまとい苦しめられる。
一部の人を除き現代は、昔と違い宗教に対しての信仰心は希薄化しているのかもしれません。
しかし、この作品を通して人として何が大切なのか、自分だったらどのような行動をするのかという事を改めて考える良いきっかけになると思います。
クライマックスの出棺シーンはここ近年一番切ないシーンでした。
そしてその余韻を引きずり放心状態で流れてくるエンディングロールの演出を観ながらこの作品のタイトルでもある「沈黙」が意味しているものを自分なりに解釈しつつ、作品としての出来に鳥肌が立ちました。
c chan-mii 静
starstarstarstarstar - 9年前
音楽で観る側の気持ちを掻き立てるのではなく、ナレーションと役者さんの演技で内容に入り込めました。
生きる為、人の為、使命の為、信じているものの為、大切なものを守る為の選択を強いられ、最初はキチジローの選択をズル賢いしと弱い人間だと思ったけど… 続きを読む
音楽で観る側の気持ちを掻き立てるのではなく、ナレーションと役者さんの演技で内容に入り込めました。
生きる為、人の為、使命の為、信じているものの為、大切なものを守る為の選択を強いられ、最初はキチジローの選択をズル賢いしと弱い人間だと思ったけどストーリーが進むにつれ、自分だったら…と考えさせられました。ロドリゴの心の葛藤がとても伝わってきて感極まり涙。
「人間にとって本当に大切なものは何か」…表向きな事ではなく自分の内にあるものなのかなと。