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寺山修司が唯一遺した同名長編小説を『二重生活』の岸善幸が前後篇の2部作で映画化。つて、母に捨てられた新次(菅田将暉)は兄のように慕う劉輝と共に詐欺に明け暮れていた。そんなある日、彼らは仲間の裕二らにより襲撃されてしまう。そして 2021年新宿。行き場のないエネルギーを抱えた新次は劉輝を半身不随にした裕二への復讐を誓っていた。一方、同じ新宿で吃音・赤面対人恐怖症に悩む”バリカン”こと健二(ヤン・イクチュン)はいつも通り床屋のティッシュ配りをしていると、ひょんなことから新次と共に′′片目“こと堀口(ユースケ・サンタマリア)からボクシングジムへと誘われる。言われるがままボクシングジムを訪れた2人は、それぞれの想いを胸にトレーニングを始める。新次はボクシングで裕二への復讐を果たすため。バリカンは内気な自分を捨てるため。試合を重ね、徐々に名を挙げて行く新次に対し特別な感情を抱くようになっていく健二。そのさなか、新次は宿敵・裕二との戦いに挑む。一方、バリカンもまた大きな決断を下し、新次との関係が変わろうとしていた......。
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よくわからない。菅田のアカデミー賞主演男優賞はじめ、数々の映画賞である。一つの仮説として、「後編」では、共同主演のイク・チヤヌクが主演だから?ではないかと思い見ていたが、チヤヌクの出番は増えても、やはり菅田も主演の映画である。AIの回答で、は10月公開の前編のみ賞レースエントリーだったたから。みたいな答えだが本当だろうか? 木下あかり、モロ師岡、高橋和也と、頑張った順のような、クレジットも印象深いが、出演者全員の「業」の深さが極立つ。木村多江の吐くセリフは、コレが言えるからこの人はほかのおばさん女優とは一線を画す。河井青葉はどう見ても40歳以上の役だが、この撮影の時33歳ぐらいだ。 いつか配信で見れるという完全版もみてみたい。
後編の2時間半では、この問いが問われ続けている、といっても過言ではないとおもう。 まず、前編で描かれていた人間関係のもつれやくずれに対して、後編では切々とそのこたえを求めてくる。 新次と母親、昔の仲間、芳子。健二と父親。芳子と母親。。。 そして、新次と健二。 なんのために戦うのか。なんのために生きるのか。 2時間半、画面の向こう側でその問いにがむしゃらに向き合おうとする登場人物たちの姿がとてもとてもまっすぐで、切なく、心がうち震える。 格闘シーンも前編に何倍も増して迫力があり、手に汗握り、一瞬たりとも目が、神経が、離せなかった。 そしてラストシーン。 新次と健二のみちびくこたえに、そのこたえを体現しようとする姿に、涙がとまらなかった。 まっすぐで力強くて、あたたかくて、切ない。
バリカンとの試合前あたりから、理由のわからない涙がでてきた。 可哀想とか悲しいとかそういうはっきりした理由が分からずに泣いてしまった映画は初めてでした。 ??と思うような突っ込みどころもいくつもあったけど、それを差し引いてもやっぱり素晴らしい映画でした。
前編に続き、社会情勢を表したかったのか政治的メッセージと捉えられかねないシーンが多くウンザリ。 ラストに関しては、非現実的な事を残念に思う人もいるようである。 ただ私は、原作にも言える事だが表現として充分にありだと思う。 自衛隊絡みの話やデモ等のこじつけ部分が最小限に抑えられていれば(どれもチープで映画を壊しているとしか思えない)とても良い映画であったと思うから残念でならない。
前編に続き熱い! 菅田くん、ヤン・イクチュンさん、山田裕貴くんのボクシングシーン、魂のぶつかり合いに心を打たれました。 しかし、そのボクシングシーン。 きっとドラマ性を全面に打ち出したかったからなのでしょうが、明らかにTKOなはずなのにレフリーは黙って見てるだけというシーンが多すぎました。 俳優さんは素晴らしかったのだから、ボクシングシーンも徹底して本物を追求欲しかったです。。 そういったシーンに邪魔され、あまり入り込めませんでした。残念です。 ただ、菅田将暉という俳優は次元が違いすぎます。 素晴らしかったです。
前後半合わせて5時間! これでもかっ!!と言うぐらい濃い濃いストーリー。ボクシングシーンも最高。 主役2人だけで無く、脇を固めた素晴らしい役者陣。エンディングは何分のシーンなんだろうか?全く時間を感じさせず、これでもかっ!これでもかっ!と。 どういうエンディングでも受け入れる覚悟で無批判に引き込まれていく。 終わった時はグッタリとして、他のお客さんもエンドロールの最後の最後まで、誰一人として席を立たずにいた。 いつまでも終わらないセックスのように何度も何度もイッては立ち、イッては立ち、最後に果てる。最高のセックスのような映画でした‼️
こんなことあるわけないじゃんっていうのが多すぎる
ボクシング映画の中では最高作品
バリカンとの試合、2人はリングに立つことを答えとして選んだ。結果現実の世界で見たら死んでしまうという悲しい結末かもしれない、けどその悲しい結末を、これでいいのだと思わせるくらいの力強い新次の意思や決意を感じさせられた。
心にズシッとくる映画。ボクシングシーンは見ていて痛みを感じるくらいのリアリティー。見応えのある映画です。この映画で菅田将暉さんが日本アカデミー賞主演俳優賞を獲得したのは納得。
後編の見どころは、ボクシングシーン。 やっぱり寺山さんは天才だったと感じる。
シンジvsユウジの戦いが好きです
前編、後編両方とも見ました。ボクシングの知識もなくて、どちらかと言えば怖い印象の方が強かったんですけど、裕二戦はものすごい熱量を感じました。 登場人物みんなが重たいものを背負っていて、それで、自分にはこれしかない!ってもので戦っていく。そういう真っ直ぐなものをみれて、ほんとうによかった。すごく感動しました。エンドロール後も涙が止まりませんでした。この映画を知ることができて、ほんとによかったです。 映画をきっかけに、これまで知らなかったいろいろな世界を知ることができるということを思い知らされた作品です。
前編とは異なっただんだん笑えなくなる空気感。ホストユースケで吹き出した前編が懐かしくなるバリカンの本気。彼の涙につられて、何の感情なのかわからない涙がでてきた。寺山修司作品は以前も拝見したことがあるが、説明しづらく受け止めづらく、でも熱く熱くその熱さにジリジリとやられる。自殺防止サークル等はだんだん脇にやられ何だったんだあれは?と一瞬回顧しつつ。新次の絶望と怒り、バリカンの憧れと強さ。様々な感情がぶつかり合うリングが熱く、泥くさく、眩く、黒ずむ。あの闘いは、あの場所に居て見たかった。そう引き込まれる強さがそこにあった。
新宿新次とバリカン健二の戦いには感動した! ただ最後死んじゃうんだとびっくりした
観た後に心臓にずっしり来るような重量感。 ラストの試合に全てが詰まっていました。
復讐心に囚われた新次、自分を変えようともがいて新次と袂を分かつ健二、そして最終対決へと突き進む怒涛の後編。 前編が希望と再生の物語だったので熱く感じたが、後編は喪失がテーマであるので、どこか物悲しい。 ボクシングシーンが多いのにも関わらず、その描写にリアリティを欠いている点が気になったので、その分マイナス。
前編は良かったんだけどなー 後編、、、 んーーー 殺す必要あったかな?? 終わり方が残念すぎた。
ふ〜。見終わって、ため息をついて、どっと疲れた。こんなに緊張感を感じながら映画を見ることもそうそうない。すごい熱量の映画だった。 やっぱり、これは基本「あしたのジョー」ですね。シンジとバリカンの関係も、ジョーと力石の関係と役割をずらしながらの鏡合わせというか。愛し合いながら、憎み合うというか、闘うことで自分のアイデンティティを保てる関係というか。最後のシンジも「ジョー」に見える。寺山修司って、この小説の発表後に「あしたのジョー」の主題歌を作詞してるけど、単なる偶然にしては出来すぎている。梶原一騎がパクったか? 核になる2人の関係は、今の時代では考えられないほど熱い「昭和」のノリだけど、そのストーリーの中に散りばめた小ネタとは呼べないほどのテーマがてんこ盛り。 震災による被災者の仮設暮らしの問題、東京電力の原発事故、海外派兵から帰国した自衛官の自殺問題、攻撃能力のあるドローン、「社会奉仕プログラム法」という近未来を予想した奨学金と引き換えの数年間の兵役、老人介護の問題などなど、よくこれだけ詰め込んだ、と言いたいほど。詰め込み過ぎて5時間超、まとまりも欠いている感もあるけれど、こういうの嫌いじゃない。いや、かなり好き! きっと岸善幸にとって本作は、園子温にとっての「愛のむきだし」のように語られるようになるだろう。 それにしても、菅田将暉も、ヤン・イクチュンも、もひとつ付け加えると木下あかりも、本当にすごいテンションで体当たりの演技! 設定的には、それぞれの親子に偶然が重なりすぎてリアリティはないはずなんだけど、それを有無を言わさぬ演出と演技力で圧倒的に引き込まれるという、本当すごい熱量! ボクシング小ネタ的には、クロスカウンターだの、両手ぶらりだの、どう見ても矢吹ジョーだし、ヒットマンスタイルからのフリッカーなんて間柴だし、抱えて投げるのは亀田大毅! かなり笑える。 「生きてる。一番美しい、一番汚い国で、俺たちは生きてる。」 「僕はここにいる。だから愛してほしい。」 闘うことでしか自らのアイデンティティを求めることができない不器用な男たちの物語。 ラストシーンも賛否両論必至! 今年一番熱い映画でした。